2018年03月22日 公開

すきま時間の即席あそび④【ぶきっちょさんのためのいないいないばあ】

小さな子どもが喜ぶ即席あそびといったら、いつでも誰でもできる、いないいないばあ。でも意外なことに「いないいないばあが苦手」という声も……。もしかしたら、これを読んでいるパパママの中にもいらっしゃるかもしれない!現役保育士が、いないいないばあの極意(?)をお教えします!

小さな子どもが喜ぶ即席あそびといったら、いつでも誰でもできる、いないいないばあ。でも意外なことに「いないいないばあが苦手」という声も……。もしかしたら、これを読んでいるパパママの中にもいらっしゃるかもしれない!現役保育士が、いないいないばあの極意(?)をお教えします!

「いないいないばあが苦手なんです」

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「いないいないばあ」というと、多くの方が誰に教えられることなく、自然と楽しく遊んでいるかと思っていたのですが、意外にも「いないいないばあが苦手なんです」というパパママの声も……。

理由は「どんな顔すればいいかわからない」「後が続かない」とのこと。そんな悩みを聞いて、「なるほど~!」と保育士の私は目からウロコでありました。

いないいないばあは、実はいろいろなバリエーションで楽しめるんです!子どもの顔を見ながらすぐ遊べて、赤ちゃんからず~っとその先まで使える、ステキなふれあい遊びなんです。

後が続かないなんて言わせたくない!苦手意識は、もったいない!そこで今回、いろいろなバリエーションをまとめてみました。すでに楽しめている方は、バリエーション増やすともっと楽しくなり、またお子さまのご機嫌ナナメなシーンでも、ひと役かってくれるかもしれませんよ。

隠して出す。それがいないないばあ。

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隠して出す、それがいないいないばあです。何を偉そうに…と思うかもしれませんが、ここが大事なのです。

見えなかったものが見えるというのが、いないないばあの楽しいところ。どんな顔でもよいのです。面白い顔ができなくても問題ありません!

顔を隠して「いないなーい、ばあ!」とするだけ。表情を作るのが苦手な方は、子どもと目を合わせてパチパチと瞬きしてみてください。また、無表情から口角をちょっと上げるだけでも、変化が出ます。

隠れて出たら、目を合わす。これさえできれば、まずは基本のいないなばあを習得できたといえるでしょう!

いないないばあのバリエーション①

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基本を楽しんだら、今度は顔が出る方向を変えて遊んでみましょう。

顔を隠した手は、そのままに。上から「ばあ!」、横から「ばあ!」、下から「ばあ!」、斜めから「ばあ!」。セオリーどおりに出てこないだけで、子どもは大喜び。そんな顔を見たら、大人もうれしくなっちゃいますね。

手がふさがっている、隠すものがない……そんなときは目をぎゅっとつぶって、「ばあ!」で目と口を思いっきり開けるだけでも楽しくできますよ。顔をそらして「ばあ!」も、意外と子どもにウケます。

いないないばあのバリエーション②

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顔の筋肉が疲れてきたら、タオルやハンカチの出番です。

顔や手足にかけて、いないいないばあ!手だったら、タオルに隠した手の形をグーからチョキにしたりして、変化をつけたりしてみましょう。タオルをぐるぐる巻いて、「ばあ!」の前の間を延ばしても面白いですよ。

他にもおうちにある団扇や絵本などなんでもOK。顔を隠せるもので、いろいろ試してみてくださいね。

そして、アイテムを使うと子どもが触りたくなってきます。そうなったら、子どもにアイテムを持たせて、子どものタイミングでいないいないばあ!また、子どもに被せて、いないいないばあ!

いよいよ大人が疲れてきたら(笑)、そっとお気にいりのぬいぐるみに代わっていただくのもアリです。

ぶきっちょさんでも大丈夫

この記事を書きながら、ふと「表情豊かにするのが苦手というパパママの方が、普段とのギャップがあり、いないいないばあが盛り上がるような気がする!」と思ったのですが、皆さん、いかがでしょうか?

笑顔が苦手でも、大丈夫。表情がぶきっちょさんでも、大丈夫。お子さんと目を合わせて、「楽しいね~」と気持ちを伝えてあげてください。目を合わせて遊ぶことが、大切なんです!それができれば、もういないいないばあ免許皆伝です!

子どもが喜んでくれたら、やっている大人も自然と表情が変わってきます。もちろん、それが子どもの心や表情の発達にもつながります。

それに、大好きなパパママと顔を合わせて遊べることこそが、子どもにとっては、何よりうれしい時間になりますからね。

\ 手軽な親子のふれあい時間を提案中 /

この記事のライター

いわいざこまゆ
いわいざこまゆ

イラストレーター・造形作家です。7年間の保育士勤めを経て、主に保育の専門誌や書籍でイラストやまんがを描いたり、保育のための造形やアイデアを発表しています。現在も、近所の保育園に助っ人保育士として時折出没します。著書に「まゆ先生の保育な毎日」(世界文化社)「縫わずにできる手作り衣装BOOK」(メイト)「おりがみよくばり百科」(ひかりのくに/津留見裕子・池田かえる共著)他。鹿児島県出身。神奈川在住。