「旧正月」というと中国の「春節」が有名ですが、中国以外にも東アジアの国々でたくさんの人々がお祝いします。また、日本にいても「旧正月」の盛大なお祝いを感じられる行事がありますよ。子どもに伝えたい!親子で楽しみたい!旧正月のいろいろをご紹介します。
「旧正月」はたくさんの国でお祝いされています
ちなみに2017年は1月28日(土)です。
中国や東アジアの国々では、「旧暦」を使ってお祝い事や宮中行事を今も行っています。
特に旧正月は盛大にお祝いし、新たな年のはじまりを身近な人たちと楽しむため、1週間ほどの休日を定めている国も多くあります。
中国のほか、韓国、ベトナム、タイ、マレーシア、モンゴル、などの国では町中がお祝いムードに包まれ、各地の風習を行います。
旧正月と言えば中国!盛大に祝います!
「旧正月」の期間である7日間ほどはお休みになり、家族で過ごすために故郷に帰る人たちで鉄道も大混雑です。中国の人たちにとって「旧正月」は非常に重要な行事です。故郷に帰るだけでなく、中国獅子やドラゴンのパレードが町に出て賑やかになります。
集まった家族でたくさんのごちそうを並べて食べたり、新年の始まりを盛大に家族とお祝いします。
日本と似ている!?東アジアの旧正月
まず、韓国では先祖供養の儀式の後、「トックク」という雑煮を食べ、親戚などに挨拶回りをします。
モンゴルでは日の出前にお参りをしてから、晴れ着に着替えて家族へ挨拶をし、親族で集まり過ごします。
また、ベトナムは金色や赤色の飾りや全身黄色の服を着たりすることが特徴的です。
タイでは10日間も祭典が行われ、昔はお清めのためだった仏様や年長者への水かけが今は豪快な水かけ祭りのようになっているそうです。
そして、マレーシアは町中を赤一色にし、縁起が良いとされるみかんを食べたり年齢に関係なくお年玉を配り、獅子舞のパレードも見られるようです。
それぞれの国々でいろいろな風習がありますが、日本と似ているところがありますね。
日本にいても旧正月のお祝いを体験できます
横浜中華街や神戸南京町では、旧正月の時期に現地の同じようにさまざまな催しや飾りつけを体験できます。お子さまと一緒に日本と似ているところや違いをおしゃべりしながら町を歩くのもきっと楽しいですよ。それぞれ、公式ホームページがありますので、ぜひチェックして訪れてみてください。そこでは異国情緒たっぷりで、日本とは違う風習を体験できること間違いなしですよ。
横浜中華街 2017春節
2017年1月28日(土)~2月11日(土)
【カウントダウンイベント】
2017年1月27日(金)深夜24:00頃
横濵關帝廟・横濱媽祖廟にて
【アクセス】
横浜高速鉄道みなとみらい線
元町・中華街駅 徒歩1分
日体大通駅 徒歩5分
JR京浜東北線
石川町駅 徒歩5分
関内駅 徒歩5分
[公式]横浜中華街の食べる・飲む・買う・楽しむが分かる!300店舗以上掲載!
神戸南京町 2017春節祭
2017年1月22日(日)、27日(金)、28日(土)、1月29日(日)
※プレイベントを含む4日間
【アクセス】
JR神戸線・阪神電車「元町駅」下車、徒歩約5分。
「阪急神戸三宮駅」下車、徒歩約10分。
地下鉄海岸線「旧居留地・大丸前駅」下車、徒歩約2分。
熱烈歓迎!南京町
行けなくても大丈夫!旧正月を絵本で!
著者 :ユイ リーチョン(文)/チュ チョンリャン(絵)/中由美子(訳)
出版社 :光村教育図書
中国の春節をテーマにした絵本をご紹介します。
賑やかで盛大なお祝いの様子とともに家族の交流と絆、故郷の温かさ、懐かしさを描いた作品です。
現地や中華街に行けなくても、お子さまと一緒に旧正月の風習やそこに込められた意味を知ることができるすてきな絵本です。ぜひ手に取ってみてくださいね。
それぞれのスタイルで旧正月を楽しんでみては?
日本でも横浜や神戸で体験できることができますので機会があれば、その盛大なお祝いを肌で感じてみたいものです。
また、中国の旧正月をテーマにした絵本もありますので、お子さまと一緒に旧正月の風習とともに家族や故郷のことを話してみるのもすてきです。
それぞれのスタイルで旧正月を楽しんでみてはいかがでしょうか。