フルーツと砂糖を煮込んで作るジャム。簡単に作れるので、自宅で手作りされた経験のある方も多いと思います。今回のテーマはイチゴジャム。おいしく、きれいに仕上げるコツは、レモン汁を使うこと!その秘密を紹介します。
基本のイチゴジャムの作り方
ジャムの定番と言えば、やはりイチゴジャム!
基本の材料は、
●イチゴ(ヘタを落としたもの)
●イチゴの重さに対して50~60%の砂糖
です。
基本の材料は、
●イチゴ(ヘタを落としたもの)
●イチゴの重さに対して50~60%の砂糖
です。
ここに、お好みでスパイスやハーブを加えてもおいしいのですが、子どもも一緒に楽しむなら、イチゴと砂糖だけのシンプルなものがいいでしょう。
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作り方はとても簡単!
●ボウルにイチゴと砂糖を合わせて、最低1時間~1晩おく
●イチゴから出てきた水分と一緒に鍋に入れて火にかける
●沸騰したら少し火を弱めて焦げ付かないよう見張りながら水分を飛ばす
です。
●ボウルにイチゴと砂糖を合わせて、最低1時間~1晩おく
●イチゴから出てきた水分と一緒に鍋に入れて火にかける
●沸騰したら少し火を弱めて焦げ付かないよう見張りながら水分を飛ばす
です。
筆者はきび糖を使っていますが、上白糖やグラニュー糖でもOKです。本格的に作るなら温度管理もしっかりしたいところですが、自宅用ならそこまで手をかけなくても十分おいしいジャムが作れます。
仕上がりをさらによくしてくれる「レモン汁」の効果
イチゴと砂糖だけでもジャムにはなるのですが、とろみが弱かったり、黒ずんでしまったりすることがあります。それを解決してくれるのが「レモン汁」です!ジャムがとろんとしているのは、フルーツに含まれるペクチンの性質によるもの。ペクチンが糖や酸と一緒に加熱されることでゼリー状になり、とろみが出てくるのです。イチゴは、含まれるペクチンが少ないため、レモン汁でそれを補うというわけです。
レモンのクエン酸には発色効果もあり、加えることでイチゴ本来の綺麗な赤色を出すことができ、レモンの香りや酸味により、ジャムがよりおいしく感じる効果もあります。
レモン汁を入れるタイミングは?
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イチゴと砂糖を合わせる時に入れてもいいのですが、レモン汁の効果がわかりやすいよう、ある程度煮込んで仕上げの直前に入れるのがおすすめ。レモン汁を入れたとたん、イチゴジャムの色がワントーン明るくなるのを見せてあげてください。きっと驚くと思います!ただし火には十分気を付けてくださいね。
また、レモン汁を入れたあとは、再度沸騰させ、しばらく煮込んでください。その方が長持ちします。
子どものお手伝いポイント
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2~3歳なら、レモン汁を絞るお手伝いができるはず。どんな香りがするかな?絞った汁をちょっとなめてみる?など声かけしながら誘ってみてください。
子ども用包丁が使える年齢なら、イチゴのヘタ取りもお手伝いにちょうどいいですね。
まとめ
パンに塗ったり、ヨーグルトやアイスクリームに添えて楽しめるイチゴジャム。どうして甘いジャムに酸っぱいレモンを入れるの?と子どもは不思議に思うかもしれません。レモンを入れることでとろんとして、色もきれいになることを、作りながら見せてあげられると子どもも納得してくれそうですね。「レモンの魔法でおいしくなーれ!」と親子で自家製ジャムを作ってみてはいかがでしょうか。