2016年10月12日 公開

夜間や休日のケガや体調不良に!小児救急電話相談を活用しよう

子どもが夜間や休日に体調を崩したり、ケガをしたりして慌てた経験はありませんか。そんなときに活用したいのが「小児救急電話相談」。#8000にダイヤルすれば、自宅での対処法や救急診療所へ行くか否か助言してもらえます。子育て世代に心強い小児救急電話相談を紹介します。

子どもが夜間や休日に体調を崩したり、ケガをしたりして慌てた経験はありませんか。そんなときに活用したいのが「小児救急電話相談」。#8000にダイヤルすれば、自宅での対処法や救急診療所へ行くか否か助言してもらえます。子育て世代に心強い小児救急電話相談を紹介します。

夜間休日に病気やケガ!小児救急電話相談を活用しよう

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最近「救急車の過剰な利用」や「休日夜間診療所のコンビニ受診」が社会問題になっています。たいした症状でもないのにすぐに救急車を呼んだり、救急診療所に行ったりする人が増え、本当に必要な人が利用できなくなるという問題です。

そうはいっても、かかりつけ医が閉まっている夜間や休日の子どもの急病やケガは心配になりますよね。そこでぜひ知っておくべきなのが「小児救急電話相談」。
これは夜間や休日、#8000にダイヤルすれば病気やケガへの対処の仕方や病院で診察を受けた方がいいかなどを医師や看護師に相談できるシステムです。

パパママは何が心配?よくある相談内容

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#8000にかかってくる電話のなかで、もっとも多い相談内容が「子どもの発熱」です。ある自治体の過去の調査では全体の40%を占めていました。はじめての子育てに奮闘しているパパママの場合、休日に起きた子どもの発熱にどう対応したらよいか、迷うことも多いですよね。

次に多いのが「嘔吐」です。単なる風邪にともなう嘔吐なのか、重い食中毒なのか、素人にはなかなか判断できません。そのようなときに小児救急電話相談を利用する方が多いのかもしれません。

ここがポイント!「利用上の注意点」

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小児救急電話相談を利用する際には以下の点に注意しましょう。

・利用できない時間帯がある
電話相談を受け付ける時間帯は自治体によって異なります。たとえば東京都の場合、受付は午後11:00までです(28年8月時点)。

・不要不急の相談はしない
相談内容のなかには、「鼻水鼻づまり」、「便秘」、「予防接種」といった例がよくあるそうです。小児救急電話相談の専用回線は一つだけという自治体がほとんどなので、不要不急の相談はしないよう心がけましょう。

子どもの急病は「パニックにならないこと」が大切です

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子どものケガや急病を目の前にして、パパママが心がけたいことは「パニックにならない」ということです。パニックを防ぐには「備えあれば憂いなし」です。

たとえば、

・できるだけ家の近所にかかりつけ医を確保しておく
・消毒法や止血法など応急処置の知識を身につける
・救命処置法は定期的に消防署などで講習を開催しているので積極的に参加する

などなど、パパママができることはたくさんあります。

日本小児科学会が監修した「子どもの救急HP」で、子どもの病状等に応じたシミュレーションをしておくのもおすすめです。 

小児救急電話相談は正しく利用しましょう!

「子どものケガや急病はなんでもかんでもすぐに119番!休日夜間診療所!」というのはいただけません。
ご紹介した小児救急電話相談の活用や、救命・応急処置の知識の習得など、パニックを起こさないためにできることを、今日から少しずつ実践していきましょう。

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この記事のライター