妊娠中は、つわりなどの体調の変化に関する悩みや陣痛はどのくらい痛いのか?など、出産に関するさまざまな疑問や不安を抱えることが多いですよね。そんなときに、ゆったりとした気持ちで読んでいただきたい、妊娠・出産をテーマにした本を4冊ご紹介します!
芥川賞作家の爆笑&号泣エッセイ『きみは赤ちゃん』
著者 :川上 未映子
出版社 :文藝春秋
35歳ではじめての出産をした芥川賞作家の川上未映子さんが書いた「号泣&爆笑」の出産・育児エッセイです。
作家ならではの観察眼と豊かな表現で綴られているのは、飾らない赤裸々な出産育児体験談。
つわり、マタニティー・ブルー、産後クライシスなど、これから出産を迎える方に参考になる情報がたくさん詰め込まれています。
出産後もきっと何度も読み返したくなるような、そんなエッセイ。
ママだけじゃなくパパにもぜひ読んでいただきたい、オススメの一冊です。
直木賞作家のマタニティ小説『マタニティ・グレイ』
著者 :石田 衣良
出版社 :KADOKAWA
直木賞作家である石田 衣良さん著作の、キャリアウーマンが主人公のマタニティ小説です。
主人公はやりがいのある仕事を持った、キャリアウーマンの千花子。
充実した生活を送っていた千花子でしたが、予定外の妊娠が発覚し人生の岐路に立たされます。
とまどいながらも出産を決意した彼女を待ち受けているのは、つわりや職場での対応、夫との関わり方などの問題です。
仕事を持つ女性が経験する妊婦にかかわるさまざまな事柄が瑞々しい筆致で描かれている、男性である著者の石田さんが、新境地に挑んだ意欲作となっています。
ひとつの物語として楽しめる、小説が好きな方にオススメの一冊です。
『ママだって、人間』(育児漫画・田房永子)
著者 :田房 永子
出版社 :河出書房新社
実母とのバトルを描いたコミックエッセイ『母がしんどい』で人気を博した漫画家・田房永子さんの妊娠&育児マンガです。
妊婦や育児中の母親が普段の生活の中で「あれ?何かヘン」と感じることを、鋭い観察眼で浮き彫りにしていて共感できる部分がたくさんあります。
おもしろいだけではなく、読み手の中に新しい何かを生み出せるような、そんなキラリと光る魅力を持った作品です。
人気ブログ!たまご絵日記 ~新米かあちゃん奮闘記~
著者 :ナナイロペリカン
出版社 :マイナビ出版
第4回すくパラブログコンテスト子育て部門最優秀賞に選ばれた、人気育児ブログ「たまご絵日記」が育児漫画エッセイになりました。
怒涛の嵐のような出産から1歳までの赤ちゃん育児が、個性的なイラストで赤裸々に描き出されています。
実況中継さながらの克明な描写に、思わず爆笑してしまう方も多いはず。
とにかく「おもしろい」のひとことに尽きる作品。
育児に疲れたときや将来の育児に不安になったときに読んでいただきたい、元気をもらえるオススメの一冊です。