妊娠中にDWEを購入し、4年半が経過しました。途中中断した時期や、挫折しそうになったこともあります。子どもの成長に合わせて長く使えるDWE、4歳になったいまは大活躍!我が家の英語教育の主軸になっています。その魅力と反省点もお伝えします。
ディズニー英語システム(DWE)の購入に向けて
幼稚園児のいる友人の家に遊びに行ったところ、ミッキーの英語の教材“DWE”がありました。その可愛さと、幼少期に英語教育をしているという話は、とても印象的な出来事でした。
数年後、小学生になったその子が、とても綺麗な発音で流暢に英語の絵本を読んで聞かせてくれました。
その時、DWEの効果を目のあたりにし「子どもができたら絶対に購入したい!」と強く思ったのがきっかけです。
夫婦で納得してDWE購入を決断!
CDをかけてみたら。子ども向けの音楽はよくわからないけれど、何だか楽しそう。
DVDには細かな解説もあったので何度もかけ、さらに資料を読み込んで理解を深めました。
DWEはとにかく教材の量が多く、他の英語教材に比べても高額です。そのため、夫に理解してもらうには、自分がしっかりその良さを説明できないと難しいと思ったからです。
特に、マタニティ期の購入を望んでいたので、まだ見ぬ子どもに高額投資をする決断が必要です。
夫は社会人になってからも英語学習に苦労をした経験がありました。よって、夫婦の共通認識として、英語の早期教育に理解があったのは良かったです。
まずは、夫にDWEの存在を話しました。興味を示したところで友人の家に行き、10年DWEをしている子どもの英語力を確かめてもらいました。
そして間髪入れずに説明会の予約をいれます。あえて「ワールドファミリー・スクエア」という情報がたくさん得られる場所にしました。そこでは実際の教材を見て、触って、使い方を質問できたり、英語教室に来ている子どもたちにも出会えるのです。
努力の甲斐あって、夫には教材の良さは存分に伝わりました!家庭学習だけではなく、短期留学やキャンプ、イベントなどアウトプットの機会が多く持てることにも魅力を感じたようです。
1番の決断の理由は、説明会の最中、サンプルCDと同じ音楽が流れると、ダンスをしたように子どもが反応したのです!
ちょっと単純ですが、まだ見ぬ子どもが喜んでいる、と盛り上がった瞬間です。
DWEで購入したセット
我が家は、ベビー用のP(プレイ・アロング・セット)とベーシックなミッキー・パッケージと呼ばれるMTDSのセット、プラスしてG(ミッキー・マジックペン・セット)の6セットを購入しました。
単品でも購入は可能ですが、追加購入となるとそれぞれ約2万円程度割高になります。(2016年購入当時)そのため、多くの家庭は、フルセット購入に至るようです。
しかし、口コミで知った友人の家庭は、S(シング・アロング・セット)という歌の教材のみの購入でした。
アニメを英語で視聴はしたそうですが、あとは会員制度を利用し、DWEのイベントに積極的に参加をしたくらい。
少ない手持ちのDWE教材を何度も何度も反復することでも、大人も驚く英語習得を叶えていたのは、購入の参考になりました。
それもあって、フルセットだから効果が高いとは結びつかず、使いこなせることに重点を置きました。
実際に使うようになるのが、まだ数年先だったということも理由です。
DWEのアドバイザーの実体験も参考になる!
