おうちでは子どもと一緒に遊びながら親子のコミュニケーションをとりたいものですね。そんなとき、ゲームはいかがでしょうか。遊んでいるうちに、数をかぞえたり仲間あつめで算数の練習になったり、色やことばを覚えるなど学びの要素もふんだんです。親子で楽しめる、いろいろなゲームの種類とおすすめのボードゲームを年齢別にご紹介します。
室内遊びでできるもの
しっぽとり
【遊び方】
ひもや紙テープ、なわとびなど「しっぽ」になるものを人数分用意。ズボンやスカートのウエストの部分にしっぽの端を入れます。動き回っても良い範囲や、制限時間、しっぽを取られたときに集まる場所、ウエストに入れるしっぼの長さなどの簡単なルールを決めてください。
「よーいどん」の合図で自分のしっぽを取られないように気をつけながら、お友達のしっぽを取りに回ります。
おままごと
想像力が鍛えられるほか、言葉やコミュニケーション能力の発達にも役立ちます。
積み木
たとえば、まだ小さな子どもの場合は大人が組み立てたものを倒してその様子を楽しむことができますし、もう少し大きな子どもであれば、同じ色を集めたり数を数えたりする知育玩具としてもおすすめです。もくもくと一人でどれだけ高く積めるかに挑戦する子どももいます。
子どもの年齢が上がるにつれ、遊び方が成長していく様子が感じられるのが積み木遊びの良いところでしょう。手先が器用になるだけでなく、想像力や創造力の向上、集中力の習得などいろいろな知育効果も期待されます。
お絵描き
最初はパパママが子どもの興味のあるものを描いてあげてください。見ているうちに子どもも自分で描くようになっていきます。電車や動物など身近にあり、子どもが好きなものを描くと子どもも楽しんでくれるはず。
クレヨンや色鉛筆など、画材によって描き味が違うことを楽しむのも一案です。初めから上手に描けなくても大丈夫。子どもの描いた絵は否定せずに、子どもの気持ちを大事にして褒めてあげることが大切です。できた作品を飾ってあげるとより一層楽しくなります。
外遊びでできるもの
ボール遊び
転がる、投げる、バウンドさせる、蹴るなどさまざまな遊び方があるのもボール遊びの特徴。キャッチが苦手な子どもの場合は、転がってきたボールを受け取るところからスタートし、徐々にステップアップしていくと自信につながります。
追いかけっこ
砂遊び
2歳の子どもの特徴
少しずつ指先を上手に動かせるようになってくるため、ボードゲームをスタートするには良い時期だと言えます。簡単な挨拶などもできるようになるため、ぬいぐるみなどで挨拶遊びをするのもおすすめです。
【2歳~】同じ色のくだものを摘もう!
メーカー:HABA(ハバ)
2歳から楽しめるボードゲームで、ルールは至って簡単!
サイコロの出た目に書いてある色と同じ色のくだものを、カラスが来るまでに摘んでいくゲームです。カラスはサイコロのカラスが描いてある面が出ると1マス進みます。
色の区別がハッキリしはじめる2歳児にはもってこいのゲーム。色を覚える練習にもなりますよ!
3歳の子どもの特徴
子どもが納得が行かないことに対して自己主張するようになりますが、納得が行くとすんなりと言うことを聞いたりもするのがこの年頃。お友達とも関われるようになりはじめます。走る・ジャンプするなど基礎的な運動能力も備わってくるでしょう。
【3歳~】単純明解!幅広い年齢に人気の定番ゲーム
メーカー:Amigo
幼稚園などでも使われている定番ゲーム。
カードにヘビの体の一部が描かれているものを1枚ずつめくり、つなげられれば場に並べていき最後に全身が完成したときに多くのカードが使われていた人が勝ちという単純なルールです。
簡単なルールなので小さい子どもでも盛り上がることができ、またレインボーのカラーリングがキレイなので、目で見ても楽しいですよ!カードが丈夫で、10年使用しているという方もいるほどですから、兄弟姉妹で長く使えるのも嬉しいポイントですね。
4歳の子どもの特徴
相手の気持ちを考えられるほか、簡単なルールを理解し守ることができるようになるため、少し複雑なゲームにも挑戦してみましょう。
【4歳~】大人もハマる!頭脳戦で考える力を養おう
メーカー:ペガサス
こちらはドイツで表彰もされている人気のボードゲーム。
すごろくの要領で、チーズを集めながら1人数匹ずつねずみを進めていきます。ねずみは、後ろから追いかけてくるねこ(ねこはサイコロでねこの目が出ると進む)に追いつかれると食べられてしまいますが、途中で用意されている部屋に逃げこんでもOK。最終的に、チーズをたくさん獲得できた人が勝ちとなります。
しかし途中の部屋にあるチーズは小さいため、大きなチーズを狙って逃げ込まずに最後のゴールを目指すか……と頭を使う頭脳ゲームです。単純でありながら、自分でどのように進めるかを考えるため、非常に優秀な知育ゲームなんです!
ちなみに、ねことねずみのコマが可愛いとママからは特に好評です!
5歳の子どもの特徴
順番に並ぶ、待つ、我慢するなどの社会性が身に付き、集団の中でスムーズに生活できるようになるのもこの頃。時間の理解、空間の理解も進みます。文字に興味を持ち、自分の名前の読み書きができるようになる子どもも少なくありません。
【5歳~】遊びながら地理・文化などの学習にもなる!
メーカー:エポック社
こちらはドラえもんのすごろくですが、商品名にある通り日本旅行を目的として日本地図の上を進めていきます。裏面には世界旅行バージョンもあり日本に限らず世界地図の勉強にもなると好評です。
レビューでは、5歳児には難しいという声も少なくないですが、一方で4歳でも楽しんでいるという意見もあります。難易度を選んで遊べるので難しいうちは簡単バージョンで遊び、小学校低学年くらいになりルールが完璧に理解できるようになれば、しっかり遊べ、長い期間楽しめるのも魅力的です!
6歳の子どもの特徴
遊び方はさらに発展し、集団の中で役割を決めて楽しむ遊びや、想像したものを共有しながら遊ぶように変化。学習能力も飛躍的に伸び、ひらがなの読み書きや話を創作するほか、簡単な計算を解くこともできるようになります。
【6歳~】大人も負ける!?複雑なゲームで頭の体操
メーカー:カワダ
迷路とすごろくを合わせたような少し複雑なゲーム。ドイツでは国民的ゲームとして知られています。
まずカードを引いて自分が探す宝物を確認し、それをパズルのように動かせる迷路を毎回動かしながら道を繋げて目標の宝物までたどり着くといったルール。
毎回1人ずつ道を動かしていくので自分の番がくるまでに道がどんどん変化してしまうため、先が読み切れないことが面白さを増しています。大人が柔軟な発想のできる子どもに負けることも多々あるとか!