東大生がやっていたならいごと学習塾編で1位に選ばれたことで注目を浴びているくもん式。共働きが増えて、自分で見てあげられない分できればうちの子にも、と考えている親御さんも多いはず。くもん式の実力をデータも交えてみていきましょう。
効果があるの?くもん式
塾など学習系の習い事についてのアンケート結果から、東大生の約65%が小学生時代に進学塾・学習塾に通っていたと分かった。一方で、約35%は小学生時代に進学塾・学習塾に通っていない。東大生は幼いころから塾に行き勉強している、という世間のイメージとは少し異なるようだ。
通っていた進学塾・学習塾の具体名を明記してもらったところ、一番多かったのは公文式だった(下表)。具体名を明記した147人の中で約30%となる44人が公文式をやっていたと回答した。なお進学塾は中学受験を主な目的としたもの、学習塾は進学塾に当てはまらないものとして調査した。
無数にある塾の中でこれだけの数字をたたき出せたのは凄いことです。町中で看板を見かけることが多いくもん式ですが、東大合格者に通っていた人が多いというだけでも、ある程度の期待を寄せてもいいかもしれません。
理由は、くもん式のプリント教材にあります。
小さい子どもの頃は同じ学年でも理解度に差がつきやすく、集団の中で、決められた教材で決められた内容を学ぶのでは、当然合う合わないが出てきます。くもん式では、その子に合わせた難易度のプリントを使って学習ができるので、わかる教科がはどんどん進んで、分からないところは、分かるまでやるということができるのです。
押さえておきたい。おすすめの教科は?
スタンダードなのは、算数、国語、英語です。
英語に関しては東大受験では配点も大きく、ぜひ通わせておきたいのですが、向き不向きがあるようです。
国際化も進んできて英会話の重要性が増していますが、くもん式の英語が受験に役に立ったかどうかのアンケートでは、役に立った人が約30%、役に立たなかった人が30%とという回答になっています。
これは、東大の入試ではスピーキング問題が出題されないため、くもん式で身につけた実践的な英会話をそのまま役立てることができなかったためと考えられます。
役に立ったとした人は、英会話で身につけたリスニング能力を活かすことができたのでしょう。
子どもが楽しめるように導いてくれるところ
どれか一つから始めたいという場合は、子どもが興味を持ったことに関連する科目から始めてみましょう。
漢字に興味を持ち始め国語を始めたら、先生が算数が好きになるタイプだと見抜いてくれた。それで高校受験前までの10年ほど続けられた、という東大合格者もいます。
このように、その子の素質を見抜いて勉強に興味が出るよう導いてくれるところもくもん式の魅力です。
実際に、くもん式のおかげで数学が好きになった子どもが、数字に触れていられる職業に就こうと考えるようになるというケースも見られるようです。
子どもに押し付けないことが大切
子どもの勉強にとって、とても頼りになるくもん式ですが、その子に合うか合わないかは親御さんが見極めてあげなければいけません。
嫌がる子どもに無理に押し付けては、逆に勉強嫌いになってしまいます。
子どもの教育に一番大切なのは、親御さんがしっかりと子どもと向き合い、サポートすることにあるので、あくまでもその補助として活用しましょう。
乳幼児期からはじめられるベビーくもん
「0・1・2歳が楽しく学べるオリジナル教材」と、「月1回のBaby Kumon教室」のセットです。
Baby Kumon教室は子どもがすごく楽しんでいます。
先生は子育ての先輩であり、もうひとりの「お母さん」みたいな感じです。教室でたくさんの子どもたちを見てきた経験・知識がある先生に、月1回話を聞いてもらえるのは私のストレス発散にもなっています。