2019年03月19日 公開

子どもの英語上達に語彙力が不可欠な理由。効果的な学習法は?

子どもを英会話に通わせたのに、英単語ばかりの学習で不安というパパママは少なくありません。英単語を覚えることは、英語の上達にどのように関わってくるのでしょうか?語彙力を増やす近道や、日常生活で英語に触れるおすすめの方法もあわせてご紹介します。

子どもを英会話に通わせたのに、英単語ばかりの学習で不安というパパママは少なくありません。英単語を覚えることは、英語の上達にどのように関わってくるのでしょうか?語彙力を増やす近道や、日常生活で英語に触れるおすすめの方法もあわせてご紹介します。

英語レベル=語彙力である理由

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子どもを英語教室に通わせたとき、単語ばかりを学んで帰ってくることがあります。「これで英語が上達するの?」と不安になるパパママもいるかもしれません。しかし英語で日常会話をしたい、英語で本を読みたい、英語で手紙を書きたいといったシチュエーションで、もっとも重要になるのが語彙力です。

会話をする場合でも文章を書く場合でも、単語を知っていなければ何もできません。これは日本語でも同じようなことを言えます。単語の習得は、言語の習得のスタート地点。より自分の気持ちを正確に伝えるためにも、語彙数が必要となります。知っている英単語の語彙を増やすことは、永遠の学習テーマと言えるでしょう。

文章として正しく組み立てられなくても、英単語だけで案外相手に伝わることもあります。たとえば「すみません、駅までの道を教えてくれませんか?」と尋ねたいときも、「Where staition?」で十分です。英語レベルは、ボキャブラリーとイコールだと言っても過言ではありません。

遠回りに見えてじつは近道な暗記

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「英単語を習得するにはどうしたら良いか」という悩みをよく耳にします。効率的に覚えるためには、オーソドックスな勉強方法である「暗記」が一番です。言葉を一つひとつ理解し、頭に入れることは確かに大変な作業。しかし暗記はシンプルかつ、最短距離で単語数を増やせる英語学習法です。

英単語を勉強するときには、言葉の持つ意味を理解し、その単語を使うシーンをイメージしながら覚えるようにしましょう。同時にネイティブの発音や例文、熟語も確認。ひとつの単語にいくつかの情報を紐づけておくと、実践の場面に活かしやすくなります。

「学習」になると子どもは続かない

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中学生や高校生なら、自分で英単語帳を作って、何度も復習しながら覚えられます。英検やTOEICなどの検定前、またテストや受験勉強となると覚える英単語数も膨大です。この場合はとことん暗記学習に打ち込んだほうが、効率良く学習できるでしょう。

しかし小さな子どもの場合、「学習」になるとやる気が続かずに、飽きて英語嫌いになってしまうというケースもよくあります。小さな子どもなら、日本語を習得するのと同じように、できるだけ自然なスタイルで身に付くようにパパママが導いてあげましょう。遊びの一環として英単語に触れられるような環境が理想です。

ポイントはとにかく「使うこと」

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子どもの単語力をアップさせるためには、毎日習慣的に英単語を使う必要があります。記憶するというインプット作業だけでなく、言葉を使うというアウトプットの作業を行うことが大事。子どもの英語力向上のヒントをご紹介します。

英語の歌を聞く、歌う

英語の歌を積極的に聴くこと、一緒に歌うことは、英語の発音への慣れに繋がります。英語のリズムや音のつながりに親しむことで、会話の上達を促すことができるでしょう。音楽は子どもにとって「学習」よりもリズム遊びの感覚に近く、楽しく取り入れられる点もポイントです。

数字を使った歌や曜日の歌、簡単な童謡など、単語をはじめとする短いフレーズの入った歌がおすすめ。小さな子どもでも覚えて、次第にひとりで歌えるようになります。

日常生活の中で積極的に使う

たとえば日常的な挨拶や言葉掛け、子どもを褒めるとき、ちょっとしたものを取ってもらうときなどの場面で、積極的に英語のフレーズを使うようにしましょう。特に挨拶は英会話の基本です。起きたら「Good morning」、就寝前には「Good night」など積極的に活用してみてください。

英語の絵本を読み聞かせる

絵本の読み聞かせのとき、たまには英語の本を取り入れてみてはいかがでしょう。絵本であれば細かな文章を理解できなくても、イラストが理解をサポートしてくれます。分からない単語が出てくるようであれば、その都度親子で辞書を引く習慣をつけると、今後の学習にも役立つはずです。

本格的に単語量を増やしたい場合には、ネイティブの子どもが使う「ピクチャーディクショナリー」を教材として活用するのもおすすめ。日本人にも親しみやすいバイリンガル版であれば、日本語も英語も同時に学ぶことができます。

英単語ポスターやカレンダーを取り入れる

英語で書かれたポスター、カレンダーを教材として活用するのも一案です。さまざまなレベル別の英単語ポスターが市販されているため、習得するたびに貼り替えていけば、飽きることなく楽しめます。英語で書かれたカレンダーで年月日や曜日を覚えるほか、英字新聞の題字を毎日チェックするのも良いでしょう。

パパママの語りかけが大切

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日本で生活をしている限り、意識しなければ英単語や英語に触れる機会はあまりないかもしれません。パパママから積極的に、子どもが英語に触れられるきっかけを増やしてあげる必要があります。挨拶はできるだけ英語にする、褒めるときはできるだけ英語を使う、色や身の回りのものは日本語と英語をセットで教えるなど、楽しみながら親しむ機会を作ってあげましょう。

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この記事のライター

コバヤシ トモコ
コバヤシ トモコ

奈良県出身/フリーライター/週末釣り部/海と釣りが好き/ 優しいダンナ君と優しい中学生の双子男子のステップファミリー