子どもたちにも大人気のおもちゃ「ペグさし」。穴にカラフルなペグ(棒)をさして図形や絵を描いていくおもちゃですが、実は「知育効果もある」優れものなのです。今回は、ペグさしとその嬉しい知育効果や製品情報などをご紹介します。
「ペグさし」って、どんなおもちゃなの?
乳児期用から幼児期用のものまで、さまざまな種類のペグさしが販売されています。
指先の器用さや子どもの想像力を養う効果など、その知育効果が注目されている知育おもちゃのひとつです。
もともとはヨーロッパ諸国で幼稚園などの遊具として使われていたものですが、日本ではモンテッソーリ教育の教具として知られるようになり、現在のように広く親しまれるようになりました。
ペグさしの持つ嬉しい知育効果とは
・指先の器用さを養う。
・想像力を養う。
・発想力を養う。
ペグさしの特徴は、乳児から就学年齢の幼児まで年齢に合わせた遊び方ができることにあります。
それでは、乳児期、幼児期別にどのような知育効果があるかあげてみましょう。
(1)乳児期
・ペグをつまむ……指先の感覚の向上。
・ペグを、ちょうどいい穴に差し込む……ペグと穴の位置を把握する認識能力の向上。
※この時期はまだ高さや大きさを認識するのが難しいので、パパママがさりげなくサポートしてあげると良いですよ。
(2)幼児期
・ペグの色や形を意識して模様を描く……色、形、数、量の認識。集中力の向上。長さや高さの認識。
また、遊び慣れていくと、子ども自身が自由な発想でいろいろな遊び方を作りだしていきます。
つまり、決められたル―ルの中で遊ぶのではなく、子どもが自分で遊び方を作っていける「想像力をどんどん養える」知育おもちゃなのです。
Haba/ハバ社 ペグさし・大
サイズ:22×22cm(盤の大きさ) 本体盤:穴9×9個
セット内容:ペグ棒4色各22個、パターンカード4種付き
素材:ブナ
メーカー:Haba/ハバ社
優しい手触りの、木製のペグさしです。
ボードの穴が9×9と奇数になっているので中心を決められ、いろいろな模様や絵を作成できます。
4種類のパターンカードが付いているので、基本の遊び方を練習したら今度は自由に遊んでみましょう。
最初はペグをさすだけでも楽しいですが、だんだんいろいろな模様を描けるようになると、創作する楽しさも増えてきます。
ペグさしブロック HABA ハバ
メーカー :HABA(ハバ)
ブナの木で作られている、ペグさしにブロックが付いたバージョンです。
ブロックとペグを組み合わせて、立体的な遊び方が可能です。
赤ちゃんははじめのころ、高さや長さ、奥行きなどの空間を認識することが難しいものです。
ペグさしとブロックの相乗効果で、平面認識力だけではなく、立体的な認識力向上に一役買ってくれますね。
<ボーネルンド> ファンタカラー600
メーカー :ケルチェッティ(イタリア)
セット内容:ペグ約600個、ペグボード4枚、ペグケース4個、ボード接合パーツ8個
• パッケージサイズ:33×40×6.7cm
• 材質:ポリエチレン・ポリプロピレン
• 対象年齢:4歳頃~
こちらは、対象年齢が4歳以上の、自由なお絵かき感覚でペグさしができる製品です。
赤・黄・青など、さまざまなサイズのキノコ形のペグを白いボードにさして、模様や絵を描いていきます。
約600個のペグ、4枚のボード使っていろいろな作品を描いてみましょう。
兄弟やお友だちといっしょに遊んでみるのも楽しいですよ。
パパママが見たこともない、真剣な表情を見せてくれるかもしれませんね。