実はアドバイザーをはじめとするスタッフの多くは、DWEユーザーだそうです。そのためか、その良さを伝えたいという方が多い印象です。
私も街中で教材を紹介しているDWEスタッフを見つけると、話しかけています。アドバイスやほかのユーザーの話も聞けるのでおススメです。
我が家の担当アドバイザーには高校生のお子さんがいました。彼は日本人の苦手な文法のひとつ、前置詞の使い分けを自然にしていたそうです。
英語は英語として理解しており「日本語だって“空を青い”とは言わないでしょ」と。前置詞とはそういう感覚と同じだと説明されたそうです。
こうした数年先の話は参考にも励みにもなるので、聞いてみたいですよね
DWEの取組み~マタニティからベビー期~
ベビー期にDWEを取り組んだ実体験
おなかの中にいてもベビーは外の音が聞こえるので、とにかくCDを常に流していました。プレイ・アロングのCD3枚、シング・アロングのCD4枚が中心です。
DWEではこの「歌」が大切なので、この時期に親が歌えるようにしておけばよかったと思いました。
・ベビー向け教材「プレイ・アロング・セット」
基本的にベビー期はこのプレイ・アロングが中心になるかと思います。
CDとDVDと連動したおもちゃのセットなのですが、生後6か月くらいまではCDの聞き流しを中心に行い、その後はDVDも見せ始めました。
テレビを含めた映像は控えていたのですが、このDVDは時間も短く、刺激的なものではないので、ベビー向けとしては安心でした。
・週末イベントに参加
DWEでは週末にかけて、全国でイベントを開催しています。そのイベントで頻出する単語や曲が事前にわかるので、開催に向けて練習するのが日課でした。
0歳までは無料で、大人は1人1,600円で参加できます。1歳からは1,060円(2020年9月現在)で、1~2か月に1回は参加していました。
最初は見学だけだったのが、だんだん参加できるようになって、その成長も楽しめます。DWEの先生たちに会って会話ができるのも魅力です。
・教材について勉強
DWEでは会員向けに使い方の講座や専用電話もあるので、積極的に利用しました。併せてSNSなどで先輩ユーザーの取組みを予習するのもいいと思いました。
・「両親のためのテレフォン・イングリッシュ(TE)」
身近な生活に即した親向けの内容の英会話レッスンができます。専用のテキストがあり、週に1回参加可能。
WFクラブの会費は3,400円+税が毎月かかります。しかし、マタニティ会員は無料です。誕生の翌々月から18か月までベビー会員となり、月1,200円+税ですが、この価格で英会話レッスンが受講でき、お得でした。
ベビー向けの語り掛けは、日本語とのミックスや単語だけではなく、きちんとセンテンスですることが大切。これは勉強になり、有難かったです。
・英語の絵本の読み聞かせ
幼少期はとにかくCDを聞かせておきましょう、そればかり言われます。聞き流しの時期から移行するタイミングを逸してしまうともったいないです。
DWEの教材のBOOKには英語の朗読CDもあるので、これは絵本の読み聞かせとしてベビー期から活用して置けば良かったです。
ベビー期の英語CDの聞き流し・反応と効果
試しに「open」や「close」それから「clap」と言ってみました。するとしっかりその動作をしたので、意味がわかっていたのか、と驚きました。
また、子どもの発語は比較的早かったのですが「apple」や「orange」などは、英語のほうが先に出ていました。
これらは、プレイ・アロングのおもちゃで一緒に遊んだことで、自然に身についたようです。
DWEは2歳で中断
しかし、8か月頃から幼児教室に通い始め、英語の発語が出るとご注意を受けるように。英語の早期教育よりも日本語を大切にする先生だったのです。
「clap」で手をたたいても、「たたく」ではその動作をしなかったので、まずは日本語の意味を理解してから、というご指導でした。
その後、DWEは控えめにならざるをえず、イヤイヤ期に突入。さらに引っ越しがあり、その間2年弱くらいしっかり取り組めない、ブランクが発生してしまいました。
英語の早期教育は日本語の発語を遅らせるのか
DWEのコミュニティの中でも、そういった相談をしている方もいるようです。我が家も、早い段階で単語レベルですが英語の発語もみられました。
でも日本語の絵本を1日20冊読んでいたこともあって、日本語の発語も同じくらい早かったです。
そして英語と日本語を混同することもなく、特に影響はないと感じました。DWEで推奨される、1日4~5時間のかけ流しが減ったこともあるかもしれません。
個人的には一般的な家庭環境で、DWEを1日数時間かけ流すだけで、英語が優位になって困ることは少ないのではないか、と思います。
むしろそれプラス、相当の取組みが必要で、その努力の成果でもあるのかな、と感じました。実際にDWEユーザーには、ネイティブレベルのスーパーキッズが存在するようです。
