2021年03月01日 公開
パソコンで学習

【小1体験談】探究学舎グローバルは英語で学ぶオンライン授業!

探究学舎が7月から開講した探究学舎グローバル(TANQ GLOBAL)。オール英語で探究学習ができるオンラインクラスです。小1の息子が実際に受講した体験談を紹介します。

オンライン授業を受ける子ども

子どもたちの興味や好奇心を引き出す授業が受けられる探究学舎。教育感度の高いママパパたちの間で話題ですよね。探究学舎では、2020年7月からオールイングリッシュのオンラインクラスが始まりました。おうちバイリンガル学習を進める小1の息子が、7月から12月までの間、海洋生物編(Marine life)、元素編(Elements)、宇宙編(Universe)と探究学舎グローバルの全講義を受講しました。授業の質も高く、まるでインターナショナルスクールのような世界。今回は、探究学舎グローバルについて体験談とともにお伝えします。

探究学舎グローバルの授業内容や費用は?

探究学舎グローバル(TANQ GLOBAL)とは、探究学舎の英語版。そもそも探究学舎とはどんな教室なのでしょうか?探究学舎のホームページには、教室の特徴として次のような記述があります。

子どもたちが「好きなこと」「やりたいこと」を見つけることができるように、「もっと知りたい!」「やってみたい!」という興味の種をまき、ひとりひとりの探究心に火をつける、そんな興味開発型の学び舎です。

(引用:探究学舎 https://tanqgakusha.jp/ )

テストの点数や受験の合格を目的とすることなく、子どもの純粋な「知りたい!」「すごい!」というワクワク感を大切にしている授業を展開しています。コロナ禍による一斉休校の際、オンライン授業の無料化に一早く取り組んだ企業としても多数のメディアに取り上げられました。

そんな探究学舎が7月から開始したのがオールイングリッシュで進めるオンライン授業の探究学舎グローバルです。休校中から日本版探究学舎のYouTube無料配信授業に魅了されていたわが家。英語版開始と同時に、息子(小1)の強い希望で受講することとなりました。

[btn href=”https://www.tanqglobal.jp/” class=”btntext strong”]探究学舎グローバル[/btn]

探究学舎グローバルと英語教室の違いは?

講師陣も全員ネイティブ、授業も日本語のサポート一切なし探究学舎グローバルですが、一般的な英語教室とは大きく異なります。それは、「英語を学ぶ」のではなく、「英語で学ぶ」スタイルです。探究学舎グローバルでは、英語の表現や文法、単語を学ぶことを目的としていません。そのため、授業の内容をきちんと理解し、無理なく楽しむためには、対象年齢(小学生)以上のネイティブと同程度の英語力は必要です。ただし、「読み書き」についてはあまり求められません。「聞く」「話す」が可能であれば授業を楽しめます。

日本生まれ日本育ちの息子の英語環境はおうち英語のみです。英語力は英検4級に合格済みで、小1の間に3級合格を目指しています。英語での読み書きは始めたばかりですが、探究学舎グローバルの授業についていく英語力としては十分でした。他の生徒さんは、海外在住の日本人小学生と、インターナショナルスクールに通う小学生が多い印象でした。全編英語の授業ではあるものの、親の英語力は必要ありません。申し込みからzoomリンクの案内、宿題の送付や提出まで、全て日本語での記載があります。

どんな授業内容?

これまでの授業テーマは、海洋生物編(Marine life)、元素編(Elements)、宇宙編(The Universe)、人体医療(Human body and medical science)です。息子はこれら全てを受講しています。

1時間の授業が週に1回あり、授業後には任意参加の「ホームルーム」(約30分)と呼ばれる講師陣とのコミュニケーションタイムがあります。オンライン授業ですが、スクリーン上では講師と他の生徒の顔が見えるため、実際に対面で授業を受けているような感覚で受講できます。

授業を担当する講師陣は、メインの講師がネイティブ2名。その他にも複数のネイティブのスタッフが授業の配信をサポートしています。FacebookYou Tubeチャンネルもあり、過去の無料配信動画やイベントをチェックすることも可能。わが家もはじめはYou Tubeの無料配信動画を見て、受講することを決めました。時々、無料のライブ配信もしています。

