保育園で定期的におこなわれる保育参観は、園でのお子さまの様子を見ることができるチャンス。ただ見守るだけでなく、保育参観のねらいを知ったうえで行けば、さらに充実した時間になるはずです。参観中はどんなことをチェックすれば良いのか、また親の服装についてなどご紹介します。
保育参観とは
保育参観では、園で過ごす子どもたちの様子をありのままに見ることができます。「ちゃんと馴染めているか」「友達とはどのようにかかわっているのか」。普段はなかなか確認できない姿を見守ってあげてください。
保育参観のねらいと内容
・先生や友達とのかかわり方、集団活動に馴染めているか
・保育園と家庭での子どもの様子は違っているかどうか
集団活動のなかに入っているお子さまは、いつもよりも客観的に見ることができるはず。先生の指導や声かけに対して、どのような反応をしているかもチェックしてみましょう。家では見られなかった、思いがけない成長を発見できるかもしれません。
子どもの成長が感じられる
このバランスが崩れてしまうと大変。家庭が安心できる場でなくなってしまうと、子どもは逆に保育園で荒れたり問題行動をおこすようになってしまうでしょう。
「保育園ではおりこうなのに、どうして家に帰るとあんなにワガママなの?」と思わずに、その成長を喜んであげましょう。たっぷり愛情を注がれたお子さまは、保育園で集団生活を楽しみながら頑張っているのです。
親の服装はどんなものがいい?
基本的に、スーツやジャケットといった固い服装ではなく、いつもの服装で問題ないでしょう。とはいっても、派手な服装や露出が多いもの、だらしない服装はNGです。子どもと一緒にゲームに参加したり体操したりする場合もあるので、動きやすいパンツスタイルもおすすめです。
工作や粘土遊びに参加することもあるので、洋服を汚したくない場合は、エプロンを持っていくと便利ですよ。
心配な場合は、上の学年の先輩ママや保育士さんに訊いてみると安心です。
赤ちゃんクラスはこんな工夫も
子どもに気づかれないよう、メガネや帽子などの変装グッズを用意したり、親は教室に入らずにベランダからこっそり見学する園も。
3歳くらいになると子どもも落ち着いてくるので、そのような対策は0~2歳クラスで行なわれることがほとんどです。
思い出に残る保育参観に
そのときは、先生に普段の様子を細かく聞いてみてください。可能であれば、別の日に少しだけ保育園の様子を見る機会を作ってもらってもいいでしょう。
お子さまが成長していくたびに、保育参観での姿も堂々としてくるはず。いつか「はじめての保育参観ではあんなに泣いていたのに!」と素敵な思い出になるかもしれません。