最近では、一般的になった子連れ海外旅行ですが、赤ちゃんや子どもを連れての海外は不安も大きいですよね。心配するあまり、片っ端から必要そうな物を詰め込んだら大荷物に……なんてことにも。今回は、旅行中に活躍する日本から持っていきたい持ち物をご紹介します。
海外旅行に行けるのは何歳から?
よくお昼寝をしてくれて、まだあまり歩き回らない1歳前くらいか、イヤイヤ期を過ぎた3歳以降が安心です。とはいえ、子どもによって成長の度合いは大きく異なるので、無理のないタイミングで行くようにしましょう。
また、パパママだけでなく祖父母など同行者が多い方が、家族のサポート体制もがっちりと組めますね。
国によっては予防接種などが必要
また、海外では日本では流行していない病気が発生していることも多く、感染の危険性も少なくありません。年齢相応の定期の予防接種が完了しているかについても、事前に確認しておくことも重要です。
子ども用のパスポートの取得方法
・一般旅券発給申請書 ×1
・戸籍謄本または抄本(原本)×1
・住民票の写し ×1
・写真(縦45mm×横35mm)×1
・身元確認書類
住民登録をしている各自治体のパスポートセンターで直接申請します。12歳未満であれば、手数料は6,000円です。12歳以上で5年有効の場合は11,000円、20歳以上で10年有効の場合は16,000円となります。
申請から受領まで、土日祝日を除いて1週間ほどかかるため、書類の準備等も含めて早めに用意しておきましょう。また直接窓口での受け取りとなり、本人確認もおこなわれるため、基本的には赤ちゃんや子どもも一緒に行く必要があります。
基本的な持ち物
また海外旅行保険証券も忘れずに。万一の際、慌てずに済みます。もしインターネットで保険の契約をおこない、保険証券が送られてこない場合は、必要な情報をプリントアウトして持っていくとよいでしょう。
ウェットティッシュ&除菌シート
メーカー:LION
日本でも、食中毒やウィルス感染対策に、除菌ジェルやシートを持ち歩いているパパママが多いですよね。
海外旅行では特にウェットシートタイプを持参すると便利です。日本のレストランではおしぼりが出されるのが一般的ですが、海外のレストランでは出てこないことが多いためです。
また、衛生状態が不安な場所も多いので、食事前には除菌シートで手を拭くだけでなく、子どもが食事中に触りそうなテーブルや椅子なども拭いて消毒しておくと、より安心です。
また海外のトイレは、便座が汚れていることがあるので、そういった場合も除菌シートが便利ですよ。
使い捨ての食事用エプロン
販売元:Neat Solutions
旅行用には、使い捨てタイプのエプロンの持参がおすすめです。
ホテルでの朝食、外出先での昼食・夕食、ほとんど毎食が外食になりますので、使い捨てタイプだと食事ごとに捨てられて便利です。薄いので複数枚持ち歩いても荷物ががさばりません。
子どもサイズの箸・フォーク&スプーンセット
販売元:プライムナカムラ
レストランによっては、子ども用のカトラリーが用意されているとは限りませんので、持ち運びに便利なケースに入った、フォーク&スプーンのセットを持参しましょう。箸が使えるようになったお子さんは、子どもサイズの箸もあると便利です。
日本のように割り箸が置いていあるわけではなく、海外サイズの箸は長くて使いづらいことがあります。
麺類をカットするカッターもあると重宝しますが、これは空港で危険物とみなされて没収されてしまうこともあるため、持ち込みではなく、預け入れの荷物に入れましょう。
オムツ、おしりふき
販売元:Kirkland
多めに入れておけば、スーツケースの中の緩衝材としての役目も。帰りに近づくにつれて少なくなるので、お土産を入れるスペースも心配ありませんね。
おしりふきは、ウェットティッシュの代わりとしても活躍してくれます。合わせてビニール袋も用意しておくと、ゴミ袋以外にも濡れたものを入れておくときに便利です。
また、おもらしなどで洋服を汚してしまうことを考えて、旅行用の折りたたみハンガーや、洗濯用洗剤を小分けのボトルに入れて用意しておくと、もしものときにも安心ですね。
おしゃぶり
販売元:NUK
また、授乳したり哺乳瓶でミルクをあげたりすることも効果的です。授乳するときのために、授乳用ケープを用意しておくといいですね。
小さい子どもなら飴や吸うタイプのゼリーがおすすめ。ちなみに耳管の構造上、離陸時より着陸時の方が痛くなりやすい特徴があります。
抱っこひも、スリング
販売元:Ergobaby(エルゴベビー)
とはいえベビーカーは荷物になってしまうので、抱っこ紐ひもやスリングが便利です。いつも使っているものが使い勝手もよく、子どもも落ち着いて眠ってくれるはずです。
パックタイプのドリンク
販売元:伊藤園
海外では、基本的に水はペットボトルを購入して飲むことになるので、子ども用のマグや水筒を持参し、ペットボトルの水を継ぎ足して持ち歩きましょう。
でも、たまにはフルーツジュースを子どもにせがまれることもありますよね?
