アルファベットが読めるようになり、「英語あそび」から本格的に「英語学習」に移行していくにあたって、おうち英語ではどのような教材を使っていけばいい?わが家の体験から名詞や動詞を覚えるのにぴったりな教材を紹介します!連載【小1から英検チャレンジ】vol.26です。
英語教材、いろいろ買って失敗……
英語の教材は数多く存在しています。Amazonなどで検索してみると本当にたくさん出てきますよね。
たくさんありすぎて何がわが子に合うのかわからないですし、何より継続できそうなものを見つけるのが大変です。
わが家も「コレ良さそう!」と思って購入したものがありますが、続けられなくてホコリを被ってしまったものもたくさんあります。
そこで今回は、ママミーヤの過去の失敗経験を活かして、「英語あそび」から「英語習得」に向けて選びたい教材についてお伝えしたいと思います。
ウチには合わなかった教材
ドリル形式の教材
アルファベットを書く練習や、絵と単語を線で結んだり塗り絵をしたりしながら楽しく英語に触れていくドリルのようなものを購入しました。
しかし、この形式の教材はわが家には向いていないと実感しました……。遊びとして取り入れるには、少しハードルが高いような気がしました。
アルファベットや簡単な単語を書かせるドリルであれば、以前フォニックスを学ぶ教材としてご紹介した「Sound Great」以上の教材は無いと思います。
英語がスラスラ読める!『フォニックス』を自宅で学ぶ【小1から英検チャレンジ】Vol.5
ペン付きの本
絵本にペンが付いていて、そのペンで絵を触ると英単語を発音してくれる、というものです。
プレゼントでいただいて、最初は娘のミヤピーも喜んで使っていました。しかし、使っていくうちに単に音を発するおもちゃとなり……。
扱いが雑だったからなのかすぐにペンの反応も鈍くなり、音声がよく聞こえなくなってしまいました。
英語教材を選ぶコツ:学習目的と対策を再度考え直してみる
自宅で英語に「楽しく」取り組めるように、いろいろと教材を探し、買っては失敗……。
そこで、継続しないのはなぜなのか考えてみました。
与えておけば自分だけで英語を身につけられると思ってしまった
これは親の怠慢でした。
幼児には酷です。与えておくだけでOKなのは「かけ流し」だけです。
ボキャブラリーを身につけるのが大切
語学力が跳ね上がるのは「読書」の力が大きいと感じます。日本語でも同様です。
本を読めるようにするには語彙力が重要です。語彙が無いと自分で読むことは不可能ですし、読み聞かせされても楽しくありません。
そこで、初級のときはボキャブラリーを増やしていくことを念頭にしていく結論に達しました。
おすすめ教材と勉強法1:英語かるたで名詞を覚える
名詞は覚えやすいので、初めに取り組む英語教材には適しています。
名詞を中心とした英語かるたは豊富な種類が売られていますので、使ってみるのもいいと思います。最近は、音声もダウンロードできるかるたも売っています。これなら、読み上げをきちんとした発音で行うことができます。
さらに、身近なものを教えるだけでも語彙は増えると思います。
宇宙飛行士の山崎直子さんは訓練で必要だったロシア語を覚えるときに、手始めに家中のものにロシア語の対訳を付箋に書いて貼って覚えたとおっしゃっていました。
赤ちゃんも「ママ」「パパ」「りんご」など身近な名詞から覚えていきませんか?それと同じですね!
おすすめ教材と勉強法2:苦戦する動詞は英語カードで
名詞を覚えるのはとても簡単ですので、教材を用意しなくても覚えていけると思います。しかし、言語を理解するのに最も重要なのは「動詞」です。
動詞を覚えるのは、正直なところ今でも苦労しています。
どうやって理解してもらうのか?英語が母国語でない場合はどうやればいいのか?
しかも相手は子ども。教える私も英語ははっきりいって苦手。
そもそも、まず「動詞」という言葉がわからない!
ここから少しやり方を変えて、動詞を教えるときはカードを購入して教えました。
ママミーヤが購入したカードは、書店で購入したものです。基礎の動詞や前置詞、代名詞が書かれたカードがあり、並べ替えて文章を作ってみるゲームをしながら、動詞の役割を理解できるようにしてみました。
例文も簡単なので、動詞を始め、英語についての理解がより深まるはず。カードはおすすめです!
残念ながら同じものは見つけられなかったのですが、改めて探してみると視覚的に動詞を理解できるすばらしい教材がありました。こちらは、現在販売中のおすすめ動詞カードです。
他にも種類はたくさんありますので、お好みのものを選んでみてはいかがでしょうか?
おまけ情報:名詞も動詞も見て覚えられる絵の辞典
絵付きの英語辞典を持っておくと語彙も増えますし、見ているだけでもなんとなく楽しいです。
おすすめはCD付きのものです。かけ流し教材としても使えます。
こちらの辞書は名詞が中心ですが、CDの内容には動詞も含まれていますのでおすすめです。
英語習得でも「本を読む」ことは大事
こうした教材で学ぶことと並行して、英語の本を読み始めることをおすすめします。
はじめは簡単な絵本からでOK!よく理解できていなくても大丈夫。日本語で説明は無理にしなくてもいいと思います。
ママミーヤとミヤピーは近くの図書館で借りて来て読みました。洋書を扱っている図書館もありますので探してみるのもいいと思います。
一番いいのはCD付きの絵本です。ママミーヤは読み聞かせに全く自信がないのでCD付きをなるべく探しました。
おすすめの本は、また別の記事でご紹介しますね。
おもちゃではなく「教材」を
おうちでの英語学習は、今回ご紹介したような教材、あるいは本を使って、目的を持って楽しみながら教えていくことを心がけていくと良いと思います。
単に英語のおもちゃだから遊ばせておけば良いというだけだと何の成果も得られず成長もしません。親のアシストも必要な時期と考えて、教材を選んでみてくださいね。
次回もお楽しみに。
■執筆者プロフィール
ママミーヤ
フルタイムで働く1児の母。ワーキングママ×保育園児で塾に通うことなく小学校受験をパス。英語学習は子どもが0歳の頃から聞き流しを開始。小1で英検5級・4級に、小2で3級・準2級に、小3で2級に合格。現在準1級を目指し英語学習を継続中。連載【小1から英検チャレンジ】では、自宅でできる子どもの英語学習法を紹介しています。お受験の経験を綴ったコラムはコチラ→連載『お受験』はじめました!