2017年06月21日 公開

イラストで解説!葉笛を吹いてみよう。作り方と遊び方

さわやかな新緑の季節、野原や山歩きが楽しい頃でもあります。野の樹木の葉を使って、葉笛に挑戦してみましょう。ちょっとむずかしいですが、音がなったときのうれしさは格別。「どんな音がするのかな?」という期待もふくらみますね。

さわやかな新緑の季節、野原や山歩きが楽しい頃でもあります。野の樹木の葉を使って、葉笛に挑戦してみましょう。ちょっとむずかしいですが、音がなったときのうれしさは格別。「どんな音がするのかな?」という期待もふくらみますね。

葉笛にチャレンジ!

葉っぱの選び方

常緑広葉樹の木がおすすめ。春から夏の若葉だと鳴りがいいようです。ツバキ、ヒサカキ、マサキ、カシ、モチ、ユズ、ナンテンなど。自然に感謝して使いましょう。なお、国立公園や植物園などでは葉をちぎらないよう、お子さまにもご留意ください。口にくわえる場合は、安全を確かめてからお願いします。

2枚の葉っぱを使った笛

葉っぱをたてに折り、2枚をはさみこみます。ツバキのようなやや厚めの葉っぱを使いましょう。
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両手でそっと持って、吹きます。くわえ方や吹き方を少しずつ変えて、口もとで葉がぶるぶると震える感触をつかみましょう。
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巻き笛

葉っぱをくるくると巻いて、くわえて音を鳴らします。あまり強く巻きすぎない方がいいようです。
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身近な素材で音を鳴らす

葉笛がむずかしい場合に、身近な素材を使って練習する方法もご紹介しておきます。口にくわえる感触や、息の吹き方などに慣れましょう。素材に息が当たって、震えることで音が出ます。そのメカニズムも参考にしてくださいね。

ストローを使った笛

ストローの先をつぶして、ハサミで切れこみを入れます。ストローはあまり細くないものをお使いください。
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ストローの切れこみを入れた方を、そっとくわえて吹いてみてください。舌は触れません。先の割れた部分のすき間をふさがないように。ここが閉じてしまうと、振動しないので音が鳴りません。ストローの位置や角度を調整しながら、音の出るポイントを探ります。息は肺からではなくお腹から出すとよいでしょう(腹式呼吸)。
※ストローは洗って、乾かしてから使いましょう。先の所で...

※ストローは洗って、乾かしてから使いましょう。先の所でケガをしないようくれぐれもお気をつけください。

ひも笛にチャレンジ

いらなくなった食品の袋(PE/ポリエチレン系)などを、きれいに洗い乾かしてから使います。ハサミで細長く切って、親指と手の平のふくらんだところで、しっかりはさみます。たるまないようにするのがコツです。
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親指を合わせてできたすき間に、口をつけて息を吹きこみます。舌は使いません。口のあて方や、位置、手の角度を少しずつ変えながら、音の出るポイントを探りましょう。ひもがたるんだら、しっかりとはさみなおしてください。
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音を鳴らすコツがつかめたら、ぜひ笹の葉などでも試してみてくださいね。

身体感覚から豊かな心を育む

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草笛や葉笛は舌を使わないでも鳴らすことができますが、コツをつかむまで少し時間がかかるかもしれません。まずはお家にあるもので吹き方を練習するとよいしょう。どうやったら音が鳴るのか、どんなふうにして音が出るのかなど、実際に試行錯誤しながら身体で知識を得ることができ、お子さまの世界も広がることと思います。

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この記事のライター