2022年09月12日 公開

小学生の英語学習の始め時は?いつまでやる?

習い事に受験に忙しい小学校生活。いつから初めて、いつまでどこまで英語学習を続けるのが良いのか悩ましいですね。本記事では子どもが小4で英検準1級に合格した経験から、小学校の間に取り組んだ英語学習の具体策を6つに分けてご紹介します。

英語だけではなくスイミングなどのスポーツや、そろばん・くもんなどのお勉強系の習い事など様々な選択肢があります。その中でどの程度の時間と労力を英語にかけるべきなのか見失ってしまう方もいるのではないでしょうか。

今回は小4で英検準1級を取得した子どもとどのように自宅で英語に取り組んだのか経験をもとにお話したいと思います。

小学生の英語学習、いつから始めるか?

この問いに対しては「なるべく早くから」とお答えしています。
できれば赤ちゃんの時からはじめるとあとがラクです。
何故ならば言語を身に付けていく過程において「聞く」量を多くすることは非常に重要なことだからです。

小学校就学前後は習い事の中に英会話が入っているご家庭も多いのではないでしょうか?
英語が話せることで学校や仕事の選択肢がぐっと増えることもあり、なるべく早いうちから英語を学ばようと考えるのは自然なことだと思います。我が家もそうだったのですが、当初は英会話教室に通わせることしか考えていませんでした。

しかし、途中から計画性を持って親が取り組まないと英語環境ではない日本国内で子どもが英語を習得することはほぼ不可能ではないかと考えるようになり、取り組み方を検討しました。

小学生の英語学習、いつまで続けるか?

低学年のうちにどこまで進められるかが一番大きな鍵です。なぜなら、中学受験を検討しているかしていないかが大きなポイントとなるからです。
中学受験は小3の2月から塾に入って勉強を始めるのが現在のスタンダードです。
学校は4月が学年のスタートですが、塾は2月スタートです。

1年生や就学前のお子様がいる場合、すぐに中学をどうするか考えられないことも多いでしょう。しかし中学受験の勉強を始めるのであれば英語に費やす時間はぐっと減ってしまいます。
そのため、4年生までに英語はある程度進めておくことをおすすめします。

小学校低学年時の英語学習の取り組み:2つのポイント

1.数値化された目標を立てる

語学学習は果て無く続くものなので、何らかの数値化された目標を持たないと難しいです。
数値化された目標としてオススメとして「英検」を挙げたいです。
英検は段階的に英語力をつけていくのにぴったりです。

2.英検4級取得を目指す

小学校低学年の間に英検4級を目標にするのが現実的な目標だと思います。
その理由をいくつか挙げると

●4級で中学中級程度の英語力を問われるので中学校に入ってからの学習が楽になるはず

●4級までは2次試験がないので筆記のみで比較的簡単に合格できる

3級以上になると1次試験を通過すると2次試験で面接をする必要があります。
4級までは家庭の学習だけでも十分に合格できるので自信がつくと思います。

●中学受験で英検の級によって優遇措置を取る学校がある

中学受験をする場合も、英検の級を取得していると加点されるなどの優遇措置が取られる学校があります。
英検のウェブサイトによると全国68校が入学試験に英検の取得級に対する優遇措置対応。
そのうち4級を取っている場合は46校が加点などの措置を取っています。

小学生の英語学習:実際に取り組んだこと6つ

娘が小4で英検準1級に合格するまでに、取り組んだことを6つに分けてご紹介します。

1.英語音源のかけ流し

できるだけ早くから英語を聞かせることをすると良いと思います。
聞かせる、となると子どもも退屈してしまいますので、家のBGMを英語にしておくことを続けていました。

どのようなものをかけ流していたかなど詳細は以前の記事に細かく書いておりますのでご覧ください。

2.テキスト教材への取り組み

教材はたくさん手を出さず、一つをやり遂げるのが大事だと思います。
Let’s GoなどELT(English Language Teaching)の教材が利用しやすいと思います。
ELT教材は英語を母国語としない人に対して英語を教えるための教材なので段階的に英語を身に着けていくのにぴったりです。

オススメの教材「Let’s Go」シリーズ

オンライン英語でもよく使われている有名な教材です。
洋書を取り扱っている書店で売られていることも多く、入手しやすいです。
少しずつステップアップしながら勉強できます。
また、音声や動画が無料でダウンロードできますので、音声データをそのままかけ流し教材として利用するのも良いと思います。

3.ピクチャーディクショナリーの活用

書店で英検学習用の参考書コーナーを見ると級に合わせた「単語本」が置かれています。
単語を覚えることは英語学習においての基本となる事ですが、子どもに単語本は無理です。まず字が読めません(笑)
最初はピクチャーディクショナリーでイメージをつかんでいくと良いと思います。CD付きのものも売っていますので、かけ流しながら絵本感覚で見ていくことをおすすめします。

4.フォニックス学習

アルファベットを覚えるときにフォニックスを同時に覚えていくと初見の単語も簡単に読めるようになります。

見て学ぶには starfall.com のようなインタラクティブなサイトがオススメです。

フォニックスの概要やオススメの教材などは以前の記事で紹介していますのでぜひご覧ください。

5.視覚的な映像コンテンツの視聴

日本語を混ぜながら楽しむ子供向けの英語番組もありますが、できたらオール英語の番組を当たり前のように見せると良いと感じています。
ディズニープラスの「ミッキーマウスクラブハウス」はおすすめです。
非常に簡単な英単語を使って話が進む。視覚効果もありわかりやすいのとセリフもとても簡単です。
ストーリーの中に色や形、数字など基本的な要素が織り込まれています。

以前記事でも紹介しましたのでぜひご覧ください。

我が家は存在を知らずに取り組みませんでしたが、就学前で文字を読むのが難しければ、英検Jrの教材もオススメです。
音声を中心に学べるのでオススメです。

英検Jr 公式ウェブサイト

6.英検過去問に挑戦

少し英語が読めるようになってきたら、英検の過去問をやってみると良いと思います。
英検を受験すると決めたら過去問だけで教材は十分です。
以前レビューした英検用の問題集もオススメです。過去問の前にやってみてもいいかもしれません。

親が目標を持ってやり抜くことが大事

小学生までの子どもは一人では学習できません。特に低学年の子どもが一人でコツコツと目標に向かって勉強するのは至難の業でしょう。
何を目標にするか、何を学ばせるかを決めること、そして継続は親次第です。

目標を決めてやることを決めたとしても、実際に英語を学習するのは子どもです。
子どもが無理のなくできる範囲で学習内容を決める必要があります。
あれもこれも、と手を広げたくなりますが、少ない教材を毎日継続させることが英語を身につけるコツだと今強く思います。
週1回1時間英会話教室に通うより、毎日かけ流しをするなど無理ない範囲で続けるのが一番です。

「勉強」という感じにせずできるだけ自然に取り入れる努力と工夫が必要です。
たとえばかけ流しをするときも聞かせるのではなく、BGMとして聞き流すだけでもいいと思います。

次回もお楽しみに!

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この記事のライター

ママミーヤ
ママミーヤ

フルタイムではたらくママ(時に数日にわたる徹夜あり)。 会社員から脱却し、フリーランスになるが前より忙しくなる誤算に悩む。 0歳から保育園に通う娘が一人。昨年、塾なしで小学校受験に挑戦して無事に入学。 0歳からの幼児教育・お受験の勉強を自宅で行うためのコツ・時間のやりくりなどをお伝えします!