お子さまに英語絵本を読み聞かせされているパパママに読んでほしい、親自身の生き方や人生について考えさせられる深い英語絵本をご紹介します。日本語に訳されている本も、原語でそのまま読むと味わいも違っておすすめです。
The giving tree(大きな木)
著者 :Shel Silverstein
出版社 :HarperCollins
小さな男の子がいつも一緒に遊んできた木。男の子が大きくなるにつれ、都合のいい時にしか現れなくなりますが、木はいつも愛情を注ぎ続けます。
どんなことがあっても見守り続けるこの木のように、無償の愛を与え続けることができるかと考えさせられる絵本です。
日本語では「木」と訳されていますが、英語版ではこの木を「her」と呼んでいます。母性的なものを感じますね。
Love you forever
著者 :文 Robert N. Munsch 、絵 Sheila McGraw
出版社 :Firefly Books Ltd
「I'll love you foerver, I'll love you for always , As long as I'm living ,My baby you'll be」
息子のいたずらが増し、ティーンエイジャーになってちょっと悪くなっても、いつも寝顔を見ながら同じ歌を繰り返すお母さん。いずれお母さんは歳をとり、今度は息子がお母さんの枕元で同じ歌を歌います。
そしてその息子からまたその子へ……。受け継がれる愛が感じられます。
Someday(ちいさなあなたへ)
著者 :文 Alison McGhee ,絵 Peter H. Reynolds
出版社 :Atheneum Books for Young Readers
大切な赤ちゃんが成長ていくと、辛いことがあるかもしれない……あなたもお母さんになるかもしれない。そんな母親から子どもへの優しい眼差しが溢れる絵本です。
出産されたばかりのママだけでなく、お子さまが思春期を迎えたママにもおすすめです。手書き風のリズムが感じられる文字も素敵な絵本です。
Miss Rumphius(ルピナスさん)
著者 :Barbara Cooney
出版社 :Viking Books for Young Readers
それまでのルピナスさんの人生、成し遂げた思いがあたたかい絵本です。少し長めの文章ですが、ぜひ英語で味わってみてください。やさしい色合いの絵もとても素敵です。
日本語版との違いも楽しんで
日本語版と比べながら読んでみるのも面白いかもしれませんね。