2016年07月23日 公開

夏の夜の風物詩♪ 美しい花火の起源を知ろう!

夏の夜の風物詩と言えば花火ですよね。漆黒の空に広がる色とりどりの大輪の花はとても美しいものです。今回は、日本の花火の起源や世界の花火文化など、花火がどのようにして発展していったのかを中心に、オススメの花火大会のご紹介もしていきます!

夏の夜の風物詩と言えば花火ですよね。漆黒の空に広がる色とりどりの大輪の花はとても美しいものです。今回は、日本の花火の起源や世界の花火文化など、花火がどのようにして発展していったのかを中心に、オススメの花火大会のご紹介もしていきます!

日本の花火の起源は? いつどこでつくられたの?

 (12035)

花火の起源は諸説ありますが、紀元前3世紀ごろの中国だと言われています。
日本に花火が登場するのは16世紀。種子島へ鉄砲が伝わったとき以降とされていますが、確かな記録は残っていません。

はじめはもっぱら戦の道具として使われていた「火薬」が、江戸時代になり世の中が平和になると、「花火」へと変化していき、最初の花火専門店「鍵屋」や「玉屋」が登場したのを皮切りに、庶民の花火文化は本格的に花開いていきました。

時代劇などで花火を打ち上げるさいに観客が「たまやー! かぎやー!」と声をあげるのは、花火のお店の名前から来ているのです。

世界の花火文化の起源は? どこで作られたの?

 (12038)

花火は13世紀以降、中国からヨーロッパ諸国へと伝わりました。
主な生産地はイタリアで、打ち上げ花火の大部分はここで発明されたと言われています。

最初は王侯貴族たちの権力の象徴として使用されていましたが、歴史の変遷とともに時の権力者の元で現在の形へと進化していきました。

日本での花火文化は、花火を見ることそのものがメインイベント。「庶民の娯楽」とされていたため、技術面で世界に類を見ないほど進化してきましたが、ヨーロッパ諸国では国の行事などを盛り上げる「わき役」としての役割が多かったため、日本ほど凝った花火を作られることがなかったのです。

現在では韓国やオーストラリアなど、世界中でも花火大会が催されるようになっていますが、やはりいちばん花火大会が盛んな国は日本だと言えるでしょう。

花火の種類にはどんなものがあるの?

 (12041)

 (12042)

花火は大きく分けて2種類あります。
使用に免許が必要な「打ち上げ花火」と、それ以外の「おもちゃ花火」です。
花火大会などで打ち上げられる大規模で華やかなものが「打ち上げ花火」で、家庭などで個人が気軽に楽しめるのが「おもちゃ花火」という分類になります。

・打ち上げ花火の種類・・・割物、ポカ物、型物。
・おもちゃ花火の種類・・・手持ち花火(線香花火など)、小型の打ち上げ花火、ねずみ花火など。

いずれも日本煙火協会で規格に合格したものに「SFマーク」がつけられています。
公共の乗り物を使用するときは、おもちゃ花火の持ち込みには禁止や制限があるので注意しましょう。

大人気♪ いちどは行ってみたいオススメの花火大会!

 (12045)

「第38回足立の花火」

東京都荒川沿いで行われる、100年の歴史を誇る人気の花火大会。
打ち上げ総数はなんと1万3,500発!
花火ファンならいちどは見てみたい花火大会です。

【所在地】
東京都・荒川河川敷(東京メトロ千代田線鉄橋~西新井橋間)
【開催日時】
2016年7月23日(土) 19:30~20:30
【アクセス情報】
交通 JR・東京メトロ・東武鉄道・つくばエクスプレス北千住駅
東武鉄道小菅駅、五反野駅、梅島駅から徒歩15分

 (12046)

「第46回みなとこうべ海上花火大会」

兵庫県神戸市の神戸港で行われる、打ち上げ数 約1万発の人気花火大会。
2015年の人出は約27万人!
ロマンチックな港の夜景をバックに繰り広げられる、迫力満点の花火の競演です。

【所在地】神戸港(新港突堤~メリケンパーク南側海上より)
【開催日時】2016年8月6日(土) 19:30~20:30
【アクセス情報】交通 JR三ノ宮駅、阪急電鉄・阪神電鉄神戸三宮駅から徒歩20分

大規模な大会は子連れ観覧ノウハウがあるとうれしいですよね。
基本的な持ち物にプラスアルファするなら、「タオルケットと虫よけスプレー」をお忘れなく。
会場の詳細は、各公式サイトでご確認くださいね。

絵本『はなびのはなし 』で、さらに花火を知ろう!

はなびのはなし (かがくのとも傑作集;わくわく・にんげん) | たかとう しょうはち | 本-通販 | Amazon.co.jp (12052)

タイトル:はなびのはなし (かがくのとも傑作集;わくわく・にんげん)
著者  :たかとう しょうはち
出版社 :あすなろ書房

花火の作り方から打ちあげ方まで、いろいろ花火の情報が満載のお役立ち絵本です。
これを読めば、みんな花火博士になれるでしょう。
実際目にした感動でもっと知りたい知識欲が倍増しているときが、記憶を定着させる絶好のチャンスです。
花火を見た後の読み聞かせにいかがでしょうか。

夏の夜の風物詩♪ 親子で日本伝統の花火を堪能しよう!

古来中国で生まれ、世界中で時の権力者の元で発展していった花火の文化は現在、誰もが楽しめる夏の夜の風物詩になっています。
花火はとても風流で美しいものです。この夏、ご家庭でまたはおでかけで、お子さまといっしょに楽しい花火体験をしてみてはいかがでしょうか。
ぜひ楽しい夏の思い出を作ってくださいね。

\ 手軽な親子のふれあい時間を提案中 /

この記事のライター