一粒の種が地面に落ちたところから、芽がでて、茎がのび、大輪の花を咲かせるまでを描いた絵本。
ぐんぐんと大きく大きく成長していくひまわりが、リズム感の良い文章と力強い絵で表現されています。その文章がつくりだす音とはっきりとした絵に、子どもは夢中になって耳をかたむけてくれそうです。

そして、ひまわりの持つ生命力を感じずにはいられない、とても素敵な一冊です。

いもとようこさんの描くぬくもりのある絵。
その絵でつづられた、こねこのミャーとミュー、そしてひまわりのお話です。
太陽のように咲きみんなを笑顔にしてくれていたひまわり。夏の終わりが近づくとともに次第にみずみずしさを失い……。
最後にはどうなるのでしょうか。そして何を感じとることができるのか、お子さまと一緒に読みたい絵本です。

『ぴよちゃんとひまわり』は、いりやまさとしさんが描くぴよちゃん絵本シリーズの中のひとつ。優しくあたたかい絵が目をひく絵本です。
ぴよちゃんが見つけたひまわりの種。はじめは食べてしまおうと思うのですが……。
成長していくひまわりに、ぴよちゃんが何を思うのか。慈しむという気持ちを育てます。

こんなに小さな種から、どうやってひまわりは大きくなっていくの？
子どもが抱く自然な疑問に、この絵本ならきっと答えてくれるはずです。

根がでて、芽がでて、葉がでて、そして花が咲き種ができる。
優しく美しいタッチで描かれるひまわりで、その一生を知ることができます。

ひまわりは太陽を追いかける？東を向いて花が開くのはなぜ？葉っぱはどうやってつくの？油のしぼり方は？ひまわりについてのあれこれが詰め込まれた絵本。子どもの好奇心もきっと満たしてくれるはずです。
親子で読んで、一緒にひまわりを育ててみるのも楽しそう。
ひまわりが育ったら、絵本で紹介されている茎の笛などをつくって遊んでみてはいかがですか？

ぜひ夏にはひまわりの絵本で、お子さまとの楽しい読み聞かせの時間を過ごしてくださいね。