特にアジアでは、レストランで出されるジュースに入っている氷は水道水を凍らせていることが多く、その場合、お腹の弱い子どもはその氷であたってしまうことも。氷なしをオーダーするのが良いですが、日頃飲み慣れているパックタイプのジュースを持参しておいた方が心配が少ないでしょう。
インスタントフード
販売元:永谷園
日本食を食べ慣れている子どもにとって、外国の料理は口に合わないことも。レストランでメニューを見ても、子どもにいったい何を食べさせたらよいだろう?と悩むことも多々あります。
離乳食期の赤ちゃんであれば、ベビーフードを持参することで悩むことなく安心して過ごせます。
そして、幼児食期の子どもの食事が一番難しいところ。いざ、食べられるものが何もなくて困ったときのために、日頃、食べ慣れているレトルトやフリーズドライなどのインスタントフードを持っていくことをおすすめします。
筆者の場合、常温でもそのまま食べられるお粥や、カレーソース、フリーズドライの味噌汁・コーンスープ、ふりかけなどを持参しています。
ただ、国によっては持ち込みが制限されている食品もあるので事前にチェックを!
子ども用おもちゃ
販売元:パイロットインキ(PILOT INK)
またiPadなどタブレットに、アプリをダウンロードしておいて持っていくのも。他にも、ぬりえやおりがみ、お絵描きセット、お気に入りの絵本など子どもの好みに合わせて、アイテムをチョイスして持っていくとよいですね。
常備薬・母子手帳も忘れずに!
また、リゾート地に行く場合には、日焼け止めも必須。子どもにも使用できる、肌に優しいタイプを用意しておくとよいですね。
万が一、現地の病院にかかる際には、出生記録や予防接種記録などがわかるとスムーズかつ安心なので、母子手帳のコピーがあると万全です。
機内に持ち込める持ち物は?
特に、液体物の持ち込みに注意が必要です。100mlを超える液体物は持ち込みが不可とされ、機内で必要な場合には100ml以下の容器に入れ替え、ジップロックなどのジッパー付き透明プラスチック袋に入れる必要があります。機内での乾燥が気になるからと、保湿クリームなどを持っていく場合には気をつけましょう。
しかし、ベビーミルクやベビーフードに関しては、液体物持ち込み制限の対象外となるため、ジップロックに入れずに持ち込むことが可能です。制限区域内で購入したお茶などの飲み物の液体物なら、機内持ち込みも問題ありません。
赤ちゃん用の爪切りは、持ち込みOKの場合が多いですが、没収されてしまうことも。機内で使わない用品は、預け入れ荷物に入れておきましょう。
海外旅行では保険に加入した方がいい?
海外では日本の健康保険は適用されないので、もしケガや病気で病院を受診すると、全額自己負担となります。
また、高額な治療費や入院費が請求されることも少なくありません。大人では大したことのない感染症も、子どもがかかると重篤な症状があらわれることも。安心して旅行するためにも、海外旅行保険への加入は必須です。
現地でも調達できるもの
ハワイやグアムなどリゾート地への旅行なら、衣類や下着の着替えは最低限持っていき、現地調達するのもおすすめ。日本では見られないような、色使いのかわいい服や帽子、水着、おしゃれな子ども用サングラスなど、リーズナブルにそろうことも多く、旅をいっそう楽しいものにしてくれるはずです。
またタイなど暑い国に行く場合、車内や室内はエアコンが効きすぎて寒いことも。薄手の長袖を1枚持っていくと重宝しますが、現地調達するのが難しいこともあります。ない場合は、バスタオルなどで代用できますよ。
現地でケガや病気になった場合の対処法
海外旅行保険に加入していれば、緊急時に役立つハンドブックをもらえることもあるので、携帯しておくことをおすすめします。
「備えあれば憂いなし」準備は念入りに
「備えあれば憂いなし」。しっかり準備をして旅行を満喫しましょう。