2018年05月20日 公開

花火を子どもと楽しむ際の注意点|使用期限・保管方法は?

家族で楽しめるおもちゃ花火。子どもと一緒に花火で遊ぶ際は、細心の注意が必要です。よくある「湿気による花火の変質」は、正しく保管することで防げます。「何歳から遊べる?」「使用期限はいつまで?」など、子どもと花火で遊ぶ際の注意点を確認してみましょう。

家族で楽しめるおもちゃ花火。子どもと一緒に花火で遊ぶ際は、細心の注意が必要です。よくある「湿気による花火の変質」は、正しく保管することで防げます。「何歳から遊べる?」「使用期限はいつまで?」など、子どもと花火で遊ぶ際の注意点を確認してみましょう。

花火を楽しむ前に

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家族で花火を楽しむには安全対策と周囲への配慮が必須です。燃えかす・ゴミを残さない、花火を正しく扱うなど、親がマナーを守ることは子どもの規範意識を育てることにつながります。事前準備をして、スマートに花火を楽しみましょう。

【花火をする前に準備するもの】
1.水の入ったバケツ
2.着火点と点火スイッチの距離が遠いライター
3.ろうそく
4.ゴミ袋
5.懐中電灯(後片付けのチェックにも便利)

人通りの多い場所や住宅街等は避け、十分な広さのあるひらけた場所で遊びましょう。時間帯にも注意し、遅くとも21時には後片付けを終えて撤収します。

1.手持ち花火の正しい遊び方・注意点

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手持ち花火は、線香花火・手筒花火などように直接手で持ち、手軽に楽しめるタイプ。間近で花火の美しさを感じられることや、「自分だけの花火感」が子どもに人気です。火花が広がりすぎないのもポイント。

持ち手がピストル型、キャラクターになっているものもあり、おもちゃ感の強い花火ですが、燃焼温度は1200~1500度と高温。過去には火花飛び散り・着衣着火による大火傷の事故も起きています。

手持ち花火の正しい遊び方を徹底し、子どもを事故から守りましょう。

手持ち花火の正しい遊び方

・ろうそくや線香など、固定された火種で火を着けること。ライターやマッチで直接点火するのは避ける。
・子どもに持たせる場合は、保護者が必ず付き添い、目を離さない。
・花火を持つ際は腕を伸ばし、体からしっかり離す。
・人、物に向けない。
・使用後は必ず水の入ったバケツに入れる。

子どもが一人で持てるのは何歳から?

手持ち花火を一人で持てるかどうかの判断基準は「パパママの注意を理解し、守れるか否か」です。2歳前後の幼児だと、自制心の発達はまだまだ未熟。注意を理解することはできても、守ることができない子どもも多いです。

親が近くで見守ることを前提に、一人で持たせるなら3歳くらいからが無難でしょう。「腕を伸ばし、体から離す状態」をキープできるまでは、年齢に関わらず、大人が付き添う必要があります。

2.打ち上げ花火、噴出花火の正しい遊び方・注意点

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おもちゃ花火のなかでも、火薬の量が多い打ち上げ花火や噴出花火。大きく広がる火花、勢いのある音……美しく迫力があり、子どもも夢中になるでしょう。

しかし打ち上げ花火・噴出花火の火薬が爆発するエネルギーには、”おもちゃ”を超える威力があります。大火傷・失明などの事故報告も少なくありません。

遊ぶ際には、突然の爆発や異常発火に備えて、周囲と家族の安全を確保できる十分な広さが必要です。噴出花火には15m四方、打ち上げ花火であれば20m四方以上の広さが望ましいと言われています。

また手に持つ、複数本まとめて着火する、発火しないときに着火口を覗き込むなどの危険行為は絶対にやめましょう。

打ち上げ花火、噴出花火の正しい遊び方

・手持ち花火と同様、火を着けるときは固定された火種を使う。
・子どもに点火させない。
・打ち上げ花火は風向きに気を配り、周囲の家屋・店舗等との距離を十分にとる。(過去にマンションの開いた窓から火種が入ってしまう事故あり)
・点火したら速やかに5m以上離れる。
・途中で火が消えた場合も、絶対に着火口を覗き込まない(過去に失明・大火傷の事故あり)。
・着火しなかった花火はすぐに水の入ったバケツに浸け、最低でも1日以上水に浸してから処分する。

3.花火に使用期限ってある?

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去年買い過ぎて余ってしまった花火、今年も使っていいのか悩んでいませんか。花火のパッケージを見ても使用期限は書いていないので、捨てどきが分からないという方も多いでしょう。

花火の使用期限は特に設けられておらず、業界基準としては10年間となっています。そのため保管状態が良ければ、前年度購入の花火も使って構いません。ただし製造日が新しい花火でも保管方法や気候条件によって、劣化・変質する場合があるため注意してください。

4.残ってしまった花火の保管方法

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値段も手頃で種類豊富なおもちゃ花火。子どもにせがまれて、ついつい買いだめしてしまうパパママも多いでしょう。余ってしまった花火は、できれば翌年にも持ち越して使いたいですよね。

年間を通して湿気の多い日本で、劣化・変質を防ぎながら花火を保管するにはコツが必要。適切な保管場所を選び、しまう前にひと工夫するだけで花火を湿気から守れます。

【保管場所】
火気がなく、風通しの良い場所がおすすめです。クローゼット・押入れは湿気がこもりやすいのでNG。

【保管方法】
花火を吸湿性の高い新聞紙でくるみます。その際、吸湿材を入れるとさらに万全です。

火薬・導火線が湿気ってしまうと、どんなに工夫しても火がつきません。湿気対策を徹底することで、来年も花火が楽しめるでしょう。

見落としがちな”煙害 ”風向きにも注意を

花火の種類によっては、大量の白煙・黒煙が発生することもあります。煙には化学物質が含まれているため、目にしみる、咳が出るなどのアレルギー反応を引き起こすことも。

一緒にいる子どもが吸い込むことを避けるのはもちろん、近隣住民への配慮が必要です。開いている窓から煙が入り、住民とトラブルになるケースもあります。花火を行う際は広さ・高さを十分に確保すると同時に、風向きに注意して楽しみましょう。

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この記事のライター

AOTANAOAO
AOTANAOAO

2015年よりライターと鞄・アパレル雑貨メーカーのWEBモデルの仕事をしています。Chiik!!では幼稚園入試、英語学童、インターナショナルスクール、親子で作れる知育玩具などの記事を執筆。 教育・健康・レジャー・ファッションなど、「日常生活がより豊かに楽しく送れる」ような情報記事を書いております。