子どもの足が大きくなると、ひも結びタイプの靴が増えます。デザイン性やフィット感が高まり、子どもも自分で履いてみたいと思うようです。筆者の長男の体験から、靴ひも結びを子どもにスムーズに教える方法をお伝えします。靴ひも結びには、うれしい効果もあるんですよ♪
靴ひもを結べる目安は、5~6歳ごろ
個人差がありますが、子どもが靴ひもを結べるようになるのは、5~6歳ごろ。簡単な丸結び(だんご結び)ができるようになり、そのころから練習をしはじめて、小学校低学年で靴ひも結びができるようになる子どもが多いようです。
筆者の長男は、小学校3年生で靴ひも結びができるようになりました。きっかけは、サッカーシューズでした。サッカー部に所属していた長男は、最初はみんな、マジックテープのサッカーシューズだったのに、まわりがどんどんひも結びタイプに変えたことで刺激を受けたのです。
何回も練習し、できたと思ったらすぐにほどけてしまうことも……でも次第に、ひも結びができるように!その道のりをお伝えします。
STEP1:なわとびを使う
靴ひもとは違って大きいのでわかりやすく、手先がおぼつかなくても結びやすいので、なわとびはおすすめです。まずは自分で何回もさせてみて、できない子どもは先生の膝の上に座って、教えてもらっていました。
最初はちょう結びでなく、とにかく結ぶことを学びました。成功したときの子どもたちの自慢気な表情。その様子が、ほほえましかったのを覚えています。周りのお友だちと一緒に行うと、より効果的かもしれません。
STEP2:ちょう結びを練習する
ちょう結びは靴ひも結びの一番難しい部分なので、うまく結べるようになるには時間がかかるかもしれません。
長男の場合、期間が少し空いてしまいました。小学1年でサッカー部に入部した長男は、ユニフォームのパンツがウエスト調節のひも付きだったため、トイレに行くたび、自分でやらざるをえない状況でした。
最初は固結びになったり、左右のひもの長さが違ったりと、何度も失敗。筆者がお手本を見せてちょう結びをすることで、やり方を理解しできるようになりました。やらざるをえない、どうしてもその靴が履きたいと思える状況にすることがポイントです。
Chiik! ダンボールで簡単に!ちょうちょ結びをおうちで練習をしよう
STEP3:靴ひも結びに挑戦!
楽しくできることが一番重要なので、うまくいかないからといって決して怒らないでくださいね。何回トライしてもできない場合は、パパとママを交代したり、親戚や他の大人にお願いするのもおすすめ。子どもの苦手部分に気づくことやアドバイスの仕方が違うからです。
靴ひも結びは巧緻性を高める効果も!
日常生活において手先を使う動作を繰り返すことで、子どもは手先の器用さや力加減を体得していきます。
靴ひも結びは、指先の巧緻性が鍛えられる動作です。指先を巧みに動かすことで、脳を刺激し活性化させるともいわれています。靴ひも結びはもちろん、マスターするまでのひも結びを通して、小さい頃から手先を積極的に動かす機会を増やしていきましょう。
全国国公立幼稚園・こども園長会「子どもの生活体験に関する実態調査と意識についての調査」
親子で一緒に靴ひも結びを楽しもう
楽しくコミュニケーションを取りながら、指先の巧緻性を高める靴ひも結び。子どもが少しでも結ぶことに興味を持ちはじめたら、チャレンジしてみてくださいね。
店頭でひも結びタイプのかっこいい、かわいい靴を見せて、子どもが興味を持つように促してみるのもおすすめですよ!