2018年04月11日 公開

保育園の連絡帳は何を書けばいい?困ったときの内容例

ほぼすべての保育園で必要となる「連絡帳」。特に低年齢の場合、自由にコメントを書く欄が設けられていることが多く、「毎日一体何を書けばいいの?」と悩む方も少なくないようです。今回は保育園の連絡帳について、内容例や記入のコツなどをご紹介します。

ほぼすべての保育園で必要となる「連絡帳」。特に低年齢の場合、自由にコメントを書く欄が設けられていることが多く、「毎日一体何を書けばいいの?」と悩む方も少なくないようです。今回は保育園の連絡帳について、内容例や記入のコツなどをご紹介します。

保育園の連絡帳の目的

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保育園の連絡帳は、保育園で過ごしている子どもの様子を保護者に共有したり、家庭での様子を保育士に知らせ合ったりするためのノートです。

双方がそれぞれの生活の様子を把握することによって、子どもの成長や体調変化などに気付きやすくなり、協力して子育てを進められます。

また保護者が、担任の先生に伝えておきたいこと、子育てで不安に感じていること、園への質問や要望などを連絡帳に書くことで、限られた時間の中でも、適切に保育士と保護者がコミュニケーションを取れるようにという目的もあります。

保育園の連絡帳の書き方

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保育園の連絡帳の形式は、園や年齢によって異なりますが、一般的には次のような項目が設けられていることが多いようです。

お迎えに関する情報

お迎えに来る人や時間を書く欄です。登園後、仕事で迎えの時間が遅くなるなど、記載内容に変更がある場合は、早めに電話で保育園に連絡をしましょう。

朝の体温

朝起きたときの体温を書く欄です。毎日同じ時間帯に測ることで、子どもの平熱を把握できます。

感染症を保育園にまん延させないためにも、子どもの体調管理は一番大切です。毎朝忘れずに測って書くようにしましょう。

1日の生活リズムを時間軸で記録

0~2歳児のクラスによく見られる形式です。時間軸に沿って、食事や排泄、睡眠などを記録します。

保育園での生活についても同じように記録してくれるので、子どもが1日どのように過ごしたのかを一目で確認できます。

排泄の時間や回数

子どもの体調を知る上で、排泄の時間や回数を知ることはとても大切です。便秘ぎみだったり、逆にお腹がゆるかったりするときには、担任の先生に伝えておきましょう。

またトイレトレーニングがはじまると、トイレでできたかどうかを記録する場合もあります。

食事の時間や内容

何時に、何を、どの程度食べたのかを記録する欄です。授乳やミルクの回数、離乳食が進んでいるかどうかといったことから、食べ物の好みなども共有できます。

自由記入欄

家庭での様子や連絡事項を書く欄です。具体的にどのような内容を書くのか、次の項目でみていきましょう。

連絡帳の自由欄に書く内容と例文

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自由記入欄は、「子どもの様子」「通信欄」といった項目になっていることもありますが、基本的には書く内容に決まりはありません。決まりがない分、何を書けば良いのか悩んでしまうかもしれませんね。

特に伝えることがなければ空欄でもかまわない、という園もあるようですが、一言だけでも残しておくと、後々見返したときに子どもの成長や思い出がよみがえってきて楽しいものです。

何を書けばいいのか迷ったときは、以下で自由記入欄によく書かれる内容や、文章例を紹介していますので、参考にしてみてください。

前日の出来事

保育園から帰宅したあと家で起きた出来事を記録したり、週末どのように過ごしたかを書いたりします。保育士さんにとっては、子どもの様子を把握する情報源になり、「昨日家でこんなことがあったの?」と話を広げるのにも役立ちます。

【例文】
「昨日は近所のお友達と公園に行きました。どんぐりをたくさんひろって、うれしそうにしていました」
「昨夜は暑かったのか、寝つきが悪かったようです。お昼寝をたくさんするかもしれません」

当日の子どもの体調

保育園を休むほどではないけれど、子どもの体調で気になることがあれば、自由記入欄に記載しておきましょう。

朝、直接先生方に口頭で伝えても良いのですが、時間帯によっては担任の先生が不在だったり、申し送りがうまく伝わらなかったりすることもあります。文字にして残しておく方が確実です。

【例文】
「背中を虫に刺されてしまったようです。今日はかきむしり防止のためテープを貼っています」
「昨日公園のブランコから落ちて頭を打ってしまいました。元気で食欲もあり、夜もぐっすり寝ていましたが、保育園でも様子を見て頂けますと助かります」

