2018年04月13日 公開

子どもの1人寝トレーニングはいつから?進め方のポイントとは?

いつの日か訪れる、子どもの1人寝。わが子の成長を感じたりさみしく思ったりと、パパママもさまざまな気持ちが交錯しますよね。1人寝トレーニングをはじめる時期や、スムーズに進めるためのコツなど、筆者の体験をふまえながらご紹介します。

いつの日か訪れる、子どもの1人寝。わが子の成長を感じたりさみしく思ったりと、パパママもさまざまな気持ちが交錯しますよね。1人寝トレーニングをはじめる時期や、スムーズに進めるためのコツなど、筆者の体験をふまえながらご紹介します。

子どもの1人寝はいつからはじめている?

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長男が1人寝をはじめたのは、小学3年生の終わりころ。それまでは筆者と同じベッドで、パパは別室で寝るというスタイルでした。学習机を購入し自分の部屋ができたことがきっかけで、長男自身の希望ではじめました。

筆者の周りでは、小学生になっても一緒に寝ている家庭が多かったですが、日本では小学校入学を機に1人寝をはじめるケースが主流だとか。一方、欧米では赤ちゃんのころから1人寝をはじめる習慣があるようです。

子どもの1人寝のメリット

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子どもの自立心が育つ

長男は1人寝をはじめるまで、筆者が毎朝起こしていました。1人寝をはじめてからは、自分で目覚まし時計をセットして、時間通りに起きるようになりました。

親から離れると、1人で眠るための方法を自分で見つけなければなりません。長男の場合は抱き枕が必須となり、親がいなくても安心して眠りにつけるようになりました。

子どもも親もよく眠れる

一緒に寝ていると、寝返りなどの振動で起きてしまったり、子どもの様子が気になって眠りが浅くなったりする場合があります。別々で寝ると、子どもも親も広いスペースでぐっすり眠れるメリットがあります。

親の自分時間が増える

一緒に寝る場合は、子どもによっては添い寝を求められる場合があります。子どもが寝付くまで添い寝をしたり、親も一緒に眠ってしまったりすることも……。1人寝をはじめると、寝付くまでの間に家事ができるので、親の夜の自分時間が増えます。

子どもの1人寝のデメリット

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子どもにさみしい思いをさせる可能性も

子ども自身が希望したわけではなく、家庭の事情や親の都合などで1人寝をはじめた場合は、子どもの心の準備が整っておらず、さみしいと思うかもしれません。どうしても1人寝をさせる必要があるのなら、日ごろからスキンシップを図るなど、十分な愛情を注ぐ配慮が必要になります。

夜中になにかあったときに気づきにくい

別々で寝ていると、子どもの急な発熱や咳込みなど異変に気付かない、または気づくのが遅れる可能性があります。長男の場合は1人寝スタートが小学3年生だったため、夜中に体調が悪くなったときは、筆者の寝室までやってくるので、それほど心配はありません。

小さい子どもの場合は、モニターをつけたり、ドアを閉めないで声が聞こえるようにしたりなどの対策をした方が安心です。

スペースの確保、経済面での負担

1人寝をはじめるためには、まず部屋の確保が必要です。さらに、子ども専用の寝具を用意しなければなりません。また、夏や冬には別室分の冷暖房費がかかります。

わが家の場合は、真夏や真冬は仕方ないとしても、涼感または発熱効果のある敷きパッドを購入して冷暖房費を節約しました。

1人寝トレーニングのポイントとは?

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まずは愛情を注いでから

親から離れて1人で寝るのは、子どもにとっては大きな一歩です。親からの十分な愛情を感じてこそ、踏み出せるもの。まずは、子どもに愛情を注ぎ、土台を作ることが大切です。愛情は心の成長を促し、自立心の芽生えをサポートしてくれます。

無理強いはしない

1人寝をはじめたいと、子どもから希望した場合が理想的です。もしくは小学校入学時や学年の進級時に、親から1人寝を促してみるのも一手段。ただし、無理強いをしないことが大切です。

また、共働きの家庭にとって、夜はスキンシップを図る大切な時間である場合も。周りの子どもがはじめたからと焦る必要はありません。

段階をふむとスムーズ

昨日まで一緒に寝ていたのに、急に1人で寝るのは子どもにとっては不安に感じることも多いでしょう。慣れるまでは添い寝をして、寝付いたら朝まで1人で寝かせるなど段階をふんだ方がスムーズです。兄弟がいれば、兄弟だけで寝ることからスタートしても。

わが家の場合は、長男の部屋がリビングの隣の和室だったため、ふすまを開けたままで、家事をしながら見守っていました。慣れてきたら半分だけ閉めるなど、段階的に進めました。

日中は活動的に過ごす

しっかりと体を動かして疲れた方が、眠りにつくのが早くなります。スポーツなどの習いごとや外遊びをして、活動的な生活を過ごしているとスムーズ。

1人寝をはじめるのは、梅雨や真冬の時期など、外遊びしにくい時期は避けた方が無難です。

ときには添い寝して安心感を

1人寝をスタートとしても、子どもは親と一緒に寝たいと感じるときがあります。筆者の長男も学校で嫌なことがあったとき、前日にこわい夢を見たときなどは一緒に寝たこともあります。いつでも親と一緒に、眠ることができるという安心感を持たせることが大切です。

最後に……

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子どもの成長のステップともいえる1人寝。自立心が育つメリットがある反面、さみしいと感じる場合も……。子どもの気持ちをできるだけ尊重し、家庭環境をふまえながら、無理なく進められるといいですね。

子どもと一緒に寝ていることが辛いと思うときもありますが、一時期のこと。1人寝がスタートするまでの貴重な時間ととらえ、大切に過ごしませんか?

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この記事のライター