小学校受験でよく出る季節の問題。花の名称や季節、食べ物の旬など、大人でも一瞬迷うような問題も多い分野です。これらを知識として身につけるには、家庭での取り組みはとても重要。保育園児にどのように教えていくかをママミーヤ家の例から考えてみたいと思います。
小学校受験の季節の問題、わかりますか?
みかん、なす、水仙の3つです。
大人でもちょっと迷ってしまいませんか?ママミーヤはすぐに回答できませんでした……。
季節の問題が出される意図
季節の移ろいを感じるポイントは気温だけではありません。
野に咲く花が変わりますし、木々の様子も異なります。
お店で売られる食べ物も変わります。
家庭で日々の暮らしの中に気づきを与えられているか?会話をしているか?など、季節の問題の正答率にはその家庭の様子・教育方針が透けて見えているのではないかとママミーヤは考えます。
長時間保育の保育園児が抱える問題点
ミヤピーは保育園に0歳から通っていました。朝7時30分から18時30分まで。忙しいときは20時30分まで預けていました。
もちろん保育園では季節を感じさせるためにさまざまな取り組みをしてくれています。イベントを行ったり、給食を通して旬のものを食べさせたり、お散歩に出たら草花の名前を教えてくれたりなどなど。
でも、自宅に帰ってから家族で話す時間は限られており、親が季節を意識した生活をすることはあまりありませんでした。
幼稚園出身の同級生ママたちから聞いた話
・幼稚園は早く終わるのでその後で一緒にお買い物に行き、お店で旬のものを選ぶように努め、食卓でもその季節にあった食べ物を食べる大切さなどを話してきた。
・旬の食べ物を一緒に調理して興味を持ってもらった。
・休日のお出かけのときには季節の行事を意識した行動を取るようにしていた。
・部屋に季節のお花を飾っていた。
・お正月などの季節のイベントは自宅の部屋飾りを子どもと一緒に作って飾り付けをした。(これは巧緻性の勉強も兼ねていたそうです(笑))
各家庭ごとにさまざまな取り組みをされていて、頭が下がりました。
しかし、やはり子どもと一緒にいる時間の長さが重要な部分も多く、ワーキングマザーと保育園児の場合はどう頑張っても太刀打ちできません。
時間のない保育園児は「ついで学習」がおすすめ!
わが家の取り組み―それはズバリ、「何かのついでに一緒にやる」です。
よくやったのは、保育園の帰り道に公園に寄って植物を一緒に調べること。ミヤピーと一緒に意識して探してみると、結構いろんな植物が身近にあることがわかり、親としてもおもしろかったです。
それから、忙しくて外で食事を済ませることも多かったのですが、外食でも季節の食べ物が入ったメニューを探してオーダーし、旬について話しながら食べるようにもしました。期間限定メニューに旬の食べ物が入っていることが多いですね。
遊びの中で強烈な体験をさせることも意識しました。例えばわが家の場合、夏に幼児が参加できるキャンプに行かせました。実際は私の仕事の都合もあったのですが、川遊びやスイカ割り、それからたくさんの自然に触れられて、ミヤピーは今まで教えてやれなかったことをたっぷりに身につけて帰ってきました。
非常に印象深い数日間だったので、夏らしい項目に関しては十分に身につけられたのではないかと思います。
わが家の季節の問題対策については以前記事にしているので、こちらも参考にしてください。
季節のお勉強について「『お受験』はじめました!」vol.8 – Chiik! – 3分で読める知育マガジン –
苦手分野の洗い出しと対策
繰り返してみると、ミヤピーが苦手なのは花の種類や特徴の部分と、イベントの順番についてではないかと感じました。
プリントに描かれているイラストはかなり精密に描かれたもので、植物や動物なども正確に表現されています。これをそのまま教材として利用しました。
プリントした花の絵を切り取り厚紙に貼ります。
裏には花の名前を書きます。
かるたのようにして遊んでもいいと思いますし、春夏秋冬に分けたシートを作ってどの季節の花なのか置く、という遊び方もできます。
イベントの順番というのは重要で、季節の問題の中でも頻出傾向があります。例えば、さまざまなイベントのイラストが並べられていて、「クリスマスの3つあとにやってくるイベントはどれでしょう?」といった、ちょっとひねった形で出題されます。
わが家ではイベントの順番を覚えるために、イベントのイラストを切り取って並べ替える遊びなどをやりました。
保育園児は時間を効率的に使うしかない!
ただ、ちょっとした心がけでスキマ時間にできることもたくさんあります。
・知識を入れる、体験させる
↓
・プリント学習をする
↓
・苦手分野を見つける
↓
・対策する
という流れを何度も繰り返していくと確実に点が取れるジャンルに変わるはずだとママミーヤは思います!実際、わが家がそうでした。季節のお花のことも、イベントの順番も、最後にはしっかり覚えていました。
たっぷり時間をかけたらいいということもないので、効率よく学習していきましょうね!
それでは次回もお楽しみに。