小学校に入学すると、1人で行動することが多くなります。そんな子どもたちにぜひ覚えておいてほしいのが「いかのおすし」です。小学生の子どもがいないご家庭では、はじめて聞くという方も多いかもしれません。「いかのおすし」の意味を知って、子どもたちが自分の身を守れるようにしてあげましょう。
「いかのおすし」とは?
「いかのおすし」という標語を聞いたことがありますか?全国の子どもたちに広まっているもので、防犯標語のひとつです。小学校入学を控える子のいる家庭では、ぜひ覚えておきたい言葉ですね。
いか 知らない人について「いか」ない
の 知らない人の車に「の」らない
お 助けて!と「お」おごえを出す
す 連れていかれそうになったら「す」ぐ逃げる
し 近くの大人に何があったかを「し」らせる
の 知らない人の車に「の」らない
お 助けて!と「お」おごえを出す
す 連れていかれそうになったら「す」ぐ逃げる
し 近くの大人に何があったかを「し」らせる
この5つのポイントを、子どもにも覚えやすい合言葉にしたのが「いかのおすし」です。
この標語が生まれた経緯
東京都では、子どもを犯罪被害から守るための取り組みとして、地域や学校と協力して「セーフティ教室」を実施しています。
そんななか、学校への不審者侵入などをきっかけに、教室で活用する標語を作ろうということになり、インパクトがあり子どもにも覚えやすい言葉として、平成16(2004)年、「いかのおすし」は生まれました。考案したのは、東京都教育庁と警視庁です。
そんななか、学校への不審者侵入などをきっかけに、教室で活用する標語を作ろうということになり、インパクトがあり子どもにも覚えやすい言葉として、平成16(2004)年、「いかのおすし」は生まれました。考案したのは、東京都教育庁と警視庁です。
全国に広がる防犯標語
東京都での活動が紹介されると、各地から「使わせてほしい」という依頼がたくさんありました。
著作権はあるものの、営利目的ではなく子どもたちの安全つながるならということで、全国に広まっていったようです。今では多くの学校の防犯教育で使われています。
著作権はあるものの、営利目的ではなく子どもたちの安全つながるならということで、全国に広まっていったようです。今では多くの学校の防犯教育で使われています。
子どもたちに覚えてもらうには
まず「いかのおすし」という言葉と意味を覚えてもらう必要があります。小学校低学年でもわかりやすいひらがなで教えるとよいでしょう。また、もっと小さな子でも覚えやすいように、紙芝居や歌になっているものもあります。
そして重要なのは、子どもたちが実践してみることです。いざとなると大声を出せない可能性もあるため、事前に家庭で練習してみましょう。防犯ブザーを使うのもおすすめの練習方法です。
日頃から防犯意識を高めて
「いかのおすし」については、学校で教えてくれるところが多いようですが、家庭でもお子さまと話題にして、考える機会をもつといいですね。日頃から、防犯意識を高めておくことが大切です。
いかのおすしのうた
警視庁公式チャンネル
via www.youtube.com
いかのおすしものがたり 第1話~第3話
警視庁公式チャンネル
via www.youtube.com