2017年12月18日 公開

0歳児の能力を引き出す!知育に効果的な絵本の選び方

「0歳の赤ちゃんは何もできない」と思っている方はいませんか?しかし赤ちゃんには生まれながらにして「学ぶ力」が備わっています。この力を引き出すツールの一つが「絵本」。では、0歳の赤ちゃんの知育には、どのような絵本を選ぶと効果的なのでしょうか?

「0歳の赤ちゃんは何もできない」と思っている方はいませんか?しかし赤ちゃんには生まれながらにして「学ぶ力」が備わっています。この力を引き出すツールの一つが「絵本」。では、0歳の赤ちゃんの知育には、どのような絵本を選ぶと効果的なのでしょうか?

0歳の赤ちゃんってどんなことができるの?

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赤ちゃんの脳の発達に大切なことは、「発達しようとする力」を上手に引き出すことです。では赤ちゃんの力を引き出す絵本には、どのようなものがあるのでしょうか?より良い絵本選びのために、まずは0歳児の成長の様子を確認しておきましょう。

見る力

生まれたばかりの赤ちゃんの視力は、0.02ほどといわれています。だからといって、大人のように近づくとよく見えるようになるというわけではありません。ピントのずれたカメラのように、つねに視界がぼんやりとした状態です。

そこから、徐々に色や形がはっきりと認識できるようになっていきます。1歳近くになると、立体を認識することも可能です。

聞く力

言葉を話すことができない赤ちゃん。しかし周囲の人の声はしっかりと耳に届いています。

赤ちゃんが聞きやすい言葉に、いわゆる「赤ちゃん言葉」があります。赤ちゃん言葉を使うことには賛否両論ありますが、赤ちゃん言葉にはオノマトペが多く、真ん中に長音や促音があるものが多いのが特徴。リズムが良く、赤ちゃんが聞きとりやすいのではないかといわれています。

また、赤ちゃんがわかりやすい語りかけの方法に、「ぺアレンティーズ」というものがあります。赤ちゃんに話しかけるときに、ワントーン声が高くなることはありませんか?これがぺアレンティーズというものです。具体的には、

・高い声で話す
・ゆっくりしたテンポで話す
・文と文の間をあける
・抑揚をつける

などの特徴があげられます。

この話し方が、赤ちゃんの言語の発達を促すのではないかと考えられています。絵本を読むときの参考にしてみてはいかがでしょうか?

7カ月まではシンプルな色・形の絵本がおすすめ

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赤ちゃんは、生まれたばかりのころは明るさの違いを見分けるのがもっとも得意です。生後2カ月までは白と黒の2色、その後赤と緑、4カ月ごろまでには青と黄色の違いがはっきりと認識できるようになります。

形は、まる、しかく、さんかくなど単純なもの。模様は、ギザギザ、とげとげ、しましま、ぐるぐるなど、特徴的でわかりやすいものが好まれるようです。

絵本を選ぶときは、単純な色、形で構成されたものがよいでしょう。絵が中心の絵本を選び、言葉が出てくる場合は、擬音や短い単語の繰り返しなどにとどめておいてください。

8カ月以降は文章にチャレンジ

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8カ月を過ぎると、立体や質感の違いを見分けられるようになり、認識できる色も増えます。言葉に興味を持つ子どもも増えるころです。

このころから、繰り返しの短い文章がでてくる絵本にも挑戦してみましょう。赤ちゃんの生活に密接する内容なら、より興味を持ってくれるのではないでしょうか。

また、指先を使ったり物をつかんだりすることも上手になってきます。触って感触を確かめることができるものなどもおすすめです。赤ちゃんが自分で触れるよう、壊れにくい絵本を選んであげましょう。

布の絵本もおすすめ

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絵本といえば、紙の絵本を思い浮かべることが多いかもしれません。しかし最近は、赤ちゃん用の布の絵本もたくさんあります。

布の絵本のメリットは、赤ちゃんが口に入れたり触ったりしても壊れにくく安心な点。また、赤ちゃんが楽しめる工夫が随所に施され、年齢や能力に合わせていろいろな種類があるところも布絵本の魅力です。触って感触を楽しむものや、ボタンやひも結びの練習ができるものまでさまざま。

ただ見るだけではなく、能動的に楽しむことができるので飽きにくいでしょう。

絵本で上手に力を引き出そう

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大半の時間を寝て過ごす赤ちゃん。しかし、生まれた直後から多くの能力が備わっているのです。赤ちゃんの能力に合った絵本を選ぶことで、その力をもっと引き出すことができるかもしれません。また、絵本の読み聞かせは、親子のきずなを深めるツールにもなります。絵本を上手に活用し、楽しくおうち知育をしてみてください。

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この記事のライター