2017年03月25日 公開

パンダだけじゃない!子どもと行く上野動物園の楽しみ方

日本を代表する動物園、上野動物園。ポイントを押さえて、子どもと一緒に楽しみ尽くす、上野動物園の歩き方をご紹介します。

日本を代表する動物園、上野動物園。ポイントを押さえて、子どもと一緒に楽しみ尽くす、上野動物園の歩き方をご紹介します。

1.キーパーズトークは必ずチェック!

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スマトラトラの迫力満点の姿が間近に!イベント時には、豪快にえさの肉を食べる姿が見られることも。
動物たちをただ見るだけでなく、何かアクションがあったほうが子どもにとって(もちろん大人にも)楽しいもの。そこで、ぜひチェックしてほしいのが、日々行われているキーパーズトークや、ボランティアガイドさんによるスポットガイドです。

カバが大きな口をあけてえさを食べたり、ゾウたちが飼育係さんとのパフォーマンスを披露してくれたり。マレーグマが「クマのプーさん」のように木登りをして、はちみつを舐める姿が見られたり。まさに「このときだけ」の楽しい動物たちの姿が見られます。

スケジュールと内容はその日によるので、着いたらまず園内の看板をチェックするか、事前にホームページで確認しておくとスムーズでしょう。

2.朝イチはとりあえずパンダ

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photo by Chiik!編集部
パンダはやはり欠かせないので、朝一番でとりあえず会っておきましょう。「今は混んでいるからあとで」と後回しにすると、見逃す可能性大です。

3.インパクト大!ゾウの水浴び

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子どもが大好きで、インパクトもあるのがゾウ。他の動物には見向きもしてくれない、という小さな子でも、ゾウさんの大きさには圧倒されるようです。上野動物園では、メス3頭とオス1頭が、スペースを分けて飼育されています。

見どころは、飼育場の中にあるゾウたちのためのプール。水に面した部分がガラスになっているため、水浴びをしたり、鼻から水を出したりするゾウの姿が間近に見られます。ゾウたちが水辺にいたら、ぜひ側面のガラス窓のほうへ回って観察してみてください。

4.ゴリラの家族にほっこり

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こんな姿に、「ゴリラのママも大変ね~」なんて気持ちになることも。(写真は2009年撮影)
実はパンダ以上に、上野動物園ならではの魅力といえるのがニシゴリラです。上野動物園は絶滅危惧種であるニシゴリラの繁殖計画に取り組んでいるため、国内外から多くのゴリラたちを集めています。現在は2017年4月で4歳になる「モモカ」を含め7頭ものニシゴリラを飼育。これだけ大きな群れが見られる動物園は、国内では類を見ないでしょう。

特に注目してほしいのは、群れのリーダーの「ハオコ」。「コモモ」と「モモカ」の姉妹のお父さんで、見た目はひときわ体格のいい立派なシルバーバック。この「ハオコ」を中心に、ゴリラたちの家族関係をぜひ観察してみてください。「ハオコ」が子どもたちと遊んだり、ときに娘たちにつれなくされてしゅんとしていたり、母親の「モモコ」を気遣ったり。人間の家族を見ているようなほほえましさがあります。

ちなみにこの「ハオコ」、イケメンゴリラとして人気となった名古屋市東山動植物園のゴリラ「シャバーニ」のお兄さん。ソース顔のシャバーニに対して、ややしょうゆ顔系?な「ハオコ」ですが、弟に劣らずイケメン&イクメンです!

5.移動はモノレールで

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上野動物園は東園と西園に分かれています。歩いても移動できますが、起伏もあるので結構疲れてしまいます。おすすめはモノレールを利用すること。大した距離もないのにもったいない、と思うかもしれませんが、このちょっとの距離が疲労度に影響するかも。もちろん、大好きな乗り物に乗れて子どもたちも大喜びです。

6.西園も広い!余裕のあるスケジュールを

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西園のアイドル、ハシビロコウ
ゴリラやゾウなどのスター動物たちがいる東園に対し、西園はちょっとツウ好み。でも、動かない鳥で話題となったハシビロコウの前で延々と写真を撮り続ける熱心なファンがいたりと、意外とハマってしまう人がいるのもこの西園です。レストランには東園にも西園にもあるので、東園を見た後にお昼休憩を挟んで、ゆっくり西園を回るといいでしょう。

7.森の妖精、コビトカバ

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え、ムーミン!? 表情もかわいらしいコビトカバ
カバ舎の隣にいる小さなカバたち。カバの子ども?……ではなく、コビトカバという別種です。カバの祖先の姿をもつ絶滅危惧種で、生息地でも妖精のような扱いをされる動物。全国的にも、コビトカバが見られる動物園はめずらしく、水の中で短い脚をパタパタと動かして泳ぐ姿などはかなりキュート。必見です。

8.まるで映画の世界!「アイアイのすむ森」

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「アイアイのすむ森」でくつろぐワオキツネザルの母子
2009年にできた、とても特徴的な施設。特殊な自然環境をもち、そこだけに住む固有種の動物がたくさんいる西インド洋・マダガスカルの動物を集めています。

不忍池にかかる浮き桟橋から、柵のない環境でのびのびと日向ぼっこをするワオキツネザルが見られるなど、大人もワクワクさせてくれる環境が魅力。日本で上野動物園にしかいない絶滅危惧種の「アイアイ」がたくさん繁殖していたりと、見どころも豊富です。

9.両生爬虫類館「ビバリウム」

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カメレオンが長~い舌を出してえさを食べるシーンも!
「時間がないからまた今度!」と後回しにされがちですが、実は面白いのがこちら。ジャングルの雰囲気を再現した館内に、めずらしいワニやカメたちがたくさんいて、水槽ごしに間近で見ることができます。ワニが豪快にジャンプしてえさを食べるところが見られたりと、キーパーズトークも頻繁に開催。ぜひチェックしてみてくださいね。

10.四季それぞれの楽しみかたを

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のんびりお昼寝中のアシカさん
動物園は行く時期によってもいろいろな楽しみ方ができます。気候が穏やかな春と秋は、体力のいる子連れ動物園にはベストシーズン。
特に春は動物たちがベビーラッシュを迎えるので、かわいい動物の赤ちゃんにも出会えるかもしれません。夏は暑くても元気な動物に元気を貰えますね。暑さに弱い動物も秋には活発になってくれるでしょう。冬はペンギンの行進など寒い時期ならではの楽しみもあります。
ぜひ1年を通じて上野動物園へ出かけてみてください。

【上野動物園】
開園時間/9:30~17:00
休園日/月曜日(月曜日が国民の祝日や振替休日、都民の日の場合はその翌日が休園日)、
年末年始(12月29日~翌年1月1日)
アクセス/JR上野駅(公園口)から徒歩5分

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