タイヤといえば、乗り物の部品……だけでなく、公園の遊具としても活躍しているのをご存知でしたか?中でも東京都・大田区にあるタイヤ公園(通称)は、広い敷地に端から端までタイヤだらけ。電車に乗ってわざわざ遊びに来るご家族も多いとか。連日大賑わいのその魅力に迫ります。
圧巻のタイヤ尽くしに感動の「西六郷公園」
ただ楽しいだけでない、このタイヤ公園の魅力を知育の観点から三つお伝えします。
タイヤ公園の魅力その1:自由な遊び方ができる!
それも、どんどん子どもたちが遊び方を発見していくのです。
息子も静かだなと思ったら、タイヤの模様の違いを観察したり、砂に写してみたり、お兄さんたちのマネをして、タイヤを積んでオブジェをつくったりと遊びを広げていました!
タイヤ公園の魅力その2:タイヤの歴史に思いを馳せる
西六郷公園のタイヤは、とにかく種類が豊富。「これって何のタイヤだろうね?」(質問している筆者も分かっていませんが)「随分大きいのに細いのもあるし、重たくてゴツくて分厚いのもあるね」なんていう風に話していると、「こっちは自転車かな?あれはダンプカーじゃない⁉」などと、子どもなりに考えはじめます。
帰宅途中もバスや工事の運搬車のタイヤをよく眺めるようになり、高速に乗ると喜々として外を走る車を観察。大げさですが、子どもなりに自分の研究テーマを見つけて、日々の生活の中でタイヤに注目しはじめました。
また、よく見るとヒビが入っていたり、端がつぶれていたりするタイヤも……。公園にやってくる前はどんなお仕事をしていたのか、どんなドラマがあったのか、お子さまと一緒に想像力を働かせて、さまざまなタイヤが経てきた歴史に思いを馳せてみましょう!
タイヤ公園の魅力その3:廃材も素敵なオモチャになる
試しにおうちに帰ってから、レゴブロックで公園づくりや、公園をテーマにお絵描きしてみてください。タイヤ公園を再現してもよいですし、内容はお子さまにお任せ。
今までよりも独創的で、大胆な作品ができ上がるかもしれません!
また、「たとえば牛乳パック公園があったらどんな感じかな?」「プリンカップで公園をつくるとしたらどんなのつくりたい?」などと話してみるのも面白いです。
今何か形にならなくとも、廃材がとびきり素敵なオモチャになる経験は、お子さまの中で熟成されていくのではないかと感じます。
おわりに
一部にタイヤを使った公園は時々見かけますが、蒲田のようにタイヤ尽くしは全国でもなかなか珍しいかもしれません。機会があれば、ぜひお出かけしてみてくださいね!
西六郷公園(通称タイヤ公園)
【アクセス】京浜急行「雑色」駅 徒歩約10分、京浜東北線「蒲田」駅 徒歩15~20分
*「蒲田」駅下車後 京急バス「仲六郷一丁目」が最も近く、徒歩約2分程度です。