小さな子どもが喜ぶ即席あそびといったら、いつでも誰でもできる、いないいないばあ。でも意外なことに「いないいないばあが苦手」という声も……。もしかしたら、これを読んでいるパパママの中にもいらっしゃるかもしれない!現役保育士が、いないいないばあの極意(?)をお教えします!
「いないいないばあが苦手なんです」
理由は「どんな顔すればいいかわからない」「後が続かない」とのこと。そんな悩みを聞いて、「なるほど~!」と保育士の私は目からウロコでありました。
いないいないばあは、実はいろいろなバリエーションで楽しめるんです!子どもの顔を見ながらすぐ遊べて、赤ちゃんからず~っとその先まで使える、ステキなふれあい遊びなんです。
後が続かないなんて言わせたくない!苦手意識は、もったいない!そこで今回、いろいろなバリエーションをまとめてみました。すでに楽しめている方は、バリエーション増やすともっと楽しくなり、またお子さまのご機嫌ナナメなシーンでも、ひと役かってくれるかもしれませんよ。
隠して出す。それがいないないばあ。
見えなかったものが見えるというのが、いないないばあの楽しいところ。どんな顔でもよいのです。面白い顔ができなくても問題ありません!
顔を隠して「いないなーい、ばあ!」とするだけ。表情を作るのが苦手な方は、子どもと目を合わせてパチパチと瞬きしてみてください。また、無表情から口角をちょっと上げるだけでも、変化が出ます。
隠れて出たら、目を合わす。これさえできれば、まずは基本のいないなばあを習得できたといえるでしょう!
いないないばあのバリエーション①
顔を隠した手は、そのままに。上から「ばあ!」、横から「ばあ!」、下から「ばあ!」、斜めから「ばあ!」。セオリーどおりに出てこないだけで、子どもは大喜び。そんな顔を見たら、大人もうれしくなっちゃいますね。
手がふさがっている、隠すものがない……そんなときは目をぎゅっとつぶって、「ばあ!」で目と口を思いっきり開けるだけでも楽しくできますよ。顔をそらして「ばあ!」も、意外と子どもにウケます。
いないないばあのバリエーション②
顔や手足にかけて、いないいないばあ!手だったら、タオルに隠した手の形をグーからチョキにしたりして、変化をつけたりしてみましょう。タオルをぐるぐる巻いて、「ばあ!」の前の間を延ばしても面白いですよ。
他にもおうちにある団扇や絵本などなんでもOK。顔を隠せるもので、いろいろ試してみてくださいね。
そして、アイテムを使うと子どもが触りたくなってきます。そうなったら、子どもにアイテムを持たせて、子どものタイミングでいないいないばあ!また、子どもに被せて、いないいないばあ!
いよいよ大人が疲れてきたら(笑)、そっとお気にいりのぬいぐるみに代わっていただくのもアリです。
ぶきっちょさんでも大丈夫
笑顔が苦手でも、大丈夫。表情がぶきっちょさんでも、大丈夫。お子さんと目を合わせて、「楽しいね~」と気持ちを伝えてあげてください。目を合わせて遊ぶことが、大切なんです!それができれば、もういないいないばあ免許皆伝です!
子どもが喜んでくれたら、やっている大人も自然と表情が変わってきます。もちろん、それが子どもの心や表情の発達にもつながります。
それに、大好きなパパママと顔を合わせて遊べることこそが、子どもにとっては、何よりうれしい時間になりますからね。