子どもの変化や成長

小さな子どもの発達は目覚ましく、日々できることが増えていきます。子どもの変化や成長を記録して先生方と共有することで、一緒に子育てをしているという信頼感も生まれます。

【例文】
「昨日は上手にスプーンをつかってご飯を食べられました」
「最近は青色の服しか着たがりません。洋服へのこだわりが出てきたようです」

おもしろいエピソード

子どものかわいらしいしぐさや言動、おもしろいエピソードなども記録しておくことをおすすめします。先生方にも喜んでもらえますし、後ほど自分たちで読み返しても楽しいものです。

【例文】
「乗り物が好きなのですが、ヘリコプターがどうしても言えず、ヘコブルターになります」
「一週間の出張から戻ってきたパパの抱っこを全力で拒否していました。パパが泣きそうな顔になっていました」

子どもが好きなこと

子どもが最近好きなおもちゃや遊びも共有しましょう。先生方が子どもたちに話しかけるときの話の種になったり、保育園内での遊びの参考になったりすることもあります。

【例文】
「紐通しのおもちゃがお気に入りで、熱心にやっています」
「●●というアニメのキャラクターが好きで、よく真似をしています」

担任の先生に聞きたいこと、伝えたいこと

担任の先生への質問や、伝えておきたいことも、自由記入欄に書いてかまいません。連絡帳に返信を書いて頂けることもあれば、直接口頭でお返事頂くこともあります。

大したことではないからと遠慮せず、気になることがあれば早めに共有しておきたいですね。

【例文】
「朝、お母さんと一緒にいたいと大泣きすることがあります。園では元気に過ごしていますでしょうか?」
「●日から●日までは実家に帰省するため、保育園をお休みします」

子育ての疑問や不安

保育園での生活に限らず、子育て全般の疑問や不安についても、保育士さんが相談にのってくれます。

特にはじめての子育ては悩みが尽きないもの。例えば、子どもが不機嫌なときの対応方法など、改めて先生方を呼び留めて聞くほどではないけれど、アドバイスが欲しいときなどに、自由記入欄を活用すると良いですね。

【例文】
「最近夜眠ってくれません。保育園ではどのように寝かしつけをしていますか?」
「周りの子はもうトイレに行けるのに、うちの子はなかなかトイレトレーニングが進まず不安です」

園への質問や要望

園に対しての質問や要望を、自由記入欄に書くこともできます。

ただし、連絡帳は後々も残るものですし、大きくなったら子ども本人が見返すこともあるかもしれません。込み入った話やクレームについては、別紙で用意するか、保育園に用意されている意見箱などに投函するといった方法を検討してみてください。

【例文】
「子どもが昨日給食で出たあんぱんに大興奮していました。またぜひ献立に加えてもらえるとうれしいです」
「靴箱の位置が子どもには少し高いようです。子どもの手の届く場所に移動させてもらうことは可能でしょうか」

連絡帳をうまく活用するポイント

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連絡帳を十分に活用するために、保育園へ提出するものだからと、あまり構え過ぎないことが大切です。

前日に起きたことや先生と共有したいことを一行書いておくだけでも、保育士さんにとっては保育のヒントになり得ますし、保護者も読み返す楽しみが生まれます。

普段ママだけが連絡帳を書いているご家庭も、週末はパパが担当して書くというのも良いですね。子育ての一体感も高まります。

また、保育士の先生方に聞いてみたいこと、相談したいことがあったら、気軽に連絡帳を活用しましょう。

先生方も、子どもの親がどういった悩みを抱えているのか理解できますし、保育のプロの目線から、子育てのアドバイスをもらうこともできます。子どもが家ではできておらず不安なことも、「保育園ではしっかりできていますよ、安心してくださいね」と、励ましてもらえることもありますよ。

連絡帳を楽しみながら活用しよう!

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筆者は連絡帳を育児日誌の代わりだと思って書いています。できるだけ楽しい話をたくさん残しておきたいので、毎日「連絡帳に書くようなおもしろいネタはないかな」と、子どもを観察しています。

「うちの子がこんな愉快なことをしました」という話ばかりを書いていたら、担任の先生も保育園でのおもしろいエピソードを共有してくださることが多くなり、昔の連絡帳を読み返すたびに笑いがこみあげてきます。

連絡帳の活用方法に決まりはありません。筆者のように育児日誌のように使ったり、先生方との交換日記のつもりで書いたりと、楽しみながら十分に活用していきたいですね。

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この記事のライター