2017年06月09日 公開

目からウロコ!久保田カヨ子式育児法とは?

テレビに出演し、脳科学を参考にした育児法を紹介して一躍時の人となった久保田カヨ子さん。その「久保田式育児法」は、これまでに3,000人以上の赤ちゃんを対象としてきた実績のあるカリキュラムです。目からウロコの久保田式育児法の一部をご紹介しましょう。

テレビに出演し、脳科学を参考にした育児法を紹介して一躍時の人となった久保田カヨ子さん。その「久保田式育児法」は、これまでに3,000人以上の赤ちゃんを対象としてきた実績のあるカリキュラムです。目からウロコの久保田式育児法の一部をご紹介しましょう。

久保田 カヨ子さんとは?

久保田カヨ子さんは、『0際からの育児法』をはじめ、数多くの教育に関する本を出版した教育評論家です。2009年10月に、『エチカの鏡~ココロにキクTV』という番組に出演したことで一躍有名となりました。1932年6月生まれで80歳を超える年齢でありながら、「脳科学おばあちゃん」の愛称で、主婦を中心に多くの方たちから親しまれています。
そんな久保田カヨ子さんが説く子育てメソッドは多岐にわたります。そのなかに「脳科学育児7か条」と呼ばれるものがあります。『エチカの鏡~ココロにキクTV』の中で紹介された、そのメソッドを順にご紹介しましょう。

「いない いない ばぁ」は飽きるまで

 (45886)

その1、オムツ替えのときには、必ず声をかけること。赤ちゃんは話せなくてもママの表情を見て、きちんと声を聴いているというのがその理由です。

その2、視線を集中させるために「いない いない ばぁ」は子どもが飽きるまで何度でもやること。視線を集中し、物事を期待して待つ行為は、前頭連合野を鍛えることにつながります。

その3、子どもが色彩感覚を身につけられるよう、なるべくカラフルな洋服を着せてあげること。たくさんの色を見て覚えることによって、色彩センスが育まれます。

以上のことは、子どもの喜ぶ様子などを見て、自然と実践しているパパママも多いことでしょう。

「だっこ」より「おんぶ」がおすすめ

 (45890)

その4、赤ちゃんをだっこするよりも、なるべくおんぶして親と同じ目線を体験させること。平衡感覚を養い、成長後の運動能力によい影響を与えます。

その5、「ぶーぶ」や「まんま」などの幼児語を使わないこと。幼児語を卒業するときに正しい言葉を覚えなおさなくてはならず、二度手間になるという理由からです。

その6、箸や鉛筆を使わせるときは、親が正しく使っている姿を何度も見せた後に持たせ、模倣による刺激を脳に与えること。このとき、子どもと向かい合うのではなく、子どもの後ろから手を回して、正しい使い方を見せてあげましょう。何度も正しい方法を見ることで、自然と使い方を覚えます。

その7、「どっちが好き?」と聞いて決断させる訓練をすること。決断する行為は、前頭連合野において最も重要な働きのひとつです。人生には小さなことから大きなことまで、決断する場面が数多くあります。その訓練を小さい頃からすることはとても大切です。

「だっこよりおんぶ」や子どもに選択させることなどは、つい親にとって都合のいいほうを選びがちですが、少し意識するだけで育て方も違ってくるかもしれませんね。

子どもは早く寝かせなくてもいい

 (45893)

一般的な育児書には、十分な睡眠をとり正しい生活リズムを身につけるために、子どもは夜9時までに寝かせましょうと書かれているものが多いですよね。しかし、久保田式育児法の考えは、仕事で遅く帰宅するパパと一緒に過ごす時間を作り、夜11時くらいまでに寝られればいいという大胆なもの。

寝るまでたっぷり遊んであげれば、子どもは自然と眠りにつき、起床時間も遅くならないといいます。これまで寝かしつけに苦労していたママも大助かりですね。

歯みがき嫌いを直すには?

 (45896)

多くのパパママが抱える子育ての悩みの1つは、歯みがきをさせてくれないことではないでしょうか。特に3歳頃までは歯みがきを嫌がる傾向が強く、毎日羽交い締めのようにして無理やりみがいているというママも少なくないでしょう。

久保田式育児法では、子どもに海苔ごはんを食べさせた後、口をゆすいでお茶碗に吐き出させます。さらに歯みがきの後にも同じことをさせます。すると、汚れが減っていると視覚に訴えることで、歯みがきに対する抵抗が少なくなるというのです。聞けばなるほどと思いますが、なかなか思いつく方法ではありませんよね。

「三つ子の魂」では遅すぎる!?

「三つ子の魂百まで」という言葉があるように、昔から、3歳までの教育が重要と考えられてきました。しかし、久保田式育児法ではそれよりもっと早く、歩き出す1歳頃までの教育によって、その後の脳の働きが大きく変わってくると考えています。

そしてこちらの書籍には記事内で紹介した子育てメソッドの他にも、子育て中のお母さん、お父さんの不安を吹き飛ばす言葉がたくさん載っています。さらっと読めるので、育児の合間にいかがでしょうか。

\ 手軽な親子のふれあい時間を提案中 /

この記事のライター