都会で子育てをしていると、子どもが運動不足なのでは?と悩む方も多いのではないでしょうか。運動習慣をつけた方がいいとはわかっていても、具体的にどうすればいいのか?都内在住のパパママたちが、都会っ子でも体を動かすためにしている工夫や本音を聞いてみました。
都会の子どもは運動不足?
都会で子育てをするパパママたちの本音
「小さいうちは、公園に連れて行くこともできたのですが、大きくなると親と一緒に公園というわけにもいかないですよね。子ども同士で行かせられる公園にも限りがありますし、治安も心配です」
「特にボールを投げられる場所が少ないですね。学校の校庭も狭く、公園では、ボールの使用を禁止しているところが多いです。野球を習っている子なら、ボール投げの飛距離を出すことができても、そうでない子はボール投げが苦手な様子です」
「子ども同士で遊ぶ時も室内遊びばかりで、ゲームばかりしているようです」
都会っ子たちの運動環境は、必ずしも整っているとはいえないようです。
都会でも運動習慣をつける工夫は?
Aさんは、東京都在住で、3人の子どもを育てているママ。そのうち2人は小学生のお子さんですが、2人とも、スポーツテストではA判定!特別なジュニア・アスリートではなく、ごく普通のお子さんたちとのことですが、何かスポーツが得意になるような工夫はしてきたのでしょうか。
「うちの子どもたちは東京生まれの東京育ち。何かしないと、運動不足になるのでは?という不安は常にありました。そのため、小さい頃から体を使うことを意識して育ててきました。例えば、マンションにはエレベーターがありますが、階段を使わせるように。習い事は勉強系だけでなく、運動も取り入れました。また、小さいうちはなるべく公園に連れ出し、一緒に遊ぶ時は、腕立て伏せや腹筋、ストレッチも親子で取り組むなどもしました。また、区が無料で運営しているダンスクラブなども利用していました」
特別に費用や時間をかけて運動の英才教育をしたわけではないですが、小さい頃から運動習慣を意識してきたことがポイントなようです。
都会で子育てをするメリット・デメリット
一方で「子どもたちがいわゆる田舎といわれる場所に遊びに行った時に、風景が全然違うと感激していました。空気がおいしい、海がある、山がある。海で遊んだり、木に登ったり。そういった生きた自然から学ぶ機会は少ないので、意識して生きた自然に触れる機会を作りたい」と話す方もいました。
都会だからこそ、身近なところに体を動かすための選択肢がたくさんあります。しかし、生きた自然から学ぶ機会が少ないのは事実、ということが、都内で子育てをするパパママたちの実感のようです。
都会でも運動不足にならない工夫まとめ
徒歩や自転車で行ける範囲に運動のための習い事が豊富。また、行政の無料または低料金のサービスも充実しています。さらに、エレベーターではなく階段を使うなど、ちょっとした運動習慣を日常に取り入れる工夫もできます。
身近な選択肢を積極的に活用することで、実際に運動が得意な子どもに育ったケースもあるようです。休日には、なるべく自然豊かなところへ遊びに連れていってあげられればベストですね。