大学に進学するためには学力が必要ですが、ボランティア活動にも目を向けてみましょう。海外の大学入学審査ではボランティア経験も重要視されるもののひとつ。ここでは、入学審査の内容や評価のされ方、ボランティアの選び方など、気になる実情を紹介します。
ボランティア活動が海外の大学進学を後押しする
「社会に貢献する」ということを重要視するアメリカでは、大学入学審査の際にボランティア経験などの課外活動についても問われます。入学審査時点で優秀であることはもちろん大切ですが、将来よき社会人として伸びゆく人間であることを期待するためです。
そのため、アメリカの高校生はボランティアなどの社会貢献活動に多くの時間を費やします。あのハーバード大学においても、エリートとして社会に貢献することを奨励しているのです。
入学審査内容やボランティア活動の評価のされ方
入学審査内容
アメリカの大学の入学審査では、高校での成績や試験の点数、ボランティア活動をはじめとする学業以外の取り組み、そして人間性を示すためのエッセイや面接が評価対象となります。
ボランティアによって身につけたものが評価につながる
そのため、ボランティア内容にも主体性が見えることが大事。旅行会社などが企画する発展途上国への短期ボランティア旅行などは、ボランティア活動として認識されないケースも。
ボランティアを通して身につけた知識やスキル、社会性、規律、リーダーシップなどの幅広い能力を示すことが評価につながるのです。
ボランティアの選び方や取り組む期間は?
ボランティアの中身は興味のある分野がおすすめ
継続して取り組む姿勢が評価される
高校1年生からでもいいですし、もっと早い時期からもおすすめです。小・中学性が参加できる地域のボランティア活動などにも目を向けてみましょう。
所属したスポーツクラブでコーチの補佐を続けている、老人ホームで定期的に演奏会を行っている、手話を学びボランティアガイドを務めているなど、身近で継続できるボランティアに出会えるとよいですね。
ボランティアは国内の大学進学時にも重要
さらに2020年度に行われる大学入試改革では、学力のみならず、ボランティア活動、留学・海外経験、取得した資格や検定、表彰など、個人のもつさまざまな要素が加味されることに。
勉強以外の分野でもより一層主体性が求められるようになり、今後ますますボランティア活動などの社会貢献活動は重要視されていく方向です。
興味ある分野のボランティアに率先して取り組もう
ボランティア活動によって、よりよい人格の形成や心身を鍛えることは大学進学時に大きく評価されることはもちろん、親にとっては子どもの喜ばしい成長です。興味をもって継続できるボランティア活動を見つけ、将来性のある個性を磨いていきましょう。