2019年01月18日 公開
ベビーカー盗難被害に遭わないためには?対策法とおすすめグッズ
赤ちゃんとのお出掛けに欠かせないベビーカー。ところが昨今、ベビーカーの盗難被害が続出しています。まさか盗まれるとは思わず、自転車のように鍵をかける習慣もないことが原因です。こちらでは盗難被害に遭わないための工夫と、対策グッズを紹介していきます。
赤ちゃんとのお出掛けに欠かせないベビーカー。ところが昨今、ベビーカーの盗難被害が続出しています。まさか盗まれるとは思わず、自転車のように鍵をかける習慣もないことが原因です。こちらでは盗難被害に遭わないための工夫と、対策グッズを紹介していきます。
どんなベビーカーが盗まれやすい?
盗難被害に遭いやすいベビーカーには、以下のような共通点があると考えられています。「マニアックなメーカーのものだから」「おさがり(中古)だから」と油断しないようにしましょう。
1.人気の高いベビーカー
ベビーカーにも流行りがあります。人気の高いものは入手が難しく、希少価値も出てくるでしょう。このため転売目的で、人気のあるメーカー・デザインのものは狙われやすいです。
2.値段の高いベビーカー
購入時の値段が高いベビーカーは、オークションサイトやリサイクルショップでも高値がつきます。よって盗難に遭う確率も高めと言えそうです。
3.海外製のベビーカー
海外製のベビーカーは、おしゃれなデザインで高価なものが多くあります。オークションなどで高値で取り引きされるため、盗難の対象になるかもしれません。
4.装飾がされていないベビーカー
装飾品(ネームタグ・シールなどのデコレーション)が付いていないものだと、誰の所有物なのか証明が難しく、盗難に遭いやすくなります。盗難する側としては、装飾品を外す手間も省けて転売しやすいのでしょう。
5.施錠が何もされていないベビーカー
チェーンによる盗難防止をせず、本体のロックすらかかっていないものは、「盗ってください」と言っているようなものだと認識しましょう。「うちは大丈夫」と思わず、自己防衛意識を持つことが盗難による悲劇を敬遠します。
盗まれやすい場所とは?
テーマパーク
たくさんの人が賑わい、赤ちゃん連れのファミリーが多いテーマパークでは、ベビーカー盗難被害が後をたちません。最初から盗難目的でテーマパークを訪れている厄介者もいます。ベビーカー置き場には相当数のベビーカーが並んでいるため、取り違いも起きやすいでしょう。
テーマパークでは、一時貸し出しサービスを設けているケースもあります。盗難や取り違いの心配がある場合は、そういったサービスを利用するのも一案です。
保健センター・健診センターなど公共の場所
赤ちゃんが集まる公共の場所は、当たり前ですがたくさんのベビーカーが置かれます。「みんな置いているから平気」「公共の場所で盗難なんてありえない」。そんなちょっとした油断から、被害の対象になるかもしれません。
たくさん同じようなものが置いてあるからこそ、盗難をする人がいます。どんな場所でも「絶対に盗まれない」という保障はないと考えましょう。たとえ公共の場所でもロックはかけておきます。
自宅の敷地内(玄関先・庭)
自宅の敷地内だからといって安心はできません。できれば玄関内や物置に入れたいところですが、スペースの都合上やむを得ず玄関先に置くこともあるでしょう。このときはベビーカー本体のロックだけではなく、別売りの頑丈な盗難防止グッズをつけるなどの対策がおすすめです。
被害防止のためにできる工夫
1.目印をつけておく
ベビーカーを盗む目的として考えられるのは、「転売するため」「(盗んだ本人が)使用するため」の2択です。転売目的の場合だと、高値で取り引きできる「きれいなベビーカー」が欲しいはず。このため、凝ったデコレーションがされているものは敬遠される傾向にあります。
オリジナルのグッズやシールで飾る、あるいは装飾品をつけるのも良いでしょう。目印になるものをつけておけば、盗難防止に役立つだけでなく、たくさん置いてあるベビーカー置き場でも簡単に見つけ出せるようになります。
2.名前を書いておく
目立つところに名前を書いておけば、取り違いを防ぐことができます。盗まれる確率も下がることでしょう。ベビーカー本体に書いてしまうのも良いですが、抵抗があるならネームキーホルダーなどを活用してみてください。もちろん、本体とキーホルダーの両方を使うのが一番です。
3.盗難防止グッズを活用する
ベビーカーも自転車同様に、自己対策をしなければならない時代です。施錠されているか、されていないかでは盗む側の心理もかなり違います。持ち運びに便利なコンパクトタイプの盗難防止グッズも増えてきました。価格と機能の両面から、パパママが使いやすいものを選びましょう。
おすすめ盗難防止グッズ3点
盗難被害にあわないためには、盗難防止グッズをうまく取り入れることが大切です。ベビーカー専用のグッズはもちろん、自転車やバイクの盗難防止グッズならベビーカー卒業後も長く使えます。こちらでは、評価の高い盗難防止グッズを3点ピックアップしました。
商品名:Buggygear バギーギア ベビーカー盗難防止ロック Heart
販売元:Buggygear(バギーギア)
2台のベビーカーの車輪を結べば、2台まとめてロックが可能。お友だちとのお出かけでも安心です。ハートのモチーフが目立つため、たくさん停まっているベビーカー置き場でも見つけやすいでしょう。
最長130cmまで伸びるケーブルは、ボタンを押すだけで簡単に収納できます。赤ちゃんを抱っこしたまま片手でも操作できる、パパママに優しい仕様です。スマートフォンより小ぶりなサイズなので、持ち運びにも困りません。
商品名:Buggygear バギーギア ベビーカー用フック(ナンバーロック付き) buggyguard B-HOOK バギーガード Bフック BLACK ブラック
販売元:Buggygear
ワイヤータイプではないので、あまり太い柱などには付けることはできませんが、フェンスや手すり程度なら十分。コンパクトなので持ち運びに大変便利です。3桁の暗証番号でロックができ、普段はショッピングバッグなどをかけておくベビーカーフックとしても活用できます。
商品名:サンワサプライ eセキュリティ(ワイヤーリール式ダイヤル錠) SLE-11LN
販売元:サンワサプライ
4桁の暗証番号を設定できる防犯性の高さと、簡単に装着可能な使いやすさが魅力です。ワイヤーは約1.8mまで伸びるため、公園のベンチや木に繋げることもできます。バスや電車の移動時、ベビーカーの転倒防止に使うパパママもいるようです。ワイヤーは巻き取り式、片手に乗る小ぶりなサイズで持ち運びにも重宝します。
もし盗難被害に遭ってしまったら
万が一ベビーカーが盗まれてしまっても、泣き寝入りするには早いかもしれません。まずは警察に「盗難届」を出しましょう。このとき盗難に遭った日時や場所、状況、ベビーカーの情報などが必要になるため、焦らずメモをしておきます。
あるいは、ベビーカー盗難補償サービスを利用するのも一案です。購入時にサービスに加入していれば、盗難だけではなく故障でも補償を受けられることがあります。購入した際の保証書をよく読み、記載があればカスタマーセンターへ連絡してみましょう。
つねにできる限りの盗難対策を
ベビーカーは育児用品の中でも高価な部類に入ります。盗難に遭わないためにも、日頃から自己防衛に気を配らなければなりません。お出かけを悲しい思い出で終わらせないよう、グッズの活用も検討してみてください。もし被害に遭ってしまったら、早めの盗難届の提出をおすすめします。