気になる費用や受講までの流れ

受講費用は、6回で1万円。ホームルームも含めると約1時間半の授業が、1回1666円という計算です。「英語でサイエンスを学べる」という点と、充実した授業や宿題の内容を考えると、非常にお得な料金設定だと思います。

申し込みページに掲載されているpeatixという購入用サイトからクレジットでの決済が可能です。peatixには日本語の説明もありスムーズに進みます。申し込みが完了すると、授業前にzoomのリンクがメールで送付されてきます。

受講に必要なもの

探究学舎グローバルはzoomを使ったオンライン授業なので、パソコンとインターネット回線は必須です。授業では、動画や画像が多く使用されるので、スマホ環境のみでは受講は難しいでしょう。また、授業中にKahootというクイズツールを使います。クイズ用にもう一つ別の端末を用意するか、同一パソコン内でクイズに回答できる体制を整えることが必要です。

Kahootは、選択式のクイズにスクリーン上で回答すると、正解、不正解やランキングが表示されるツールです。筆者は、Kahootの準備に毎回慌てていました。別の端末で自分で回答する環境を整えてあげることが出来れば、問題はないでしょう。

探究学舎グローバルの体験談【宇宙編】

それでは、実際に小1の息子が受講した「宇宙編」の体験談をもとに、どのように授業が進められるかをお伝えします。

実際の授業の様子

zoomを使った授業では、動画や画像を使いながら講師が説明をしてくれます。この講師陣のテンションがとっても高く、冗談も炸裂!決して一方的な授業ではなく、生徒が手を挙げ発言する場面もあり、オンラインではありながらも双方向コミュニケーションがとれる臨場感溢れるライブ授業です。

授業の進め方

授業中は、基本的に生徒は発言のできないミュート設定にします。ただし、意見のある時はミュートを解除したり、チャットボックスに書き込むことで発言をすることができます。

講師が一人一人の小さな発言を逃さずキャッチし、「いいね!」「確かにそうだよね!」とタイムリーにコメントをくれるのも、子ども心にはうれしい仕組み。どんな発言や発表も、決して否定されません。息子も積極的に挙手をし、発表していました。

オンライン授業を受ける子ども

実際に授業で扱ったテーマ

11月から12月に受講した宇宙編で扱われたテーマは次のような内容でした。

・ガリレオ・ガリレイと望遠鏡の発明

・各惑星のサイズ

・天体観測

・天の川の構成

・様々な天文学者の発見した史実

・光の速さ

どれも決して教科書的ではなく、動画や画像を駆使した躍動感のある授業構成。笑いあり、驚きありで毎回あっという間の1時間でした。隣で見ている親も一緒に楽しめ、初めて知る史実に感嘆の声をあげたことも一度や二度ではありませんでした。親も子も夢中になる体験です。

宿題

授業後、メールで宿題のワークシートが送られてきます。次の授業の前にメールで写真を提出すると授業中に宿題の内容を共有してくれます。自分の作品を自分で発表したり、他の生徒の作品を見たりと、とても楽しい時間。1回のボリュームは5ページほどで、主に次の2種類の課題があります。

①作り方を参考に自分で作成し、各自でやってみる宿題
望遠鏡を作ってみよう!という課題は、牛乳パックと虫眼鏡を使った工作でした。息子は作り方を見ながらすべて1人で作成し、夜空の星を観察することに成功!その他には、夜空の写真を撮ったり、星座版を作ったり、太陽系のクラフトを作成したりと、工作好きの息子は毎回嬉々として取り組んでいました。

望遠鏡クラフト手作り望遠鏡

②ワークシートを埋めて提出する宿題

太陽系の惑星の頭文字から語呂合わせを考えてみたり、天の川の成り立ちのストーリーを自作したりと自分で考える内容。太陽・地球・月のサイズ感を身の回りのもので例えるなど宇宙への興味の扉が開くきっかけとなる工夫が盛り込まれていました。

オンライン授業の英語の宿題

授業終了後のホームルームと保護者会

毎回、60分の授業終了後に、講師陣と30分程度ホームルームの時間があります。ホームルームは、授業では触れられなかった生徒の宿題を振り返り、次の宿題の説明をしてくれる時間です。低学年、高学年、英語初級レベルの3つのレベルに分かれます。少人数制で、講師や他の生徒とのコミュニケーションがより盛り上がります。

