2018年07月02日 公開

子鉄の心をわしづかみ!電車の魅力を満喫できる絵本5選

電車が大好き!というお子さまは多いもの。そんな「子鉄」たちが目を輝かせて喜びそうな、電車の絵本をご紹介します。たくさんの電車の絵本の中から、その魅力を余すところなく表現しているものを厳選しました。子鉄は心をわしづかまれること間違いなしです。

電車が大好き!というお子さまは多いもの。そんな「子鉄」たちが目を輝かせて喜びそうな、電車の絵本をご紹介します。たくさんの電車の絵本の中から、その魅力を余すところなく表現しているものを厳選しました。子鉄は心をわしづかまれること間違いなしです。

気分は運転士さん!【でんしゃはうたう】

 (96726)

タイトル:でんしゃは うたう
著者  :三宮 麻由子(文) みねお みつ(絵)
出版社 : 福音館書店
電車好きなお子さまなら、一度は「電車の運転士さんになってみたい!」とあこがれたことがあるのでは。

この絵本は、運転席から見える景色がリアルに描かれています。運転席からの景色を見る機会なんてなかなかありません。この絵本を見ることで、電車の運転士さんの気分を味わえるのではないでしょうか。

また、電車が走る音を表現する擬音も魅力のひとつ。通常では、電車の擬音といえば「ガタンゴトン」という音を思い浮かべることがほとんどです。

しかしこの絵本のなかでは、走る場所などに応じて異なる音をさまざまな擬音で上手に表現しています。電車が走る様子をさらにリアルに思い浮かべることができそうです。

リアルな姿にわくわくする【しゅっぱつしんこう!】

 (96731)

タイトル:しゅっぱつしんこう!
著者  :山本 忠敬(作)
出版社 :福音館書店
電車の絵本のイラストには、写真のようなリアルなタッチのものもあります。電車にこだわりのあるお子さまにはリアルなタッチのものがおすすめです。

この絵本は、1982年に刊行されたもの。そのため出てくる電車はどれもなつかしい雰囲気のものばかりです。写真のように、目に映ったものをそのままリアルに描いており、臨場感たっぷりです。まるで本当に電車に揺られているかのような気分にさせられます。

子鉄のお子さまのなかには、古い電車マニアの子も。そういったお子さまは特にひきつけられるのではないでしょうか。

またお子さまだけではなくパパやママも、昔を思い出して楽しめるでしょう。ノスタルジックな気持ちにさせられるかもしれません。

言葉がおぼつかない小さなお子さまでも楽しめる

 (96748)

タイトル:でんしゃでいこう でんしゃでかえろう
著者  :間瀬なおかた(作・絵)
出版社 : ひさかたチャイルド
まだ言葉のおぼつかない小さな子鉄さんにおすすめなのがこの絵本。表紙には「でんしゃでいこう」、裏表紙には「でんしゃでかえろう」というタイトルが。表から読むと、電車が駅を出発して次の駅に着くまで、裏から読むと、電車が元の駅に帰るまでとなり、1冊で2度楽しめます。

電車が進むごとに移り変わる風景をすばらしいイラストで表現。本当に電車に乗っている気分になれます。特に秀逸なのが、トンネルを抜けた後の風景の変化。「次はどんな景色が見えるのかな?」とわくわくしながら読み進めることができるでしょう。

文字が少なく、絵を眺めるだけでも十分に楽しめます。まだ字が読めない小さなお子さまも、1人でページをめくって楽しむことができるのではないでしょうか。

ドキドキのストーリー展開【しんかんせんでおいかけろ!】

 (96768)

タイトル:しんかんせんでおいかけろ!
著者  :横溝英一(文・絵)
出版社 :小峰書店
電車の魅力はもちろん、ドキドキハラハラのストーリーも楽しめる絵本です。子鉄さんはもちろん、電車に興味がないお子さまも楽しめるでしょう。

たつくんとお姉さんは、一緒に電車のたびに出かけるはずでした。しかしブルートレイン「はやぶさ」に乗ったのはたつくんだけ。お姉さんは乗り遅れてしまいます。お姉さんはなんとかたつくんに追いつこうと、新幹線「こだま」に乗ります。

お姉さんがたつくんに追いつけるのか、手に汗握るストーリー展開。3~4歳のお子さまには少しボリュームがあるかもしれません。しかしドキドキのストーリー展開に、続きが気になり最後まで飽きずに見ることができそうです。

いつもの電車と違う空気にワクワク【やこうれっしゃ】

 (103975)

タイトル:やこうれっしゃ
著者  :西村繁男(作)
出版社 :福音館書店

電車に乗るのが大好きなお子さまにはこちら。ある家族が上野から夜行列車に乗り込んで、目的地の金沢に着くまで、車内の様子がじっくりと描かれています。

お菓子を食べる人、お酒を飲む人、椅子を倒して眠っている人……。文字はまったくありませんが、こまかく描き込まれた絵を追うだけで、お客さんのエピソードが思い浮かびます。

お子さまと一緒に「今どのあたりに着いたかな?」「この人たちはどんなことをおしゃべりしているんだろう?」と想像しながら楽しんでくださいね。読んでいると、親子で電車旅行に出かけたくなってきてしまうかも。

今ではほとんど見かけることのなくなった夜行列車の空気がリアルに味わえる一冊です。

子どもの好きなものを親子で共有しよう

 (96777)

子どもは自分が好きなものをパパママに認めてもらえると嬉しいもの。親子で電車絵本を楽しみながら、お子さまの好きなものを共有してはいかがでしょうか。お子さまとの会話が弾み、信頼関係をさらに深めてくれるでしょう。

また、絵本はあまり好きではないという子鉄さんも、電車の絵本なら興味を持ってくれるのではないでしょうか。絵本に親しむきっかけにもなりそうですね。

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この記事のライター