2019年04月16日 公開

シャドーイングとは?幼児期からはじめる英語学習法

同時通訳者のトレーニング法として有名なシャドーイング。やり方はいたってシンプルなので、子どもの英語学習法としても注目されています。こちらではシャドーイングの方法・効果についてご紹介。幼児期から取り入れられるシャドーイングの方法についてもまとめてみました。

           
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シャドーイングとは?

Keyboard Abc Alphabet - Free photo on Pixabay (136794)

「シャドーイング(shadowing)」という英語学習法を聞いたことはあるでしょうか。聞こえてきた英文を、shadow(影)のように追いかけて声に出す方法です。聞こえた英文の意味を考えずに、音楽を楽しむように言語を体験します。

音楽にはリズムとメロディーがありますが、これは言語も同じです。スピードや強弱の要素がリズムの役割、イントネーションがメロディーの役割を担っています。このことからシャドーイングは、リスニング・発音・リズム・イントネーション・スピーキングに効果的な学習方法として注目されるようになりました。

シャドーイングをやってみよう

Girl Young Student - Free photo on Pixabay (137148)

シャドーイングの方法はいたってシンプルです。「聞こえてくる英文を聞いたままに続いて声に出す」だけ。このとき以下のふたつのポイントに注意します。

・全文聞き終わるのを待たない(聞こえた音を追いかけて声に出す)
・正しい発音や単語の意味などは考えない(声に出して真似することが目的)

見込まれる効果は?

Little Girl Music Headphones - Free photo on Pixabay (136803)

シャドーイングを行うことで、以下のような効果を期待できます。

【リスニング】
シャドーイングは「聞こえた英文をそのまま声に出す」技法です。そのため当然ながら、聞き取るための集中力を使います。この訓練を繰り返すことによって英語のスピードに慣れ、聞き取る力の強化につながるでしょう。

【発音・リズム・イントネーション】
聞こえた英語の音を真似て声に出すため、自然と発音が良くなります。また英語と日本語とでは、リズムの取り方が別物です。発音が素晴らしくても、日本語のようなリズム・抑揚で英語を話すと、ネイティブにはなかなか伝わりません。ネイティブの話し方をコピーすることで、リズム・イントネーションをバランスよく養うことに役立ちます。

【スピーキング】
スピーキングは基本的に、話す相手とのキャッチボールです。そのため自分の英語が伝わらない・相手の話が聞き取れないことには成立しません。リスニング力や発音などが向上することで、着実にスピーキングに自信が持てるようになります。自信がつくことで、もっと話してみようという意欲につながるかもしれません。

幼児期から取り入れよう

Brothers Family Siblings - Free photo on Pixabay (136804)

お子さまのシャドーイング音声教材としては、「難しい単語や長すぎる文章は使わない」ものがベスト。「楽しく気軽に声に出せそう」と感じるような教材を使用することが大切です。周囲の人の真似をしたがる子どもには、とっつきやすい音声をかけ流すところから始めてみましょう。わかりやすい単語が出てくるチャンツなどもおすすめです。

CD付きの英語の絵本、ディズニー映画の字幕、ディズニー音楽などを使っても楽しく取り組めます。また、シャドーイングを気軽に行えるアプリも便利。ゲーム感覚で取り組めるため、気になる方は利用してみてください。

幼児期にシャドーイングが良い理由

耳の臨界期(9~12歳頃)前のお子さまは、母国語以外の音もしっかり聞き取れると言われています。そもそも英語と日本語では、音声周波数が大きく異なることをご存知でしょうか。英語では2,000~15,000ヘルツ、日本語では1,500ヘルツ以下です。数字だけを見ても大きく異なることがわかるでしょう。

音として耳に入ってくる振動は大脳が認識し、そこで言語として捉えるか否かを判断する処理が行われます。幼児期は特に、幅広い周波数帯を認識できる時期。母国語とは異なる周波数の音を聞き取るトレーニングには最適と言えます。

※ヘルツ(Hz):1秒間あたりの振動回数を表す周波数の単位

できるところからはじめよう

Adorable Boy Children - Free photo on Pixabay (136807)

シンプルながらも嬉しい効果が見込めるシャドーイングについてご紹介しました。2020年度から「大学入学共通テスト」がはじまります。英語は4技能(読む・書く・聞く・話す)測定となり、民間試験の導入が決定しました。

4技能のうち、多くの受験生が苦手意識や不安を抱くのはスピーキングの技能。話す技能の向上のためには、聞く技能も大変重要です。シャドーイングで音を正しく認識して、しっかりとアウトプットする力を培っていきましょう。

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