2016年10月03日 公開

大変なイヤイヤ期がない子どもも?イヤイヤ期回避のための接し方

2歳ごろになると今まで可愛らしいばかりだった子どもも、感情が爆発したりするイヤイヤ期がきます。でも、イヤイヤ期がなかった子どもも一定数います。そんな子どもたちの親がやっていた接し方の例を見て、大変なイヤイヤ期を快適に過ごすための方法を身につけましょう!

2歳ごろになると今まで可愛らしいばかりだった子どもも、感情が爆発したりするイヤイヤ期がきます。でも、イヤイヤ期がなかった子どもも一定数います。そんな子どもたちの親がやっていた接し方の例を見て、大変なイヤイヤ期を快適に過ごすための方法を身につけましょう!

イヤイヤ期って、ない場合があるの?

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「イヤイヤ期」という言葉、パパママの間では誰でも聞いたことがあるぐらい定着した言葉ですね。
まるで当たり前のように2歳前後に「イヤイヤ期」が訪れるといった感じがするのですが、子どものなかには「イヤイヤ期」がなく穏やかな子どももいます。

「みんなあるはずのイヤイヤ期がない……私の育て方大丈夫かな……」などと不安に思う方もいるかもしれませんが大丈夫!
子どもの成長はみんな同じではないですし、個性もあります。もちろん「イヤイヤ期」がなかったと思っていても、4~5歳で「反抗期」を迎えることもあります。

子どもの生まれ持った気質と、これからいつ起こるかわからない「イヤイヤ期」の対処法を知ることで、穏やかに余裕をもって育児を楽しんでいけるのではないでしょうか。

イヤイヤ期の子どもの考えを自分に置き換えてみよう!

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まず、イヤイヤ期の子どもがどんな状態のときに感情を爆発させるのかを把握しておくことが大切です。

そもそも、この時期の子どもは好奇心が旺盛で、「あれもやってみたい!」「これもやってみたい!」と、興味の赴くままに行動をします。
理由はどうあれ、子どもにとってママやパパが言う「危ないからだめ!」「時間がないからだめ!」は、この好奇心を満たすための行動を邪魔する言葉です。

例えば、本屋で集めていた本の新刊が出ていたとしましょう。目立つように平積みになっていたら「おっ!」っと思って見に行きますね。
これを「ダメ!」と言って引き留められるとどう感じるでしょうか?ムッとしませんか?この気持ちが子どものイヤイヤ期の正体の一つです。

この気持ちを理解しておくことで、子どもの気持ちに共感しやすくなります。

子どもの好奇心を妨げないようにしよう!

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上記のような気持ちにさせないようにするのに大切なことは「待ってあげる」こと。

子どもが何かに興味を惹かれて立ち止まったら、気のすむまで「待って」あげる。何かの遊びに集中していたら、やりきるまで「待って」あげる。

このように、子どもの邪魔をせず、興味の赴くままに行動できるよう、パパやママの方が融通をきかせてあげることが大切です。

ただし、危険なことをやりはじめたときは、イヤイヤ行動も覚悟したうえでしっかりと注意してあげましょう。

達成感を味わう機会をたくさん作ろう!

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イヤイヤ期がなかった子たちのパパやママに話を聞くと、子どもが達成感を味わう機会を大切にしていることが分かりました。

そのためにやることは「先回りしない」ことです。

例えば、クイズ番組を見ているとき、隣にいる人がこちらが考える間もなく答えを口に出していく人だと「やめてよ」と思いますよね。これが達成感を奪うということです。

お風呂で頭を洗ったり、歯を磨いたりするのは、パパやママがやってあげた方が確かに早いかもしれません。でも、そればかりでは子どもの達成感を奪い、不満の種を植え付けることになります。

イヤイヤ期を回避するためには、なるべく子どもに挑戦させて、できた部分を存分にほめてあげることが大切です。

気をそらす方法をたくさん持っておこう!

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ときには上で紹介した正攻法だけではどうしようもないシーンも存在します。そんな場合は、他のことに気を向けさせましょう!

「あ!赤い車だよ!」
「あの雲おもしろい形だよ!」
「ちょうちょがいるよ!」

などのように、視覚に訴える形でもいいですし、

「それよりお風呂にはいろっか」
「じゃあ、あそこまで競争しよっか」

などと、他の行動を提案してあげるのもいいでしょう。

イヤイヤ期は親の愛情を試す期間でもある

イヤイヤ期の原因は、何も行動を邪魔されることによる不満がある場合だけに限らず、親の愛情の確認をしている場合もあります。ママが料理をしていて構ってくれない……パパが本を読んでいて構ってくれない……そんなときも、自分に目を向けてくれるように怒られるようなことをわざとやることがあります。そんなときは、頭ごなしに怒るのではなく、自己肯定力が付くよう、ちゃんと目を見て抱きしめてあげましょう。

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この記事のライター