地球上に生きる人類は多かれ少なかれ年・月・日に支配されています。しかも社会的動物である人間にとって、他者との折合いは不可欠。その折合いの道具の一つが時の管理です。幼児から時の管理に慣れることは、人が生物的にも社会的にもうまく生きるための練習とも言えるでしょう。
一日のサイクルを刻む時計を読む
発売元:くもん出版
学齢期未満のお子さまの場合は、理屈で教えても混乱するだけなので、「ほら、もうお昼だよ」「もう夕方だね」と、短針を指さしながら時刻の概念を身につけていきましょう。短針の動きと一周12時間の流れが結びつくようになれば、次は長針の1時間のサイクルに進みます。
当然ですが、時刻を数で表したり、何時何分という言葉の意味が分かるようになるのは、1から12まで、13から60までの数が数えられるようになってからです。
決して止まらない時の流れを目と耳で
発売元:セイコークロック
お子さまに時間や時刻というものが身につくまでには、時刻表示がシンプルで文字も珍奇でないもの、親しみやすくて使いやすいデザインのものがおすすめです。
このアナログ目覚まし時計は垢抜けたシンプルな色とデザインですが、静かな夜には微かな駆動音が聴こえ、時間の流れも実感できます。
もちろん耳元からの距離を調節すれば、音が聴こえないようにもできます。
電子音より説得力のある―音声アラーム
発売元:シチズン/リズム時計
この「伝言ルージュW」は通常の目覚まし機能と電子音アラームの他に録音再生機能がついています。
簡単に録音ができ、お子さまの声で「お昼だよ」、あるいはパパママの声で「起きなさい」、お気に入りのキャラの声で「始まるよ」など、お馴染みの声でアラームを鳴らすことができます。
就学前の幼児にも使える―デジタル時計
発売元:リズム時計工業
アナログ時計の針を見ながら数が増えてゆくのを実感することもできますし、デジタル時計ではそれと同じことを文字が表わしていることも分かります。壁のアナログ時計の時刻を読み、デジタル時計の表示と照合させて見るのも面白いでしょう。
このピヨクロックは可愛らしく動いたり話しかけたり、小さなお子さんもきっと大喜びします。
お子さんの遊び相手―しゃべる鳩時計
発売元:タカラトミーアーツ
もちろんアラームをセットしておくと、鳩が起こしてくれます。初めは優しいですが、寝坊しているとパパママの代わりに「怒るよ―」と言い出します。
玩具メーカーの製品らしい遊び心満載で、お子さまのよいお友達になるでしょう。
時計は人との関わりに欠かせない道具
時計もその道具の一つ、現代では常に身近に置く必要のあるもの。その時計との最初の出会いは大切にしたいものです。