ムーミン谷で有名な「トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園」(2017年6月より改称)。ムーミンの世界を無料で気軽に楽しめることから、休日にはたくさんの親子連れが訪れます。ここでは意外に知られていないザリガニ釣りの楽しみ方を紹介します。
トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園とは?
【所在地】埼玉県飯能市大字阿須893−1
【最寄り駅】西武池袋線 元加治駅 徒歩20分
【駐車場】無料(※市民体育館・市民球場・ホッケー場と共用)
【開園時間】午前9:00〜午後5:00(※季節によって、開園時間は変更)
【休園日】毎週月曜日※2019年4月29日、5月6、7日を除く
写真のムーミン屋敷は自由に入れ、子どもは階段ウラやくり抜かれた柱に隠れたり大よろこび。本物志向の強い施設なので、はじめて訪れた大人も質の高さや雰囲気にビックリします。
屋敷内でたくさん遊んだ後は、外遊びも楽しみましょう。
今回は、ムーミン屋敷の左手奥に見える水辺での遊び方をご紹介します。
ザリガニ釣りをしよう!
その周りを囲む「わんぱく池」は裏山から流れる水流が貯まる水辺ですが、ここではザリガニが釣れます。
ザリガニ釣りは、準備を含め短時間で楽しめるので、こういうお出かけイベントでの「ちょっとした追加あそび」にピッタリです。
「にょろにょろ風ベンチ」でザリガニ釣りの仕掛けを作ろう
このベンチでザリガニ釣りの準備をしましょう。
・たこ糸(えさが結べて切れないなら何でも可)
・スルメ(他にも煮干し、燻製いか、何でも可)
・はさみ(たこ糸を切るもの)
これらは当日の思いつきでも、途中のコンビニや公園横のホームセンターで入手可能です。
ちなみに、エサがなくても、小枝を擬餌にして釣る達人もいます。要は本当に何でも釣れます。
でも、ここは頑張らず、匂いのあるスルメなどのエサでトライしましょう。
その辺に落ちている木の枝を拾い、たこ糸の端を結び釣りざおにしたら、さあザリガニ釣りの始まりです!(生えている木の枝を折らないでね)
ザリガニが棲んでいそうなポイント
最初の30分くらいはザリガニもエサに気付かず、姿が見えないこともあります。でも、根気よく続けると匂いに釣られ、ザリガニが姿を現します。
1匹目のザリガニを見つけると「いたっ!」と歓声も上がり、がぜん盛り上がります。
ハサミでつかみ、口まで持ってくるまで、がまん、がまん。
ガッチリはさませたところで、ゆっくり引くと……。
ザリガニが見つかるまで、イライラすることもあります。
見つけた後も、釣り上げるときに食い付きが甘く、ザリガニがボチャンと落ちたり。
でも、子どもは色々と場所を変えたり、釣れるまでのかけひきや、釣るための工夫を自分で考えたり、悩んだりもします。
だからこそ、子どもが自分の力で生き物を釣り上げたときの感動は、なかなかのものです。
「私もやりたいっ」「貸してっ」
そんな声が聞こえたら、ちょっとした優越感を感じつつ、ここは気前よく貸してあげましょう。仕掛けもすぐに作れますから。
帰るときは……
釣れたザリガニには、敬意を表し「ありがとう」と言って池に戻しましょう。また、あそべますね。
そして、帰りの電車や家で今日一緒に遊んだザリガニの話しをしませんか?
どんな家族と一緒に住んでる?
好きな食べ物は?
いま何をしている?
おはなしづくりを一緒にすると、子どもの想像がどんどん膨らみます。
また、印象の強いうちに絵本の読み聞かせをすると知識や思い出が定着し、今日のことをきっと忘れないでしょう。