就寝前の読み聞かせは、子どもを優しい眠りに誘ってくれる効果的な入眠儀式です。これからはじめてみようと思っている方もいると思いますが、どんな絵本を読もうか迷ってしまいますよね。そんなときにオススメの、寝かしつけにピッタリの絵本5選をご紹介します。
親子でゆったりした時間を『おやすみ、ぼく』
著者 :アンドリュー・ダッド(文)/エマ・クエイ(絵)/落合恵子(訳)
出版社 :クレヨンハウス
主人公のオランウータンのぼうやが就寝前にベッドに横になり、自分の体に「おやすみ」を言って行く物語です。
足の先からお口まで、自分の体のあちこちに「がんばったね、おやすみ」といたわりの言葉をかけていき、やがて眠りに落ちて行く。
柔らかな色彩のイラストが誘う、優しい眠りへの招待。
絵本の内容に合わせて、実際にお子さまの手や足を優しくなでてあげてもいいですね。
おばけの国って?『ねないこだれだ』
著者 :せな けいこ(作・絵)
出版社 :福音館書店
夜の9時になると、「ボン ボン ボン……」と時計がなり響き、「おばけの時間」がはじまります。
寝るのが嫌だと駄々をこねる子は、おばけがおばけの国へ連れていってしまう……という少し怖いストーリーの絵本です。
簡潔で分かりやすい文章と、ちぎり絵で描かれた素朴で優しいイラストが眠りに誘う、ホラーテイストの一冊。
眠りたくない子が自ら進んで寝てしまう絵本ですが、少し怖いストーリーなので、読み聞かせてあげるなら昼間の方がいいかもしれませんね。
インパクト大!でも思わず眠くなる『あくび』
著者 :中川 ひろたか(文)/ 飯野 和好(絵)
出版社 :文溪堂
まず、表紙のあくび全開のイラストが強烈なインパクトがある絵本です。
内容は、カバがしたあくびが次々に伝染していくという、シンプルで分かりやすいストーリー展開です。
文字も少なめなので、小さなお子さまでも楽しめる作品になっています。
登場するたくさんのあくびを見ているうちに、だんだんと眠たくなってくる……寝かしつけにぴったりの一冊です。
車だって寝るよ!『おやすみ、はたらくくるまたち』
著者 :シェリー・ダスキー・リンカー(文)/トム・リヒテンヘルド(絵)/福本友美子(訳)
出版社 :ひさかたチャイルド
昼間は忙しく工事現場などで働いている車たち。日が沈み車たちは一日の仕事を終えて寝る準備をはじめます。
ショベルカーやブルドーザーたちが、そっと目を閉じて夢の時間へ……。
一日の仕事を終えて眠りにつく話で、お子さまもきっと車たちにつられて眠りにつきますよ。
描かれている絵も大きく可愛くかかれているので、小さなお子さまにもオススメの一冊です。
すぐ寝る?『おやすみ、ロジャー魔法のぐっすり絵本』
著者 :カール=ヨハン・エリーン(著)/三橋 美穂(監)
出版社 :飛鳥新社
心理学・言語学研究者である著者が、子どもが「なぜ寝たくない気持ち」になるのかを考慮して作った、世界的ベストセラーとなった新しいタイプの寝かしつけの絵本です。
「この本を読んであげたら〇分もしないうちにぐっすり!」との読者の声が続出。
お子さまが寝なくて困っている……という方に特にオススメの一冊です。
朗読CDブックも、おすすめ
著者 :水樹 奈々(声)/中村 悠一(声)
出版社 :飛鳥新社
大人気の男女声優ふたりによる、「おやすみ、ロジャー 魔法のぐっすり絵本」の朗読CDです。
寝かしつけはもちろん、ママ・パパの読み方のご参考にいかがでしょうか。
※本CDには、絵本および、絵本の文章のテキストは付属していません。
安眠効果大の寝かしつけの絵本を活用しましょう!
眠る前の読み聞かせには、安眠効果のほかにも記憶力アップや、ストレス解消の効果もあります。
眠る前のひとときに、安眠効果大の寝かしつけの絵本をどんどん活用して、親子のゆったりとした優しい時間を有意義なものにしてくださいね。