もうすぐお正月。子どもたちの楽しみの一つに、お年玉をもらうことがありますね。お子さまにお金について、そしてお金をどう管理していくかを学ばせるのに絶好の機会です。お年玉をもらう前に、まずは「お金」について家族で話してみましょう。
お金は身近で大切なもの
パパママが一生懸命お仕事をしているからお金がある、ということを伝えましょう。そして毎日のご飯・おうち・何気なく使っている水や電気・身の回りのものすべてにお金が必要だとわかることが、ものを大切にしようというきっかけになるでしょう。
幼児期のお金教育は家庭の中で出来ることがとても多いです。お正月は子どもがお年玉をもらいお金を目にすることが多いので、この機会に「お金教育」に取り組んでみてはいかがでしょうか。
日本の「お金の種類」を覚えよう
小さいうちはそれぞれのお金の見分けが難しいので、「〇〇円ください」とコインを選ぶゲームをしてみてはいかがでしょうか。最初は「10円」などとコインの単位ごとに。そして慣れてきたら「120円」などといくつかコインを組み合わせられる数字にします。
身近なものでお金の感覚をつかもう
朝ごはんに食べたりんごは一個いくら?食パンはいくら?鉛筆は?と普段の生活の中でわかりやすいものからはじめるといいですね。一緒に買い物に行ったら、どうしてりんごによって値段が違うのか、などの疑問も出てくるかもしれません。お金だけでなく、多くの不思議に気づくようになります。
買い物ごっこでお金の役割を学ぶ
この流れを買い物ごっこを通して、体験させてみてください。おもちゃのお金や手作りのお金で、八百屋さんごっこ、ケーキ屋さんごっこなど子どもの興味に応じてやってみると良いでしょう。
「これください。」
「はい、いくらです。」
「ありがとう」
「また買いにきてね。」
これはコミュニケーションの良い訓練にもなります。
外国のお金、どんなものがあるの?
大きさや形、紙幣や硬貨の絵柄はそれぞれ特徴があり、見ているだけでもとても楽しいです。
ヨーロッパの多くの国はユーロになってしまいましたが、発行国によってデザインが違います。見たことのない文字が描かれているお金、日本の5円玉のように穴が空いているコイン、六角形のコイン、小さなお札など、お子さまにとってわくわくするポイントがたくさんあります。
海外旅行好きなパパママのお友だちに見せてもらったり、インターネットで探してみたりしてもいいですね。
お子さまがお金を実際に使える機会を与えてみましょう
お金には限りがあること、使ってしまったらなくなることを教えるために、お年玉などから1,000円だけ、などと決めて自由に使わせてみましょう。その中で何が買えるかを話し合って、パパママがアドバイスしてあげるといいですね。そして大切なのは「少し足りないから補助してあげよう」ということはせず、お金がなくなったら終わりだということを学べるようにしてみましょう。
貯金箱を用意して、お子さまが自分でお小遣いを貯められるようにして、少しだけでも「自分の」お金の管理を経験してみるといいですね。