2019年01月13日 公開
子どもが注射を嫌がるときの対処法は?パパママができる声掛け
子どもが産まれて2カ月頃になると、予防接種の嵐が待っています。このため物心がついたときには「注射は痛くて嫌だ」と覚えてしまうことも。それに伴い、パパママも予防接種のたびに苦労させられます。ここでは注射を嫌がるお子さまの対処法と、声掛けの仕方をまとめました。
子どもが産まれて2カ月頃になると、予防接種の嵐が待っています。このため物心がついたときには「注射は痛くて嫌だ」と覚えてしまうことも。それに伴い、パパママも予防接種のたびに苦労させられます。ここでは注射を嫌がるお子さまの対処法と、声掛けの仕方をまとめました。
注射の大切さを伝える
これはある程度、パパママの言うことを理解できるお子さまに対しての方法です。注射が嫌な気持ちは変わらないかもしれませんが、「必要だから」と我慢することを覚えます。お子さまが分かるように、できる限り簡単なことばで予防接種の大切さを伝えましょう。
・病気に負けない強い体になるよ
・病気にかかったとき、〇〇ちゃん(くん)が早く元気になるためのお薬だよ
・このお薬は、もしものときに病気と闘ってくれる味方だよ
注射の意味を理解できれば、お子さまも納得して頑張ってくれるでしょう。
ご褒美(楽しいこと)を用意する
頑張って注射を打ったあとに、ご褒美を用意するのも一案です。終わったあとは、一緒にスーパーに行ってお菓子を買ったり、ご飯をお気に入りのメニューにしたり。楽しいことが待っていると、つらいことも頑張れるのは、大人も子どもも変わりません。
注射のあとは、たっぷり一緒に遊んであげるのも良いでしょう。パパママと一緒に遊べるということは、お子さまにとって幸せな時間です。事前にどんなご褒美があるのか説明しておき、「〇〇のために頑張ってみようね」と励ましてあげてください。
おもちゃやぬいぐるみを活用する
普段お家で遊んでいるお気に入りのおもちゃや、人形を一緒に持っていけば心が落ち着きます。直前の待ち時間でも、遊んで待っていれば嫌がることは少ないはずです。注射の際も、お気に入りの人形に集中していれば泣く間もなくあっという間に終わります。
ただし事前に「注射はしない」などと嘘をついて、病院に連れて行くようなことは避けましょう。注射だけでなく病院嫌いになりかねないほか、子どもの心も傷つけてしまいます。「チクっとするけど、すぐに終わるよ」と正直に伝えるほうがベターです。
おもちゃで練習する
注射器や聴診器のおもちゃで、ごっこ遊びをして練習するのも手です。まずはお子さまを患者として、優しく流れを教えてあげてください。やり方を教えたら、今度はパパママと役割を交代。子どもに注射を打ってもらい「ちょっとチクっとしたけど、大丈夫だった!」と感想を伝えてみましょう。
「全然痛くない」というと嘘になってしまうので、言い方を柔らかく正直に伝えてみてください。そうすれば実際の注射も、ごっこ遊びの流れのように嫌がることなく受けられるかもしれません。
終わったら褒める
注射が終わったら、たっぷり褒めてあげましょう。できる限り内容は具体的に、「じっとしていて偉かったね」「頑張ってくれたから、すぐ終わったね」「泣かないで注射ができて、かっこよかったよ」など、お子さまの頑張る姿勢を評価します。
大好きなパパママに褒めてもらえることで、子どもは頑張ってよかったと思えるはずです。
お子さまの気持ちを考えてみよう
インフルエンザの予防接種の時期なら、親が先に打ってもらいお手本を見せるのも良さそうです。「自分が一番信頼しているパパママが大丈夫だった」という安心感が生まれ、お子さまもリラックスできます。
小さなお子さまにとって、注射は怖く見えて当然。だからといって、ごまかしたり嘘をついたり「泣いちゃダメ」と叱るのは避けてあげてください。「びっくりしちゃったときは、泣いてもいいよ」など、お子さまの気持ちを考えた対応を心がけましょう。