何気なく吸い込んでいる部屋の空気の中には、ハウスダストや花粉、ダニの死骸やさまざまなウイルス、タバコの煙などが混ざっていることがあります。最近では粒子の大きさが小さく、マスクでは防ぎにくいPM2.5が社会問題にもなっています。

赤ちゃんのアレルギーを予防したり、ウイルス対策をしたりするのに、空気清浄機は大活躍。こうした有害物質の除去をサポートしてくれます。

また、赤ちゃんのおむつのにおいや、子どもの汗のにおい除去にも一役買ってくれます。消臭対策として空気清浄機を置いておけば、突然の来客などにもあわてる必要がありません。

たとえばペットを飼っている場合は、ペットの毛やダニの除去を考えて、大きめのゴミにも対応可能でフィルターが詰まりにくく、メンテナンスしやすいものがぴったり。においセンサーが敏感なタイプを選ぶのも良いでしょう。

迷ったときは、メーカーそのものの評判や、電気代、実際の口コミなども参考になります。

たとえば、加湿空気清浄機。加湿器のように空気に水分を含ませて放出し、室内の乾燥を防ぐ機能をプラスしています。そのほか、ペットやタバコのにおいを脱臭することに重きをおいた消臭効果の高いもの、イオンを発生させて放出することで消臭・静電気予防の効果が期待できるものなども。

気になる悩みがある場合は、機能に注目して選ぶのもひとつの方法です。

特に梅雨の時期などは、室内で洗濯物を干す家庭も多く、室内の湿度が上がるとカビが発生しやすくなります。空気清浄機を活用することでカビの発生を抑制することが可能です。通常より短時間で洗濯物を乾かすことができるので、家事も時短になります。

花粉はもちろん、PM2.5のような粒子の小さなものまで風量を強めて集めてくれる心強い商品です。静電気を除去して粒子の付着を抑えるプラズマクラスター機能も搭載。においやカビを抑える梅雨モードや加湿機能、手軽なメンテナンス性など、バランスの取れた多機能な空気清浄機です。

PM2.5に対応しているほか、加湿機能、脱臭機能、におい・ホコリ・温度や湿度に対してのセンサーやアクティブプラズマイオンの放出にも対応。子どもがいる家庭の空気清浄機で「あったらいいな」と思える機能を一通り備えた多機能な商品です。本体がスリムなタワータイプなので、場所も取らず、子ども部屋や寝室などにもおすすめです。

夏場に嬉しい蚊取り機能がついた空気清浄機です。蚊取り機能は薬剤不使用なので、赤ちゃんや小さな子ども、ペットがいる家庭でも安心して使えます。睡眠の邪魔をしない「おやすみモード」を搭載しており、赤ちゃんの寝室におすすめ。

何かと忙しい子育て世代に嬉しい、自動お掃除機能付き。8畳の部屋を約7分で集じんできる強力なパワーが魅力です。脱臭フィルターは水洗いできるため衛生的に使えます。インテリアに馴染みやすい、スタイリッシュな見た目も人気の理由です。

効率よく循環作業を行うには、室内の空気が淀みやすい家具の影や部屋の隅に設置するのはNG。十分に広さがある場所に置きましょう。

床に落ちたホコリやハウスダストが舞い上がりやすい場所（人の出入りが多い部屋の出入り口付近や、外からの花粉やウイルスが侵入しやすい玄関付近）に置くのがおすすめです。気流があまりない場所で使う場合は、扇風機やエアコン、換気扇と併用することで効果がアップします。

また、汚れた空気をきれいにするのは製品の負担になり、寿命を縮めてしまいます。空気の汚れに気づいてからではなく、つねに運転させておくことできれいな環境を保つことも大切です。購入する製品を検討するときは、24時間稼働させた場合の電気代がどの程度になるか、あらかじめチェックしておきましょう。

1.40℃以下のぬるま湯に重曹を溶かす（お湯1Lに対し重曹60g程度）
2.お湯の中に静かにフィルターを浸け、30分ほど置く
3.よくすすいで十分に乾燥させる

空気清浄機はシンプルなものから多機能なものまでさまざまな商品が販売されているため、使い方の優先順位を絞って商品を選ぶことをおすすめします。たくさん見比べて、家族で納得のいく空気清浄機を選んでください。