また、受講期間中に一度だけ講師と保護者の交流会があり、授業の感想や子どもの成長、各家庭の取り組みを共有しました。普段の授業では子どものみの参加なので、他の保護者の意見や宿題の取り組み方などを意見交換でき、とても有意義でした。授業は英語のみで進行するので全く気がつきませんでしたが、保護者会に参加すると講師陣は全員バイリンガルということが判明。必要な保護者には日本語で対応してくださり、その流暢な日本語に驚きました。

探究学舎グローバルの効果や感想

探究学舎グローバルを通じて、息子の探究心に火が付いたことをはっきりと感じました。サイエンスへの興味が広がり、英語を単なるツールとして使いこなす海外在住の子どもたちの様子にも刺激を受けていたようです。

英語面での効果

正直なところ、英語を「聞く」ことが難しければ、講師の発言内容が分からないので授業への参加は難しいと感じます。しかし、日本で「英語を学ぶ」のではなく、「英語で学ぶ」ことのできる機会は大変貴重。英語力の問題さえ克服できれば、この上ない学びのチャンスです。同世代の海外の子どもたちがオンラインで一堂に集い授業を受け、英語で発表をするのは、日本にいながらインターナショナルな空間にいられるとても貴重な経験となりました。

日常英会話に支障のない息子ですが専門的な単語や初めて聞く言葉も多く、語彙が増えたのはうれしい成長です。例えば、ガリレオ・ガリレイという名前や惑星の英語呼称などはほぼ初めて耳にする言葉でした。日本のなかでは「英語ができる」と言って頂くことの多い息子。しかし、海外在住の子どもたちにとって英語は当たり前で、単なる1つのコミュニケーションツールです。

子どもたちは英語でドンドン発言し、笑い合い、講師に突っ込みを入れ、冗談を言います。日本の小学生よりも、積極的に講師やスタッフに絡んでいく様子を目の当たりにし刺激を受けたようです。英語を使って相手に何を伝えるか。息子がこれからも探究学舎グローバルで成長してくれることを期待しています。

学習面

身についた力は、英語で太陽系の衛星を惑星をスラスラ言えるようになったことだけではありません。火星の赤い色は鉄でできていること、歴代の火星探査機の名前など、大人でも知らないようなマニアックな知識を蓄えました。これは探究学舎グローバルの授業を通して、「知りたい!」欲が深まり得られた知識だと思います。授業が終わった後で、誇らしげに親に説明してくれる姿に成長を感じました。

さらに、一緒に受講した子どもたちの国籍や地域も様々であるため、海外の国や地域にも興味が広がりました。時差や気候の違いをリアルに聞くことは、純粋に驚きだったようです。

探究学舎グローバルはバイリンガル教育×探究学習の最強クラス

子どもの探究心に火をつけるなんて、一体どんな授業なんだろう?とはじめは興味本位で始めた探究学舎グローバル。その臨場感ある授業の魅力に引き込まれ、親も子もすっかりファンになってしまいました。さらに、宇宙に関する英語の本を集めたり、英語の動画を見たり授業以外の時間も息子の探究心へのサポートも心がけました。興味の幅が広がるようにJAXA相模原キャンパスや子ども宇宙科学館など、授業内容に繋がりそうなおでかけも楽しみました。

そのような家庭での取り組みも、授業中に発表することで、講師やクラスメートにに「いいね!」「すごい!」と褒めてもらい、息子の自己肯定感も高まったと思います。一歩先をいくおうち英語の取組みとしても、知的好奇心を育む場としても一石二鳥で最強のカリキュラムでした。

宇宙の英語絵本

 

 

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この記事のライター

みかん
みかん

2人兄妹の母。防衛大学校卒業後、幹部自衛官として全国各地で勤務。出産、育休後フルタイムワーママを経て退職。バイリンガル教育に関心が高く、我が子にもコスパの高いバイリンガル育児を実践中。インスタグラムではおうち英語のお役立ち情報を絶賛発信中。@mikan.edu.lab 趣味は器械体操。好きな場所は瀬戸内海。好きな言葉:Planned Happenstance。