普段は台所ゴミにしてしまう野菜のきれはしを使って、ご家庭で面白い実験をしてみませんか?水につけて置いておくと…あら不思議!ぐんぐん葉っぱが伸びてくるではありませんか。自然のパワーに驚かされ、家族みんなで喜び合える知育活動をご紹介します。
きれはしを育てる「再生栽培」とは?
容器はお皿や缶、トレーなど、ご自宅にあるもので大丈夫。お世話は1~2日に1回、水を替えるだけというお手軽なのがうれしいところ。捨ててしまうような部分でも十分楽しめ、お花は枯らしてばかりの筆者でも、無事育てられました。
伸びた葉は炒めたり、スープに入れたりして食べることもできますし、癒やしのグリーンは、インテリアとしてもおすすめです。
どんな野菜が使えるの?
また、同じように土に埋まっている根菜なら大丈夫。筆者も、大根、カブ、ネギ、ゴボウ、小松菜、玉ねぎ…と、いろいろと試してみました。子どもたちは楽しくなって、なんでも水に入れて飾るように。
スーパーでも「育ててみたいからアレ買って!」などと言い出す始末。順序が逆のような気もしますが、野菜に興味を持つきっかけになったのは大きな収穫です。失敗しても学びになるはず。ぜひ何でもやってみてくださいね。
家族みんなの話題にしよう
パパママがお仕事で忙しい場合など、親子で日々何かを共有し続けることは難しいかもしれませんが、その意味でも「きれはし育て」はおすすめです。トイレから出てきたパパに、「見たー???」と息子が駆け寄る姿には、ほのぼのさせられました。大げさでなく、親子で手を取り合って感動できることが醍醐味です!
もっと深めたいならこちらの本がおすすめ!
やさいはいきている~そだててみようやさいのきれはし~
著者:藤田智(監修)、岩間史朗 (写真)
出版社:ひさかたチャイルド
ずぼらなわが家では、2~3日に1度しか替えないことも多々ありましたが、腐敗が少ない秋冬にはじめたのがよかったのかもしれません。本を読んでからというもの、花も咲かせてみたい!実もならせてみたい!とすっかり引き込まれ、まだまだ、きれはし育ては続きそうです。
最後に:待つことの意味を教えてくれた再生栽培
親である筆者も、並べてみると個性が見えてくる野菜が人間の子どものように見えて愛おしくなり…。子どもの成長も、”水を与えたらじっと待つ”のがよいのかな、などと思うようになりました。
とにかく手軽で楽しいきれはし育て。親も子も、学びの宝庫ですよ!