幼稚園の入園に際して、公立と私立どちらにしようか考えたとき、気になるのはお金について。独自の教育方針を持つ私立幼稚園、のびのびとした環境で過ごせる公立幼稚園、それぞれの気になる料金の相場を調べてみました。幼稚園選びの参考にしてみてください。
幼稚園にかかる費用
公立の場合 年間平均約12万円
遠 足・見学費 2,031円
学校納付金等 13,825円
図書・学用品・実習材料費等 8,576円
通学関係費(通園のためのスクールバスや送迎費) 23,400円 その他
私立の場合 年間平均約32万円
遠足・見学費 3,895円
学校納付金等 43,000円
図書・学用品・実習材料費等 10,606円
通学関係費 33,791円 その他
保育料に関しては軽減措置も
たとえばきょうだいがいる場合やひとり親、生活保護世帯において、第3子の保育料は無料です。詳しくは、お住いの地域の市町村に問い合わせてみてください。
幼稚園に入るまでにかかる費用
公立の場合
私立の場合
私立幼稚園の補助金制度とは?
市町村民税所得割課税額(市区町村民税)によって、その金額を算定。保育料や入園料などの減免をしてもらえます(ただし、住宅借入金等特別税額控除の適用を受けている方は、適用前の額)。
申請方法は、4月の幼稚園入園後、申請書類が幼稚園を通じて6~7月ごろに配布されることが多いようです。各幼稚園が定める期日までに、お子さんが現在、通っている幼稚園に提出します。
各自治体で行われているため、詳しくはお住まいの地域の補助金制度をHP等でご覧ください。
幼稚園に入園するための条件とは?
保育園との違い
認定区分は、1~3号の3つがあり、たとえば住んでいる市町村から2号認定・3号認定の保育認定を受けると、保育園を選択できます。幼稚園を利用する場合は、「教育標準時間認定」(1号認定)を受けます。
認定を受けたからといって、従来の幼稚園利用と異なる条件が生じたりすることはありません。1号認定の場合、基本的に入園の内定した園を経由して手続きができます。
以下で、保育園と幼稚園の代表的な特徴を一部紹介します。
・3歳児から小学校入学までが対象
・幼児の保育・発達の助長が目的
・標準保育時間は4時間(延長保育がない場合)
・先生は幼稚園教諭免許状が必要
・先生の転勤がある
・お弁当の場合が多い
【保育園】
・0歳児から小学校入学までが対象
・保護者から委託された保育が目的
・所得状況によって保育料が変わる
・標準保育時間は8時間(~18時くらいまで)
・先生は保育士資格証明書が必要
・給食がでる
認定こども園も
幼稚園、保育園、認定こども園は、それぞれ異なる特徴を持つため、入園前に直接問い合わせるほか、プレ幼稚園の体験など入念なリサーチをしておきましょう。
幼稚園に入るための条件・資格
・公立の場合
学区が決まっているため、お住まいの地域が学区になっている園に入ることになるはずです。また公立は2年保育の場合が多いので、4歳児~5歳児であることが条件になります。
・私立の場合
住んでいる場所は関係ありません。幼稚園・小学校・中学校・高校・大学までのエスカレーター式の幼稚園などは、幼稚園以降の受験が免除されるメリットもあり人気です。しかし2歳児での幼稚園受験が必要な園もあるため、まずは合格が条件になります。
また私立には、入園料が必要なことや、高額な保育料の支払いについても念頭に置いておきましょう。3年保育が多いため、3歳児~5歳児であることも条件です。
2019年10月から「保育・幼児教育の無償化」
ただし認可外の保育所やベビーシッターなどの保育サービス、一時預かりは、毎月の限度額が定められています。うまく利用することで保護者の負担を減らせるよう、いまのうちから情報を集めておきましょう。