幼稚園や保育園の年少くらいになると、お友だちや絵本から影響を受けて「お手伝い」に興味を持ちはじめます。はじめてのお手伝いには、簡単な「配膳」がオススメ。お箸やスプーンを並べながら、数や大きさも学べて知育にもなります。「配膳のお手伝いのコツ」をご紹介します。
お友だちの影響でお手伝いにチャレンジ
「〇〇ちゃんはいつもお家のお手伝いをしているんだって。私もやってみたいなぁ~」と、うらやましそうに話す娘。「これはチャンスだ!」と思った筆者は、やる気がなくならないうちに、早速その日からお手伝いをさせることにしたのです。
まずお願いしたのは、簡単な「配膳」のお手伝いでした。
最初は親が手伝いながらやる気を伸ばす
「青いのがお父さん、赤いのがお母さん」など、お箸の特徴を教えながら並べていくとスムーズです。少しでもできたら、褒めてあげてくださいね。
配膳のお手伝いは知育にも役立つ
そしてお箸を並べるときには「何人分あるかな?大きいのはどれかな?」と、子どもに質問して考えさせてみましょう。1:1対応など数の概念や、色・大きさなどを自然に学ぶことができるため、知育にも役立ちますよ。
筆者が実践してみてつまずきやすかったポイントは、ついつい親の方が一生懸命になりすぎて、子どもの方がやるきを失くしてしまうところです。あれこれ口を出し過ぎると「もういい!やらない」と、途中で投げ出してしまうので、ほどほどの距離感を保つのが難しいなと感じました。
お手伝いを褒めたことで意外な効果も!
毎日やる気を持続させるためのコツは、「とにかく褒める」のが基本。「やりなさい!」と叱ると、子どもも意地になって反抗してしまうので注意が必要です。
あとは「お箸を並べるのが昨日より早かったね!色を間違えないで並べられたね」など、具体的に褒めてあげると喜んでくれますよ。
時間がかかっても我慢!子どものやる気を尊重する
お手伝いに慣れるまでの間は、何をするにも時間がかかってしまいますが、手を出すのはぐっと我慢して、最後まで見守ってあげてくださいね。
最後まで自分の力でやりとげたという成功体験が、子どもの自信を育んでくれますよ。