2016年11月24日 公開

0〜5歳 幼児期の子どもたちが抱えるストレス

子どもたちが抱えるストレスとはどういったものがあるのでしょうか。ある程度のストレスはお子さまの成長にとっても必要不可欠なものではありますが、それにともなう体調不良などのさまざまなサインはしっかりと見つけてあげたいものですよね。

子どもたちが抱えるストレスとはどういったものがあるのでしょうか。ある程度のストレスはお子さまの成長にとっても必要不可欠なものではありますが、それにともなう体調不良などのさまざまなサインはしっかりと見つけてあげたいものですよね。

子どものストレスは何が問題なの?

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ストレスと聞くと、とっても悪いイメージで、すべてを取り払わなければ!というイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれませんね。ある程度のストレスは子どもの成長にとってとても重要なものなのです。目標に向かっているときに、難しい困難が立ちはだかることって大人になってもありますよね。こういったストレスは、強い精神力を養い、どうやったら解決できるのか、という脳の発達にもとても良い影響を与えてくれます。しかし、不安がたまってしまったり、人間関係で落ち込んでしまったりすることが続くと、からだの不調や、精神面にも悪影響が出てしまうこともあります。

幼児期の子どもたちが抱えやすいストレスの原因

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幼児期の子どもたちは、日常生活上で、他のコミュニティとの関わり合いが少ないこともあり、家族内、パパママや兄弟との関係がストレスの原因になっていることが多くみられます。幼児期の子どもたちはまだまだ精神的にも未熟ですし、単純に「さみしい」「叱られる」「周りが穏やかでない」などの原因があります。

■妹や弟ができて、ママにかまってもらえない
■トイレトレーニング
■兄弟喧嘩
■周りからケンカやピリピリした空気が伝わってくる
などが考えられますね。

「お腹痛い」は仮病じゃないかも?

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幼児期は、まだまだ自分の感情をしっかりと表現することができません。体調不良として、身体的なサインとしても現れるようです。腹痛や頭痛などを起こした場合、パパやママがさすってあげて、しばらくするとすぐに良くなる、というようなことが頻繁に起こる場合は、ストレスが原因になっているかもしれません。もちろん病気の可能性もありますから、一度は小児科にかかりましょう。また、おねしょやおもらしなど、今までしてなかった子が突然失敗を繰り返してしまう場合は、心因的なストレスが原因であることもあります。

保育園や幼稚園に行くのが嫌で「お腹が痛い」と子どもが訴えることがありますが、病院に行っても原因がわからない場合は、仮病と決め付けず、他の症状などがないかも気にしてあげてみてくださいね。

感情的になるのは「助けて」のサインかも?

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一見わがままにも見える、感情の乱れは、親でも気付きづらいものではないでしょうか。ちょっとしたことにイライラしてしまったり、癇癪を起こしたり、お友達や兄弟とのケンカがよく起こってしまったり。実はこのサインは毎日一緒にいるママよりも、周りの人が気付いてくれたりもします。保育園、幼稚園についてもママから離れたがらなかったり、着いた途端に泣き出したり、そんなことが何度か続くようでしたら、何かの原因で、少しストレス過多になっているのかもしれません。

こんなサインが出たら要注意?クセや行動をチェック

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子どもたちのストレスのサインはさまざまで、「あれ、なんでこんなことしているんだろう?」と感じたら、まずその行動がどんなときに出ているのかをチェックしてみましょう。
よく見かける例では、

■爪を噛む
■指しゃぶりが復活
■嘘をつく
■落ち着きがなくなる
などが挙げられます。

爪を噛む癖はひどくなると、爪がなくなってしまうほど噛み続けてしまう子もいます。ちょっと注意して見ておきたいですね。寝ているときに急に起きたり、睡眠時間が不規則になったりしているときも注意が必要ですね。

実際の子どもたちのストレスの原因はさまざま

自分の気持ちを表現することがまだまだ難しい幼児期なので、実際のストレスの原因は、結局わからなかったりすることも多いようです。こういった症状や行動は「もっと自分を見て!」というサインかもしれません。日頃から何気なくしているクセなどに注目して、しっかりとコミュニケーションをとっておきたいですね。

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この記事のライター