秋は、季節の味覚や紅葉など自然と親しむには絶好の季節です。そんな秋の行楽時、キノコ狩りを楽しむ人もいますが、毎年毒キノコの事故が絶えません。子どもと楽しくキノコ狩りを楽しめるよう、今回は間違えやすいものやよく見かける毒キノコを紹介します。
ヒラタケにそっくり!ツキヨタケ
ヒラタケによく似た毒キノコが、ツキヨタケです。色や肉厚もそっくりですが、食べると嘔吐や下痢、幻覚などの症状を引き起こします。ヒラタケとの大きな違いは、ツキヨタケは暗い所では光ることです。またヒラタケが秋から春、ツキヨタケは夏から秋と、発生時期が違うことも覚えておきましょう。
キノコの話 ツキヨタケ(毒)|「食品衛生の窓」東京都福祉保健局
名前も姿も似ている毒キノコも!カキシメジ
かさの裏を確認し、ヒダに赤褐色のシミがあればカキシメジです。また、カキシメジはかさに傷を付けると、裏のシミ同様に赤褐色になることも覚えておきましょう。
キノコの話 カキシメジ(毒)|「食品衛生の窓」東京都福祉保健局
なめこと間違えやすいコレラタケ
なめこと非常によく似ていますが、食べると激しい下痢になり、死に至るケースもあるため注意が必要です。コレラタケはかさとヒダの色はほとんど同じで、柄が細長いという特徴があります。
群馬県前橋市|コレラタケ
触れるのも危険!カエンタケ
致死量は、わずか3gというほど猛毒です。変わった見た目に子どもが興味を惹かれ、事故につながることがないよう、しっかり見守りましょう。
猛毒キノコ「カエンタケ」にご注意ください! | 東大阪市
猛毒!ドクツルタケにご注意
山中で、まっ白なドクツルタケはよく目立ち、特に視点が低い子どもには見つけやすいでしょう。柄にささくれがあって根本にツボがある場合は、ドクツルタケであるため、子どもが手を出さないよう注意が必要です。
キノコの話 ドクツルタケ(猛毒)|「食品衛生の窓」東京都福祉保健局
秋のキノコ狩りは子どもにも十分な注意を
毒キノコの見分けは素人には難しいため、プロが同行するサービスや決まった範囲内で人工栽培のきのこ狩りを楽しむサービスもあります。安全に配慮し、秋の味覚狩りを楽しみましょう。