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偉人の生きざまに感動し、興味の芽を育てる「伝記」。なかでも著名な外国人の伝記は、グローバルな視点を持たせるためにも役立ちます。偉人伝というととっつきにくそうですが、漫画なら子どももすらすら読めるはずです。外国人の伝記漫画からおすすめをピックアップしました。
親近感のわく題材で伝記に興味を持つかも
著者 :中祥人(その他)、星井博文(その他)、ウォルト・ディズニー・カンパニー(監修)
出版社 :ポプラ社
ウォルト・ディズニーは、絵を描くことと人をたのしませることが大好きでした。その思いが、ウォルト・ディズニーの偉業の源となっています。彼の人生はすべてがうまくいっているようにみえますが、じつは成功までに数々のトラブルがありました。しかしそれらを乗り越え、成功をつかんだのです。
こういったディズニーの半生は、お子さまに「諦めないことの大切さ」を教えてくれるのではないでしょうか。
失敗しても頑張る勇気を与えてくれる
著者 :上川敦志(著)、小口 覺(シナリオ)、大谷和利(監)
出版社 :小学館
ジョブズはその豊かな発想力とともに、破天荒な性格もたびたび話題に。かなり自己中心的だったそう。1993年には、アメリカのフォーチューン誌による「米国で最も苛酷な上司」に名を連ねたこともありました。
この伝記は、ジョブズの才能あふれる素晴らしい一面に焦点を当てて描かれています。独裁者的な面はあまり描かれておらず、小さなお子さまにも伝わりやすくわかりやすいでしょう。どんな困難にぶつかっても前向きに努力し続ける姿は、お子さまに「失敗しても頑張る勇気」を与えてくれます。
愛と努力で苦難は乗り越えられる
著者 :加覧俊吉
出版社 :小学館
ヘレンケラーのように障害とまではいかなくても、誰にでもできないこと、苦手なことはあるでしょう。しかし「あきらめなければいつか克服できる」と、お子さまに勇気を与えてくれるかもしれません。お子さまが習い事や生活で壁につきあたってしまったとき、手渡してみてはいかがでしょうか。
好奇心を持つことの重要性を教えてくれる
著者 :吉田健二(その他)、前島正裕(監修)
出版社 :ポプラ社
一方でエジソンは学校になじめず、家で母親が勉強を見ていたことでも有名です。エジソンの好奇心を尊重する母の教育方針も、偉大な発明家を育てた要因となったのかもしれません。
「学校があまり好きじゃない」「勉強が苦手」というお子さまもいるでしょう。しかしエジソンの伝記は、学校の勉強がすべてではないと教えてくれます。知的好奇心を失わず、自分の気になることをとことん追求することが、才能開花のきっかけになるかもしれませんね。
戦争や平和について考えるきっかけに
著者 :中川徹(監修)、栗原清(漫画)
出版社 :集英社
ノーベル賞は、ダイナマイトを発明した科学者・ノーベルが生みの親。ダイナマイトが戦争などに利用された現状に心を痛めたノーベルは、「人類に貢献する発明をした人に賞を贈ってほしい」と遺言を残したそうです。
賞ができた経緯からは、戦争の愚かさや平和の大切さを学ぶことができます。ニュースでノーベル賞の話題が出始めたら、この本をそっとお子さまに手渡してみてはいかがでしょうか。
伝記は本当にあったことだからこそ心に響く
また伝記は、「努力をすることの大切さ」を子どもに伝えてくれます。パパママが「がんばるらなきゃ」と口酸っぱく言っても、なかなかお子さまの心には響かないもの。しかし本当にあった出来事をもとに書かれた伝記なら、お子さまの心に何かを残してくれるでしょう。
