2016年12月26日 公開

しめ縄っていったい何?しめ縄飾りの作り方と飾り方もご紹介

お正月にはかかせないしめ縄。でも、いったいしめ縄とはどういった由来でどういう意味があって飾られるものなのか、実際深く考えたことはなかった方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。今回は、しめ縄についての説明から、簡単な作り方、飾り方などを紹介していきます。

お正月にはかかせないしめ縄。でも、いったいしめ縄とはどういった由来でどういう意味があって飾られるものなのか、実際深く考えたことはなかった方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。今回は、しめ縄についての説明から、簡単な作り方、飾り方などを紹介していきます。

「しめ縄」という言葉の由来は?

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大昔、太陽の神である天照大神(あまてらすおおみかみ)が弟の須佐之雄命(すさのおのみこと)の悪事に嫌気がさし天岩戸に隠れてしまいました。他の神々たちは太陽のない世界に大弱り。なんとかして天照大神を岩戸から外に出すことに成功した神々たちは、岩戸に縄を張り、二度と天照大神が岩戸に戻れないようにしたのです。この縄が「尻久米縄・しりくめなわ」と呼ばれたと古事記に記載されており、しめ縄の語源とされています。※諸説あります。

「しめ縄」を家に飾る意味が知りたい!

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File:Shimenawa.JPG - Wikimedia Commons (35667)

Bigben1979~commonswiki
そもそもお正月は年神様をお迎えして幸せを分けてもらうための行事。
しめ縄のしめは、「占める」が語源で「神様が占めるところ」という意味があり、神様が占める神聖な場所と下界を分ける結界の役目をしているのです。
つまりしめ縄を飾ることは、邪悪なものを遠ざけ家の中を神聖に保つという意味があります。
さらに、このしめ縄より内側である家の中は神聖なところであると神様にお伝えしているというわけです。
しめ飾りにはそれぞれ意味があり、ダイダイは「代々の繁栄」、裏白は「裏表のない心」、ゆずり葉は「子孫繁栄」、昆布は「よろこぶ」とされています。

実際に「しめ縄飾り」を作ってみよう

それでは早速、お家でしめ縄飾り作りに挑戦してみましょう。
藁を編むことが一番難しい作業ですが、100円ショップでもすでに編まれている状態の縄が売られていますので、それを利用すると非常に簡単です。
お子さまに手伝ってもらいたい作業としては紙垂(しで)作りがあります。
紙垂とは、しめ縄の下についているひらひらの飾りのこと。厚手の半紙で簡単にできます。しめ縄飾りと紙垂作りは、下記YouTubeの動画を参考にしてみてください。

簡単‼︎100均材料 しめ縄飾りの作り方/あとりえChikuTaku (ちくたく)

しめ縄・玉串の紙垂(しで)の作り方動画

「しめ縄」の飾り方と処分の方法は?

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それでは最後に、しめ縄の飾り方と処分方法についてお伝えいたします。
しめ縄はクリスマスのあとから12月28日の間に飾りましょう。29日では二重苦につながったり、9(苦)は縁起が悪いとされています。また、31日では一夜飾りと言われているのでこちらも避けるようにします。
しめ縄飾りを外す日は1月7日の七草がゆを食べたあとというのが一般的ですが、1月15日の松の内までとする地域もあるなどさまざまです。
飾る場所としては玄関先やドアの上の方が多いです。しめ縄の太いほうを右側にするように飾ります。しかし、こちらもやはり地域による違いがある場合もあります。
外したしめ縄は、神社のどんど焼きやお焚き上げで処分しましょう。

お正月には欠かせないしめ縄を飾ろう

今回は、新年を迎えるときに玄関先に飾るしめ縄について、その由来や意味、飾り方と処分方法についてご案内いたしました。
しめ縄は神様と大変に縁が深いもの。今までお正月になんとなく飾っていたしめ縄飾りも、その由来や意味を知れば飾るときの新年を迎える気持ちが引き締まる思いがしますね。日本古来の伝統的な行事をぜひお子さまの心にも残してあげたいですね。

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この記事のライター