そして今となっては、強い意思をもって1日4~5時間のかけ流しをしておけばよかったと思っています。
イヤイヤ期にはDWEが停滞
ちょうどイヤイヤ期に重なり、親がストレスを抱えて休会をした友だちもいます。我が家も、提出する課題を録音しようとしても、機嫌を損ねるとわざと言わなかったりと、思うようにできませんでした。
とにかく英語を嫌いにならないでほしいという気持ちと、課題を出したいという焦りが重なって、我が家もしばらくは月会費を支払いながらも放置する期間が続きました。
とにかくDWEはインプットを継続することが大切だと言われています。
・DVDを嫌がったら「ママがみたいんだ」とごまかしてでも流す
・単語カードはジャンプして遊びながら言わせる
・お風呂の時間だけ、CDを流したり英語で語り掛ける
イヤだと言われても、1日に英語に触れる時間を持てるよう、みなさん工夫していました。
DWEを再開したきっかけ
そんな我が家がDWEを積極的に取り組めるようになったきっかけが3つあります。
DWEの会員サービス
いずれも会員なら参加は無料で、週に2~3回はアウトプットできる場所があることになります。これはとても有難い。他にも定期的にアップされる動画やLIVE配信もあり、DWE継続のためのサポートが充実している印象です。
これらに参加するようになって、生活にメリハリができたこともマンネリ脱出につながりました。
会員限定の英会話教室「ABC Club」
子どももこれまでインプットした英語をどう使うか、その楽しさがわかったようです。同世代の子どもたちと英語でコミュニケーションをとれる場所は、本当に素晴らしい。
「HELLO BOOK」というテキストには、次のレッスン内容で使う曲や単語カードの指定がありました。何を取り組めたかのチェック欄も。これにより、親もやるべきことが明確になり、他のサービスと併せてスケジュール管理ができるように!
DWEユーザーの仲間の存在
またABC Clubでも取組みを共有することで、これまで取りこぼしていた情報も教えてもらえました。子どもも刺激を受け合える仲間ができ、励みになっています。
DWEユーザーに外で出会うと、なぜか仲間意識が芽生えて、すぐに仲良くなれるのも魅力のひとつ。そのおかげもあって、停滞期から脱出できました。
ディズニー英語システムを約4年半続けた現在の効果
とはいえ、英語耳がしっかりできていることは確かです。2歳頃には、発音を直されることもよくありました。日本人が不得手とされる「L」と「R」の聞き分けや発音もしっかりできているようです。
最近、別の英会話のサマースクールに参加しました。ネイティブの先生とのやり取りを見ていたスタッフから、どこで英語を習ったのか、と驚いた様子で聞かれました。
幼少期でこれだけ英語でコミュニケーションできるのはレベルが高いと驚いたそうです。確かに、英会話を始めたばかりのお子さんの発音とは「water」とか「purple」など、明らかに違うのは感じていました。
また、ベビーの頃から外国人慣れしているので、臆することなくコミュニケーションをとることができる。聞き流し、かけ流しの効果もあってか、自然にわかっている単語もあり驚きます。
しかし理想としては、センテンスで話せるようになっていて欲しかった!そう思ってしまうのは、SNSやイベントで見かける、他のDWEユーザーのレベルが高いこともあるのかも知れません。
親の努力不足によって求めるレベルには至っていないので、反省点が多いです。しかしベースがしっかりできていることは実感しています!
DWEのメリットとデメリット
メリット
・音楽がベースなのでブランクがあってもすぐに思い出せる
・ユーザーの仲間意識が高い
・親も一緒に英語を学べる
・外国人慣れして、感情の表現力も高まる
・ディズニーランドに行った時の反応が最高
デメリット
・途中で大きなリニューアルがあった(2020年4月)
・発語するまでは一方的な取組みなのでモチベーションの継続が大変
・親の頑張りがないと難しい
・情報収集を怠ると会費がもったいない
・イヤイヤ期は親との戦いになる
教材の劣化に関しては、会員は交換制度もあるので、少ししたら利用してみようかなと思っています。大幅なリニューアルに関しては、買い替えもできましたが、旧バージョンで慣れていたので、あえてしていません。
その他のデメリットは、子どもの成長が解決したので、現状での困りごとはあまりないかも知れません。
まとめ
DWEを再開した現在は、4歳になった子どもに学ぶ意欲が湧いてきました。そして、親もがんばっています!中断しても、これが0からのスタートではないことは強みです。
使いこなせたら幼少期の英語教材としてはとてもいいし、効果もあると思います。同時に、それには親の努力と仲間作りが大切だと実感しています。
それぞれの家庭環境や目標によっても変わると思います。数年後にもDWEをやっていてよかったと言えることを信じて、これからも継続をしていきたいです。