春になると目や耳にする機会が増える「イースター(復活祭)」。日本でもだんだん定着しつつあるイベントですが、イースターの意味や習慣、楽しみ方など、具体的なことはあまり知らない方も多いのでは?季節や暮らしとも関わりのある「イースター」にスポットを当てて紹介します。
そもそもイースターとは?
時期になると、雑貨店やカフェなどでうさぎやカラフルな卵が飾られているのを目にすることも多くなります。
イースターは、「復活祭」と訳されることも多いです。
キリストが死後3日目に復活したことを祝う日で、キリスト教徒にとっては、クリスマスと同じくらい重要な祭日です。
復活が予言されているなかで実際に復活したことは、キリストが起こした数々の奇跡のなかでも最大のものとされているのです。
2019年・2020年のイースターはいつ?
原則として、「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」と決められています。
2019年の春分の日は3月21日で、その後の最初の満月の日は4月19日です。
その次の日曜日なので、2019年のイースターは4月21日の日曜日となります。
2020年は4月12日です。
なお、これはプロテスタント教会や英国国教会(聖公会)、ローマ・カトリック教会など西方教会における決め方です。ギリシャ正教などの東方教会では、算出方法は同じであるものの基準となる暦が異なることから、日付がずれることがあります。
イースターに欠かせないうさぎと卵
イースターのシンボルといえば、うさぎと卵。
これは、多産であるうさぎは古代より豊穣の象徴であり、カラフルなイースターエッグもうさぎが運んできたといわれているためです。
このことから、イースターでは、お祝いに集まった家族や友人同士でうさぎやイースターエッグをプレゼントとして交換する習慣が定着しているのです。
エッグやうさぎの形をかたどったチョコレートの中にプレゼントを入れて交換することも多いようですよ。
イースターならではの遊び
ゆで卵や卵料理が定番ですが、これは卵が「生命の誕生」を意味する重要なものとされているためです。
卵を使ったイースターならではの遊びも行われます。
家の中や庭にあらかじめ隠した卵を探す「エッグハント」やスプーンに卵を乗せて割らずに運ぶ速さを競う「エッグレース」、卵を割らないように転がして遊ぶ「エッグロール」などがあります。
いずれのゲームにも、イースター用にカラフルに色付けされたイースターエッグを使うので、華やかさがあります。
親子でイースターを楽しもう
キリスト教徒にとって最も重要な日であるということを踏まえたうえで、家族で楽しめるイベントとしてとらえるのも、ひとつの考え方です。
カラフルなイースターエッグも家庭で簡単に作ることができます。親子で一緒に作ってプレゼントやゲームに使ったり、インテリアとして楽しむのもおすすめですよ。ぜひご家庭でイースターを楽しんでみてくださいね。