手の影が作り出すさまざまな形に「どきどきわくわく」心を躍らせ想像力を膨らませる影絵。「影絵遊び」は素朴でとても楽しい手遊びです。今回は、簡単にできる影絵アートで子どもと遊ぶアイデア集として、キツネなどの代表的なものをご紹介します!
影絵遊びの定番!片手で簡単にできる「キツネ」
片手で簡単に作れて、小さなお子さまもすぐに真似できるので、影絵遊びの取り掛かりには最適です。
最初に大人が作ってみせて、
「これ、何に見える?」
「人差し指と小指がお耳で、親指と中指と薬指が顔だよ」
「コンコンなく動物だよ」
と、お子さまに問いかけしてみましょう。
絵本などでキツネを知っているお子さまなら、「あの絵本に出てくる動物だよ」とヒントを出してあげれば「キツネ!」と元気のよい返事をしてくれることでしょう。
子どもたちも大好き「ウサギ」で会話を弾ませよう!
手の形を見ただけではウサギに見えませんが、影にしてみると不思議なことにちゃんとウサギに見えるのです。その違いがまた、子どもたちにとって、ワクワクする楽しい発見になります。
影を出す前に、「これ何の動物に見える?」と、問いかけてみましょう。
おそらく、「ウサギ」と答えられるお子さまは少ないかと思いますので、「ほら、お耳はどう? 長い? 短い?」などとヒントを出してあげましょう。
「ウサギ!」と見事答えられたら、たくさんほめてあげてくださいね。
颯爽と飛ぶ「ワシ」は羽を広げると「ハト」に変身!
手のひらを外に向ける形で組み、ピンと伸ばしている親指同士をからめるように折り曲げると、平和のシンボル「ハト」に変身してしまうのです。見た目は少しの違いですが、ハトだといわれればなるほど、立派なハトに見えてくるから不思議です。
「ほら、ワシさんが変身!なんの鳥になったか分かるかな?」
「ぽっぽっぽー!って鳴く鳥だよ」
そんなヒントを出してみてはいかがでしょう。お子さまの想像力を、どんどん引き出してあげてくださいね。
ちょっとレベルアップで「イヌ」にチャレンジ!
少し作るのが難しくなるので、最初は大人が作ってみせて、お子さまにも無理のない範囲で、少しずつ教えてあげてください。
完璧に作る必要はないのです。臨機応変に、想像力を膨らませながら「楽しく遊ぶ」ことが目的です。
イヌの口の部分は、指を開け閉めすることで、イヌが吠えているような演出ができます。
「イヌはなんて鳴くの?」
「ワンワン!」
そんな会話を楽しんでくださいね。
オリジナルの影絵を作ってみよう!
指を組んだり曲げたり、親子で大きな作品にチャレンジしてみるのもよいですね。どんどん想像力を広げて、親子で影絵アートの世界を楽しみましょう!
昔ながらの「影絵遊び」で、子どもの想像力を養おう!
ぜひ影絵遊びを通じて、親子の絆を深め、楽しい時間を過ごしてくださいね。